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絶対に突破したい医学部二次試験!国公立大学と私立大学の違い、特徴と対策を解説

絶対に突破したい医学部二次試験!国公立大学と私立大学の違い、特徴と対策を解説

医学部の受験において、一次試験をクリアした人の次なる関門が二次試験です。

二次試験は一次試験を突破した人同士の戦いとなるため、さらに激戦となります。

とはいえ、一次試験を通過した受験生は、二次試験も突破して合格を目指したいと考えるでしょう。

そこで今回の記事では、医学部受験における二次試験の特徴や対策などを詳細に解説していきましょう。

各大学の医学部二次試験の概要


最後に、主要大学の医学部における二次試験の試験科目や面接・小論文の有無をまとめておきます。

志望校ごとの試験概要を把握する参考にしてください。

大学二次(個別)筆記科目面接小論文
東京大学(理科三類)国・数・理・外ありなし
京都大学(医学科)外・数・理・国あり(総合判定で不合格あり得る)なし
大阪大学(医学科)外・数・理あり(複数回実施の可能性あり)なし
名古屋大学(医学科)数・理・外ありなし
慶應義塾大(医学部)一次:数・理・外ありあり
順天堂大(医学部)一次:数・理・外ありあり(一次判定で使用)

医学部の二次試験の特徴は?

まずは、医学部受験で実施される二次試験の特徴について押さえていきましょう。

どんな特徴があるのかを事前に把握しておくことによって、二次試験対策へとつなげられるはずです。

ここでは、医学部で行われる二次試験の特徴の中でも、代表的なものを3点まとめます。

必要偏差値は65.0が基準

最初に取り上げる医学部の二次試験の特徴は、必要な偏差値の高さについてです。

医学部の二次試験を突破するための目安としては偏差値65.0程度が必要とされていますが、これは上位5%程度に入らないと得られない高い偏差値です。

さらに要求される偏差値は東京大学や京都大学、名古屋大学など難関大学の医学部では67.5~70以上に達するケースもあり、一次試験以上に高い学力が求められます。

このように医学部の二次試験では、一次試験のときよりも一段と高い偏差値が必要となるため、より一層の努力が試されます。

私立大学医学部では小論文も課されることが多い

次に紹介する医学部二次試験の特徴は、小論文試験に関する点です。

ご存じのとおり、医学部の二次試験では学力検査のほかに面接試験や小論文試験が課されます。

これは国公立大学医学部・私立大学医学部いずれの二次試験でも一般的な試験形式です。

しかし、私立大学医学部の場合は国公立と比べて小論文試験を課すケースが非常に多い傾向があります。

国公立大学医学部の二次試験で小論文試験が課されるのは主に後期日程となっていますが、私立大学医学部では前期・後期を問わず多くの医学部で小論文試験を実施しています。

そのため、私立大学医学部の受験も考えている人は学力検査などの対策に加えて小論文試験の対策もしておかなければ、二次試験で痛い目を見ることになりかねません

国公立大学医学部では学力検査が課される

最後に、国公立大学医学部の二次試験の特徴について紹介しましょう。

国公立大学医学部の二次試験では、必ずと言ってよいほど学力検査(筆記試験)が課されます

その内訳は多くの場合、外国語と数学、加えて理科が基本です。

ただし一部の医学部では国語の試験を課すこともあります。

小論文試験の機会が少ないからと言って国語の学習をおろそかにしていると、思わぬところで失敗につながるおそれがありますので注意してください。

医学部の二次試験を突破するための5つの対策

医学部の二次試験の特徴を把握したところで、次にその対策についてチェックしていきましょう。

ここでは医学部の二次試験で有効に活用できる対策を5つピックアップしてまとめました。

二次試験の対策その1:ボーダーラインのチェック

最初に取り上げる医学部二次試験対策は、合格のボーダーライン(合格最低点)をしっかりチェックしておくというものです。

先ほど、医学部二次試験の特徴として偏差値の高さを例に挙げましたが、前述の数値はあくまで目安であり、大学や学部によってばらつきがあります。

そのため、まずは志望先の医学部ごとに二次試験のボーダーライン(合格最低点や必要得点率)を確認して、ご自身の実力との差を明確にする作業が必要です。

もしボーダーラインと現状の学力に大きな開きがある場合は、学習計画を見直さなければ二次試験合格は遠のいてしまいます

一方ですでにボーダーラインを満たしている場合は、学力検査以外の面接対策などに時間を割り振ることも可能です。

各大学は公式サイトや募集要項で前年度の合格最低点等のデータを公表していますので、二次試験に臨む際はまずそのボーダーラインをチェックし、学習計画の立て直しに役立ててください。

