医学部を受験する人が、最初にしなければいけないことが、出願手続きです。
この出願手続きを忘れてしまうと、どんなに勉強を頑張っていても試験を受けることができません。
そのため、志望先ごとの出願期間や試験の日程などをきちんとチェックしておき、トラブル等なく医学部受験までの諸手続きを、そつなく終えたいところでしょう。
そこで今回の記事では、国内における各医学部の出願期間を紹介するとともに、出願先を選ぶときのポイントなどについてもまとめました。
目次
出願先の医学部選びのポイント
まずは、出願先の医学部を選ぶときのポイントについて押さえていきます。
こちらの項では、出願先を選ぶにあたって必要な、主なチェック項目を3点ピックアップして紹介しましょう。
ここで紹介する項目に注目しながら出願先を探すことで、無理のない志望先選びへとつながるはずです。
募集人員や倍率をチェックする
一つ目に紹介するチェック項目は、募集人員と倍率に関するデータです。
これらの指標は、医学部の合格難易度にも直接かかわりますから、必ずチェックしておきたい項目となります。
たとえば、偏差値の比較では手の届く範囲の医学部であっても、募集人員が少数であったり、高倍率であったりした場合は、慎重に出願を検討する必要があるでしょう。
入試科目をチェックする
二つ目に紹介するチェック項目は、入試科目についてです。
みなさんもご存知のとおり、共通テストでは数多くの科目が課されます。
英語や数学、国語、地歴公民など満遍なく学習する必要があるため、時間も労力も膨大な量にのぼります。
このことから、受験生への負担も大きくなり、人によっては受験を諦めたり、受験鬱を発症してしまったりする要因ともなり得るでしょう。
一方で、私立大学医学部では英語と数学、理科の3教科だけで受験できるところが多いため、様々な教科の学習まで手が回らないといった人には、恰好の出願先になり得ます。
また、英語や理科など、特定の教科を課さない医学部もありますので、苦手科目がある人は、その科目を避けた医学部に出願するといった受験戦略を取るのもおすすめです。
試験の日程をチェックする
三つ目に紹介するチェック項目は、試験の日程にまつわるものです。
なぜ、試験の日程のチェックが必要かと言うと、医学部受験の日時のバッティングを防ぐためです。
医学部の受験生の多くは、合格の可能性を少しでも高めるため併願受験を希望しますが、日程確認をなおざりにしていると、A大学の一次試験とB大学の二次試験の日程が重なってしまうといったアクシデントに遭遇することも考えられます。
このことから、出願校を選ぶときは一次試験や二次試験の日程をきちんと確認してから、それぞれの試験日が重ならないように予定を組む必要があるのです。
次の項からは、国公立大学医学部と私立大学医学部の出願期間や試験の日程などをまとめた表を掲載しておりますので、各日程のチェックに役立ててください。
国公立大学医学部の出願情報
医学部へ出願する際に押さえておきたいポイントをチェックしたところで、いよいよ各医学部の出願情報の紹介に入っていきます。
こちらの項では、手始めに国公立大学医学部の出願情報についてまとめました。
共通テストの出願期間
国公立大学医学部の受験では、共通テストを受験することになります。
2023年度における、こちらの試験の出願期間は2022年9月26日から10月6日でした。
出願の方法は高等学校等の卒業年度によって違いがありますので、各自で確認してください。
確認先の電話番号は下記のとおりです。
▽大学入試センター総合案内(総務課)
03-3468-3311(月~金 9時30分から17時00分まで)
医学部別の試験日程
続いて、2023年度における国公立大学医学部の各試験の日程についても見ていきましょう。
ここでは、前期日程と後期日程の試験の日程を、表で一覧化してまとめました。
▽【国公立大学医学部】前期日程を2月25日・26日に実施する大学
大学名 |
旭川医科大学 |
札幌医科大学 |
北海道大学 |
弘前大学 |
東北大学 |
秋田大学 |
山形大学 |
