私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「獨協医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“獨協医科大学医学部”の受験を考えている方
・“獨協医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
獨協医科大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
全体としてそこまで難問奇問が出題されているわけではありませんが、とにかく分量が多い。そこにどのように対応するかが最大のポイントです。第2問、第3問をできるだけ素早く終わらせ、第1問A・Bに時間をかけるのがセオリーかと思いますが、第2問B・Cは苦手意識の強い人もいるかもしれませんので、そこを後回しにするやり方も考えられます。「自分が一番点を稼げる(はず)の問題」に時間をかけることを意識してみて下さい。
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数学
ベクトルの出題は無かったものの、全体的な構成としては例年通りのセットと言えるでしょう。随所で述べているように、時間との勝負になるので、難しく感じる問題や時間がかかると判断した問題は、どんどん飛ばしていきましょう。ただし、途中で詰まったときに、その後ろを全て諦めるのは危険です。1つ飛ばしても、その後が埋まる可能性は十分ありますので、1点でも多く稼ごうとする気持ちを忘れないようにしましょう。
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化学
知識を問う問題は基本的な問題が並ぶ中、一部に律速段階などの発展的な知識が見られた。また、計算問題も第3問の問5のような基本問題から第5問の問2のような応用的な問題まで、難易度が幅広く出題されています。制限時間的にも余裕はないので、解ける問題から確実に解いていくといった戦略が求められる問題構成でした。
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生物
最大の特徴は問題が多いことです。大問の数は5問ですが、それぞれがA、B・・と2または3の部分に分かれています。各部分の内容には連続性が無いので、解きやすいものから素早く解いていく必要があります。時間管理が要求される問題だと言えるでしょう。反面、問題の難易度はそれほど高くないので、同じ形式の問題を練習しておくことで比較的簡単に高得点が達成できるでしょう。
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物理
例年、難易度は標準~やや難程度で統一されています。また、難問・奇問の類いはなく、それほど煩雑な数値計算もありません。2022年度も、この通りの出題でした。しかし、「旧帝大レベルの受験生」にとっての典型題について、そのエッセンスを抽出したような問題が並んでいるため、ただ公式に当てはめるだけというレベルとは次元が異なっています。そのため、物理としての本質的な理解に直結する問題が数多く、実力が素直に反映されやすいと言えます。
難易度は高いですが、典型題の構造理解と反復演習を往復するという王道の勉強を積み重ねることによって、点数を大きく上げやすい大学の一つと言えるでしょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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