私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「藤田医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“藤田医科大学医学部”の受験を考えている方
・“藤田医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
藤田医科大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
2021年度と比べて、長文問題が1つ増えたのが新傾向でした。ただし、問題の方向性は従来通りで大きく変わりません。大まかに言って、英語を得点源にしたい生徒で70%以上の得点を目指し、他科目を得点源にしたい生徒では、52~53%あたりまでで踏みとどまるのが現実的です。英語を通した論理的な思考力を、文法、語彙、構成力、読解力、表現力など様々な角度から、総合的に問おうとする出題に見えます。こうした志向を踏まえれば、特定の単元に絞って付け焼刃の「傾向と対策」に走るよりも、えり好みせずさまざまな分野の練習を日ごろからこなし、自力を養っておくことが肝心でしょう。特に、比較的基礎~標準レベルの知識を問う前半戦(2022年度の形式では大問1~4)では、出来る限り高得点を目指せる力を養っておくことが死活的に重要です。
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数学
例年通り、第1問を素早く、正確に処理し、第2、3問の前半で得点したい。数学を得点源にしたい受験生は第2、3問の後半を少しでも得点できれば、他の受験生との差をつけることが可能です。
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化学
全体を通じて難問は見当たりませんので、基本的な知識問題や典型的な問題について素早く解き切る練習を普段の学習から行っておく必要があるでしょう。また、難易度的に高得点勝負になりやすいことが考えられるので、ケアレスミスを減らす意識も普段から意識しておくと良いでしょう。
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生物
例年通り、「生命現象の本質を理解しようとしている受験生」にとっては、「難問だが良問」が出題されました。第2問の解説でも書きましたが、教科書レベルの勉強をするときから、「この生命現象はそもそも、何のために、何をしているのか?」という観点で考え、知識を整理する癖を身に付けておきましょう。
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物理
全般的に、出題は例年通りです。難易度は標準~やや難であり、誘導を敢えて付けない構成を取って思考力を試す設問も一部で見られます(大問3問6、大問4問3など)。そのため、問題の状況を正確に分析して把握する必要があります。また、2022年度を含む多くの年度で力学が大問2題分出題されていることから、多少の知識の網羅性を犠牲にしてでも、物理としての本質的を理解、およびそれを適切に運用して分析に活かせる能力を重視していることが伺えます。時間的な余裕はほとんどないため、解きやすい問題から手を付けていくことを徹底していきましょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。