福島県立医科大学 |
筑波大学 |
群馬大学 |
東京医科歯科大学 |
横浜市立大学 |
信州大学 |
富山大学 |
金沢大学 |
福井大学 |
岐阜大学 |
浜松医科大学 |
名古屋市立大学 |
三重大学 |
滋賀医科大学 |
京都府立医科大学 |
大阪大学 |
大阪公立大学 |
神戸大学 |
奈良県立医科大学 |
和歌山県立医科大学 |
鳥取大学 |
島根大学 |
岡山大学 |
広島大学 |
山口大学 |
徳島大学 |
香川大学 |
愛媛大学 |
高知大学 |
佐賀大学 |
長崎大学 |
熊本大学 |
大分大学 |
宮崎大学 |
鹿児島大学 |
琉球大学 |
▽【国公立大学医学部】前期日程を上記以外の日時で試験を実施する大学
大学名 | 日時 |
東京大学 | 2月25日から27日 |
新潟大学 | 同上 |
名古屋大学 | 同上 |
京都大学 | 同上 |
九州大学 | 同上 |
前期日程の試験日時を確認したところで、後期日程の確認にも移りましょう。
▽【国公立大学医学部】後期日程を実施予定の大学
大学名 | 日時 |
旭川医科大学 | 3月12日 |
秋田大学 | 同上 |
山形大学 | 同上 |
千葉大学 | 3月12日から13日 |
山梨大学 | 3月12日 |
東京医科歯科大学 | 3月12日から13日 |
福井大学 | 3月12日 |
浜松医科大学 | 同上 |
名古屋大学 | 同上 |
三重大学 | 同上 |
奈良県立医科大学 | 3月12日から13日 |
山口大学 | 同上 |
佐賀大学 | 3月12日 |
宮崎大学 | 同上 |
鹿児島大学 | 同上 |
琉球大学 | 同上 |
国公立大学医学部の特徴として、後期日程の出願を受けつけている大学の少なさがあげられます。
出願の際は、前期日程と後期日程の試験の有無や、試験日時の確認を怠らないようにしてください。
私立大学医学部の出願情報
次に、2023年度における私立大学医学部の出願情報の紹介に移っていきましょう。
私立大学医学部の場合、出願期間、一次試験、二次試験の日時が大学ごとに異なりますから、すべてを一覧化して掲載していきます。
なお、掲載中のものは一般選抜試験が中心となっていますので、共通テスト利用入試や地域枠入試、その他、医学部側で独自に設けている入試枠は、出願日時等が表と異なっている場合があります。
そのため一般選抜試験以外を受験希望の方は、医学部のホームページや募集要項などで個別に確認してください。
▽【私立大学医学部】一般選抜試験の出願期間、並びに試験日程一覧
大学名 | 出願期間 | 一次試験日時 | 二次試験日時 |
岩手医科大学 | 12月6日から1月6日 | 1月18日 | 1月27日か1月28日のどちらかを選択 |
東北医科薬科大学 | 12月7日から1日8日 | 1月14日から15日 | 2月4日か2月6日のうち大学が指定 |
自治医科大学 | 12月12日から1月18日 | 【学力検査】1月23日【面接試験】1月24日31日 | 2月8日 |
獨協医科大学 | 12月12日から1月18日 | 1月28日・29日のいずれか | 2月11日・12日のいずれか |
埼玉医科大学 | 【前期】12月6日から1月21日【後期】2月1日から2月22日 | 【前期】1月31日【後期】3月4日 | 【前期】2月11日【後期】3月12日 |
国際医療福祉大学 | 12月20日から1月6日 | 1月18日 | 1月26日から1月30日のうち1日を大学が指定 |
杏林大学 | 12月20日から1月6日17時00分 | 1月20日 | 2月1日から2日のうち、いずれかを大学が指定 |
慶応義塾大学 | 12月6日から1月19日 | 2月19日 | 3月2日 |
順天堂大学 | 12月12日から1月12日 | 2月3日 | 2月11日から2月13日の中から大学が指定 |
昭和大学 | 12月7日から1月11日 | 2月4日 | 2月6日、2月7日のいずれか |
帝京大学 | 12月20日から1月16日 | 1月26日から1月28日の中から自由に選択 | 2月6日、2月7日から自由に選択 |