二次試験の対策その2:試験科目の確認

2番目に取り上げる医学部二次試験対策は、試験科目の確認作業にまつわるものです。

国公立大学医学部の二次試験では上述のとおり外国語・数学・理科が主に出題され、私立大学医学部の二次試験でも基本は外国語・数学・理科がベースです

ただし医学部の中には二次試験で理科を課さない大学も存在します。

また弘前大学医学部のように、かつて「総合問題」という独自形式の筆記試験を課していた大学が近年になって一般的な英語・数学の筆記試験に変更するケースもあります。

このように志望先によって科目構成が異なるため、医学部二次試験を受ける際は受験先の試験科目を正確に把握し、それに対応した学習を進めるよう心がけましょう。

二次試験の対策その3:日程の把握

3番目に取り上げる医学部二次試験対策は、日程の把握に関するものです。

医学部を受験する方の中には単願ではなく複数の大学を併願する方も少なくありません。

併願した方が合格の可能性を上げられるため、多くの方が併願受験で臨むのは自然な流れと言えるでしょう。

しかしながら、併願で受験する場合はスケジュール管理が非常にシビアになります。

単願であれば一つの医学部の日程に合わせれば済みますが、併願となると複数の医学部の二次試験日程が重なる可能性も出てきます。

受験の回数を増やすために併願を選んだものの、スケジュール管理の甘さで試験日が重なってしまっては元も子もありません。

一般的に国公立大学の前期日程二次試験は2月下旬、後期日程二次試験は3月上旬に実施されます

一方で私立大学医学部の一般入試(二次試験)は2月中旬~下旬にかけて各大学で行われるため、併願する大学によっては日程が重複する恐れがあります。

併願受験を考えている人は、志望校の二次試験日程が重ならないよう事前にスケジュールを確認し、カレンダー等で管理を徹底しておきましょう。

二次試験の対策その4:面接・小論文試験の対策

4番目に取り上げる医学部二次試験対策は、面接と小論文試験にまつわるものです。

医学部の二次試験では必ずと言っていいほど面接試験が行われ、小論文試験が課されることもあります。

ここでは面接試験と小論文試験の対策ポイントを2つに分けて解説していきます。

面接試験対策のポイント

まずは二次試験における面接試験対策のポイントから説明しましょう。

医学部の面接試験で重点的にチェックされるのは、人間性です。(人格や倫理観と言い換えてもよいでしょう)

もちろん面接時には「志望動機」「気になっている医療ニュース」など一見人間性とは無関係の質問もされますが、あくまで面接官が見ているのはその人自身の人間性です。

その証拠に、面接試験の評価が一定基準に満たない人は、学力検査の成績がいくら良くても不合格にする医学部も多く見られます。

人間性は日々の行いの積み重ねで形成されるものですので、一朝一夕で身に付くものではありません。

日頃から社会常識や倫理観に沿った言動を心がけ、自分の考えを自分の言葉できちんと伝えられる練習を積んでおきましょう

小論文試験対策のポイント

小論文の作成は二次試験を控える多くの受験生を悩ませる試験の一つです。

出題文を読解して自分の意見をまとめ、それを文章化する作業は、しっかり訓練を重ねていないと満足に進めることができません。

そこで小論文作成が苦手な人は、手始めに毎日の読書習慣を身につけることから始めてみてはいかがでしょうか

日々の読書を通じて文章を書くための材料となる知識や語彙を蓄積するのです。

活字に慣れないうちは苦痛を感じるかもしれません。

しかし、読み続けることで文章を読み解く力や表現力は徐々に向上します。

また読書に加えて、実際に小論文を書いてみて先生や予備校の講師に添削をお願いするなど、書くトレーニングも積極的に行いましょう

限られた時間で自分の考えをまとめ上げる練習を重ねることで、本番の小論文試験でも落ち着いて対応できるはずです。

二次試験の対策その5:出題傾向のチェック

最後に取り上げる医学部二次試験対策は、出題傾向にまつわるものです。

出題傾向とは、その名のとおり大学ごとに出題されやすい問題のパターンのことを指します。

この出題傾向の違いは国公立大学医学部でも多少ありますが、とくに注意したいのが私立大学医学部を受験する場合のパターンです。

私立大学医学部では二次試験に限らず大学ごとに出題傾向が大きく異なるため、場合によっては専用の対策が必要となります。

志望先の過去問演習を何度も繰り返し、その大学の出題パターンに慣れておきましょう

大学によっては過去の入試問題や解答例を公式サイトで公開していますので、そういった資料も活用しながら傾向に沿った演習を積み、二次試験にも対応できるだけの学力を身につけておくことが大切です。

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医学部二次試験を突破するには、筆記試験の得点力に加えて、面接や小論文といった人物評価への対応、受験スケジュールの管理まで幅広い準備が必要です。

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例えば得意科目は上位レベルの授業で鍛え、苦手科目は基礎から強化するなど、効率的に実力を伸ばせる設計です。

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こうした支援により、受験生は不安を最小限に抑え、本来の力を存分に発揮できます。

試験当日のコンディションを整えるサポートまで整っている点は、他にはない大きな安心材料です。

まとめ


この記事では、医学部二次試験の特徴と有効な対策について解説しました。

国公立医学部では英語・数学・理科を中心とした筆記試験に加え面接が必要で、私立大学医学部では小論文が多く導入されています。

いずれも学力だけでなく人物面を重視する傾向が強く、併願する場合は大学ごとの日程管理も欠かせません。

学習計画、人物評価対策、スケジュール調整を含めた総合的な準備が不可欠です。

こうした状況に不安を感じてしまう受験生も多いでしょう。

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