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「受験鬱」はどう対処する?上手に心をメンテしよう!種類別の対処法や事前の予防方法などを解説

「受験鬱」はどう対処する?上手に心をメンテしよう!種類別の対処法や事前の予防方法などを解説

受験シーズンの間は毎日、長時間の学習に励む必要がありますから、様々なストレスに晒されてしまいます。

そのため、メンタルに不調をきたしてしまい、鬱病などの症状が出てしまうことも珍しくありません。

多感な時期にあり心理的にまだ不安定な現役生や、現役生よりも強いプレッシャーがかかりやすい浪人生など、境遇問わず誰でも大きなストレスに晒されますから、鬱病は他人ごとではないはずです。

そこで今回の記事では、受験期における鬱状態の種類や、「もしかして、鬱病かな?」と感じたときの対処法などをまとめました。

深刻化する「受験鬱」

冒頭でも触れたとおり、受験期間は誰でも大きなストレスに晒されてしまいます。

そして、このストレスが積もりに積もると、「受験鬱」を発症してしまうこともあります。

受験鬱とは、読んで字のごとく、受験にともなうストレスから発症する鬱病のことです。

厚生労働省の調査によると、近年10代の鬱病患者が急増しており、社会的な解決策の必要性が問われるようになってきています。

もちろん、上記10代の鬱病患者のすべてが受験鬱とは限りませんが、受験にともなう精神的な負担が要因となっている可能性は否定できません。

とくに、医学部受験は、ほかの学部の受験よりも激しい競争の中に放り込まれるため、メンタルへの負担がより大きくなる傾向にあります。

受験鬱には3種類ある

受験鬱に関するあらましは、先ほどお伝えしたとおりです。

しかし、実を言うと、この受験鬱は3種類の類型に別れており、それぞれ原因や症状が異なります。

一般的に鬱病の原因は、脳内の「セロトニン」と呼ばれる神経伝達物質の不足とされていますが、不足の原因と、不足からくる症状は、個々人で異なる類型が見られるというわけです。

そして、それぞれの類型に見合った対処法をしなければ、適切な治療に結びつけることができません。

そこで、こちらの項では、受験鬱へ対処するための解説の前段階として、各類型について解説していきます。

プレッシャー型の受験鬱

最初に解説するのは、「プレッシャー型の受験鬱」です。

プレッシャー型の受験鬱とは、文字どおり、受験生が過剰なプレッシャーを感じることで発症する鬱病を指します。

プレッシャーの要因には、色々なものがあげられますが、保護者からの期待や、試験の結果が振るわないことなどが主にあげられます。

また、現役生の場合、思春期の真っ只中ですから心理的にも未成熟で、少しのプレッシャーでも大きな抑圧感を覚えがちです。

そして、こういった類型の受験鬱で見られる症状としては、すぐに怒り出したり、不満を爆発させたりといったものが見られます。

また、受験生によっては家出を匂わせる発言をするなど、極端な言動をとることもあります。

モチベーション喪失型の受験鬱

次に解説するのは、「モチベーション喪失型の受験鬱」です。

このタイプの受験鬱は、何らかの理由で受験勉強のモチベーションを失くしてしまうことから発症します。

主だった理由としては、学業成績の不振であったり、誰かから否定的な言葉を投げかけられて、心が傷ついたりすることが考えられます。

このことから、自己肯定感が低い傾向にある人や、周囲からの刺激に敏感な人がかかりやすいのが特徴です。

そして、この類型の受験鬱であらわれやすい症状は、勉強を放り出したり、学校や塾、予備校などをサボりがちになるなど、周囲との衝突よりも勉強からの逃避行動などが多く見られます。

比較・競争型の受験鬱

最後に解説するのは「比較・競争型の受験鬱」です。

こちらのタイプの受験鬱は、名前のとおり、ライバルたちとの比較や競争が引き金となって発症します。

人間は誰しも自分と誰かを比べてしまう生き物ですから、ある程度の比較であれば通常の反応です。

むしろ、比較することで競争意識が高まり、受験により熱意を持って臨む人もいるでしょう。

しかし、受験生の中には他者との比較の中で劣等感が肥大化し、押しつぶされてしまう人もいます。

そうなってしまうと、自分を奮い立たせることができなくなり、無気力感などの症状があらわれてしまいます。

また、誰かと比べるたびに心理的ダメージを受けてしまいますから、交友関係を断ち切り、孤立化を深めてしまうケースも少なくありません。

受験鬱かなと感じたら?