東京医科大学 | 12月12日から1月11日 | 2月8日 | 2月18日 |
東京慈恵医科大学 | 1月4日から1月26日 | 2月9日 | 2月19日から2月21日のいずれか |
東京女子医科大学 | 12月26日から1月23日 | 2月1日 | 2月15日か2月16日のいずれかを大学が指定 |
東邦大学 | 12月12日から1月27日 | 2月7日 | 同上 |
日本大学 | 1月6日から1月20日 | 2月1日 | 2月11日 |
日本医科大学 | 12月23日から1月24日 | 2月2日 | 2月10日、2月11日の中から希望日を選択 |
北里大学 | 12月16日から1月18日 | 1月27日 | 2月4日から2月6日の中から出願時に試験日を選択 |
聖マリアンナ医科大学 | 12月12日から1月16日 | 1月24日 | 2月4日、2月5日のいずれかから希望日を出願時に選択 |
東海大学 | 1月4日から1月23日 | 2月2日、2月3日のいずれかから自由に選択 | 2月11日から2月12日のいずれかから、出願時に希望日を選択 |
金沢医科大学 | 12月12日から1月18日 | 1月30日か1月31日のいずれかから自由に選択 | 2月8日か2月9日のいずれかから自由に選択 |
愛知医科大学 | 12月6日から1月11日 | 1月24日 | 2月8日か2月9日のいずれかを選択 |
藤田医科大学 | 11月28日から1月12日 | 1月19日 | 1月27日か1月28日のうちいずれかを自由に選択 |
大阪医科薬科大学 | 12月12日 | 2月10日 | 2月19日 |
関西医科大学 | 12月24日から1月12日 | 1月28日 | 2月18日 |
近畿大学 | 12月16日から1月12日 | 1月29日 | 2月12日 |
兵庫医科大学 | 12月12日から1月16日 | 1月26日 | 2月4日か2月6日のうちいずれかを選択 |
川崎医科大学 | 12月1日から1月11日 | 1月22日 | 1月30日か1月31日のうちいずれかを大学が指定 |
産業医科大学 | 12月1日から1月13日 | 1月14日から15日 | 【学力検査】2月12日【小論文・面接試験】3月12日 |
福岡大学 | 12月21日から1月13日 | 2月2日 | 2月14日 |
同上上記表のとおり、私立大学医学部の出願日時や試験の日程は、大学ごとに設定されているため、併願受験の場合スケジュール作成は非常にシビアになります。
出願先を選ぶ際や応募の際は、よくよく確認してから行動に移すようにしましょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで見てきたとおり、医学部に出願する際は、スケジュールを把握しつつシビアに作業を進めていく必要があります。
とくに私立大学医学部を併願受験する場合は、各校の出願期間や試験の日時など、様々な情報を考慮しながら志望先を選ぶ必要がありますから、時間も労力も大きく消耗してしまうでしょう。
そうなってしまうと、受験勉強に割くための余力を失ってしまいますので、合格を手放す一因となってしまいます。
このことから、受験生の方々の中には学習面に加えて、出願にまつわるスケジュール管理なども支援してくれる予備校を、求めている人もいるのではないでしょうか。
そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は優れた学習指導に加えて、出願戦略の立案スタッフを配置してサポートしている、医学部受験の特化型予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾のサポート内容などについて紹介していきましょう。
緻密な出願戦略であなたを徹底サポート
京都医塾では受験生一人ひとりの志望先に合わせて出願戦略を打ち立て、その戦略をもとにスケジュールなどの調整を行っています。
出願期間の把握はもちろん、志望校に合わせた各種書類の作成ためのアドバイス、試験の日程に応じた移動プランの選定など幅広く対応しております。
そのため、気がついたら出願の締切りが過ぎていたり、試験の日時が重なっていたりといった、受験にまつわる諸々のトラブルの心配もいりません。
出願作業やスケジュール管理に自信のない方でも、当塾であればきちんと支援して最後までサポートいたしますので、安心しておいでください。
驚異的な実力アップを約束する「オーダーメイドカリキュラム」
当塾が行っている出願手続きにまつわるサポート業務については、上でもお伝えしたとおりです。
京都医塾自慢の手厚いサポートで下支えいたしておりますので、受験生の方々からも大変好評です。
そして、当塾では学習カリキュラムにおいても、大きな信頼と人気を集めております。
私たちが採用しているカリキュラムは「オーダーメイドカリキュラム」と呼ばれるもので、当塾が長年培ってきたノウハウから生み出された、完全オリジナルのカリキュラムです。
こちらのカリキュラムは、受験生それぞれの現在の学力やポテンシャルなどを徹底分析して作られる、まさに「オーダーメイド」のカリキュラムですから、本人の力に最適化されたものができあがります。
そのため、学習効率の最大化が図られ、驚異的な実力アップが見込めるというわけです。
女性特有の悩みには同性のスタッフがサポート
昨今の日本社会では、欧米諸国と同じくジェンダー平等といった意識が強く根付き、女性の社会進出が加速化しています。
女性が本当に活躍できる社会を実現するまでには、未だ課題がありますが、それでも、男性も女性も分け隔てなく活躍できる社会が到来しようとしていることは、疑う余地もないでしょう。
そして、その流れを受けて医師を志す女性の数も年々増加しています。
そこで京都医塾では、そんな女性医師を目指す方々を応援すべく、女性の受験生に対しては同性のスタッフを新たに配置して、相談支援などを行っています。
この支援により、女性ならではの繊細な悩みごとを遠慮なく話せる環境が生まれますので、デリケートな悩みも解消され、不安を感じることなく受験勉強のみに専念できます。
もちろん、男性の受験生の悩みにもしっかりフォローいたしますので、その点についても心配いりません。
男性の場合、「男なんだからクヨクヨしてはいけない」といったように、弱みを見せないための教育を受けることがありますし、だからこそ抱えてしまう、男性特有の悩みと言うものもあります。
当塾では、そんな男性が男性ゆえに抱える悩みにも親身になってバックアップいたしますので、男性の受験生の方でも不安なく当塾へおいでください。
まとめ
医学部の受験希望者が最初に着手する作業の一つが、志望校への出願手続きです。
この出願手続きを怠ってしまうと、どんなに勉強を頑張っていても試験を受けることができません。
そのため、志望先ごとの出願期間や試験の日程などをきちんとチェックしてから、そつなくスケジュールを立てて受験に臨みたいところです。
ところが、医学部受験では大学ごとに出願期間や試験の日時が異なるため、スケジュールの立て方にミスがあると、志望校の試験日が重なってしまうなどのトラブルに見舞われるおそれがあります。
そのため、受験生の方々の中には学習指導のほかにも、出願にまつわるスケジュール管理なども支援してくれる予備校を、求めている人もいるのではないでしょうか。
そういった方々の大きなサポート役となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、優れた学習指導に加えて、出願戦略をはじめとした様々なバックアップで人気を博している、医学部受験の特化型予備校です。
当塾においでいただければ、学習指導や出願戦略の立案など、医学部合格に必要なあらゆるフォロー体制であなたを支えますので、宿願成就の可能性も飛躍的に高まります。
本気で医学部合格を目指している人には、トータルサポートであなたを支援する京都医塾こそがうってつけです。
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