受験鬱の3つの類型については、前述のとおりです。

それぞれ原因も症状も異なりますから、鬱病と感じた際には適切な対応で臨み、回復へつなげて行きたいところです。

こちらの項では、先ほど予告したとおり、受験鬱と感じたときの対処法について解説していきましょう。

ひとまず「充電」をしてみる

日本人は良くも悪くも真面目な人が多いため、精神的に苦しくても休憩することや休むことに、罪悪感を覚えてしまう人がたくさん見られます。

もしくは、休みを取り入れることで、「万が一、成績が落ちたら医学部受験に失敗してしまうかもしれない。そうなれば、親の期待に応えられない」などと感じる人もいるでしょう。

しかし、このような精神的な負担が、プレッシャー型受験鬱をもたらすことは、上記のとおりです。

そうであるならば、やはりどこかで休憩のタイミングを設ける必要があります。

もしも、休むまたは休憩というワードに抵抗感がある人は、「充電」という捉え方に変えてみてはいかがでしょうか。

プレッシャーなどを受けて消費したエネルギーを「充電」して取り戻すという発想に転換するのです。

便利に使っているスマホも充電しなければ、まったく動かなくなってしまうように、人間も充電しなければ、そのうち動けなくなってしまいます。

休憩を取り入れることに罪の意識を覚えてしまう人は、発想を変えてみて上手に心身のケアにつなげてみてください。

環境を変える

何度もお伝えしているとおり、受験におけるストレスの原因が、家族や友人関係などから発生していることもあります。

家族関係のストレスはプレッシャー型の受験鬱を招きますが、友人関係のストレスは、モチベーション喪失型や比較・競争型の受験鬱につながります。

いずれにせよ、充電期間を設けることで受験鬱から立ち直るケースもありますが、それでも改善しない場合は、思い切って環境を変えてみるのも一つの手段です。

たとえば、宅浪中の人であれば予備校での学習に切り替えることで、心理的な変化が生じ、回復につながることもあります。

「予備校に入ったら、ライバルだらけでかえって精神的に辛そう」と感じる方もいるかもしれませんが、きちんとした施設であれば、専門カウンセラーが心の健康にも親身に寄り添ってくれます。

そのため、個人で学習をしていたころよりも、快調なメンタルで勉強が進められることも十分考えられますので、ぜひ検討してみてください。

クリニックを受診する

受験鬱と感じたときの最も確実な解決方法が、クリニックを受診することです。

クリニックを受診することで専門家からのアドバイスが受けられますし、必要性があれば投薬治療も受けられます。

しかし、受験生の方の中には、薬を用いた治療に漠然とした不安を感じる人も、いるかも知れません。

しかし、きちんと安全性が示されており、国からも認可されている薬が使われていますので心配いりません。

ただし、鬱病の治療薬は個々人の体質で効き目が変化しますし、薬ですから当然、副作用のリスクも伴います。

そのため、受診の際には、主治医に現在の症状を事細かに話すようにしてください。

また、ご自身が希望する治療方針などがあれば、積極的に伝えたり、治療についての説明も求めましょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

上述のとおり受験鬱には様々な類型が見られ、さらに類型ごとに原因も症状も異なります。

また、多くの方がご存じのとおり一度、鬱病にかかってしまうと、回復までには数ヶ月単位の療養が必要です。

医学部受験のような競争の激しい争いでは、この数ヶ月という療養期間はあまりにも長く、ときとして致命傷にもなりかねません。

このことから、受験生の方の中には予備校を利用するとしても、メンタルケアが行き届いているところを選びたいと感じている方も、多いのではないでしょうか。

そういった方にうってつけなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は優秀な講師陣や優れたカリキュラム、そしてメンタルケア専門のスタッフを配置して、受験生をサポートしている医学部特化型の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾のサポート内容などについて紹介していきましょう。

適切なコーチングで導く講師陣

医学部の受験で勝ち抜くためには、膨大な量の学習時間が必要です。

当塾でも、受験生一人ひとりが志望校の合格を勝ち取れるよう、年間3,500時間もの学習時間を確保して指導しています。

しかし、このような数字を提示した場合、受験生ご本人はもちろん、保護者様の中にも、精神面に関する不安を感じる方もいるかも知れません。

たしかに、3,500時間もの学習時間は尋常な量ではありませんので、懸念してしまうのも無理もないことでしょう。

しかし、当塾ではコーチングに優れた講師だけを採用して、受験生それぞれの特性に合わせて学習を進めております。

適切な褒め方、適切なチャレンジのさせ方、適切なトラブルへの対処の仕方など、学習指導と合わせた様々なトレーニング法で、無理なく伸び伸びとした成長を促します。

当塾で学んでいただければ、メンタル面での不調を抱えることなく安心して学習を進められますので、どうぞ私たちにお任せください。

心の健康を保つための専属カウンセラー

心の健康を保つためには、人とのかかわりがとても重要です。

孤独な状態では、悩みごとがあっても誰にも打ち明けられませんから、精神は病んでいくばかりでしょう。

最悪の場合、重い鬱病を発症し、一年間の受験シーズンを棒に振ってしまう可能性も否定できません。

そこで、京都医塾では、受験生のみなさんの心の健康を維持するために、上級カウンセラーやADP認定メンタル心理カウンセラー®など、メンタルケアの専門スタッフを配置しています。

受験にまつわる不安以外にも、生活面などプライベートな不安でもきちんと相談に乗り、全力でフォローしますのでなにも心配いりません。

三者面談を通じて保護者様のメンタルもケア

受験シーズンにおいて不安を抱えてしまうのは、なにも受験生ご本人だけとは限りません。

ときとして、保護者様も強い不安感を抱くこともあります。

大切なご子息・ご息女の将来にかかわることですから、どんな親でも心配をするのは当たり前のことです。

そこで京都医塾では節目に合わせて年に5回、三者面談を行ってお子さまの状況を、保護者様に事細かく報告しています。

学習の伸長具合や生活面に関すること、精神的・身体的な健康状態など納得ゆくまでご説明して、保護者様のお気持ちにも徹底的に寄り添いますので、安心してお子さまをお預けください。

まとめ


受験鬱には、プレッシャー型やモチベーション喪失型など様々な類型が見られ、さらに類型ごとに原因も症状も異なります。

また、多くの方がご存じのとおり、一度鬱病にかかってしまうと回復までには数ヶ月単位の療養が必要です。

医学部受験のような競争の激しい争いでは、この数ヶ月という療養期間はあまりにも長いため、受験失敗のリスクにもつながりかねません。

このことから、受験生の方の中には予備校を利用するとしても、メンタルケアが行き届いているところを選びたいと感じている方も、多いのではないでしょうか。

そういった方にうってつけなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は優秀な講師陣や優れたカリキュラム、そしてメンタルケア専門のスタッフを配置して、受験生をサポートしている医学部受験、特化型の予備校です。

当塾のサポートに任せていただければ、メンタルケアを徹底して行いますから、受験鬱とは無縁の状態で試験本番に臨めます。

そして、メンタルが快調であれば、あなたの力をすべて出し切ることができますので、必ず合格の切符を勝ち取ることができるでしょう。

本気で医学部合格を目指す人には、万全のメンタルサポートで評判の京都医塾がうってつけです。

資料請求やメール、電話での各種お問い合わせは随時受付け中ですので、当塾に関心を持たれた方はお気軽にご相談ください。