私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「帝京大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“帝京大学医学部”の受験を考えている方
・“帝京大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
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帝京大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
全体としては標準レベルであり、時間的にも処理は可能な分量ですので、取り組みやすい問題であると結論付けられます。ただし、第3問等、長文の内容が難しいことがありますので、心づもりを十分にして、設問の要求に答える訓練をしておく必要があると思います。
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数学
数学①,②ともに、基礎~標準レベルの問題がほとんどです。問題集に載っている典型的な解法は、ひと通り押さえておかなくてはなりません。解法が定着していれば、手が出ない問題は、ほとんどないはずです。
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化学
近年よく出題されていた発展レベルの長文問題が無くなり、基本知識と典型問題の解法がしっかり身についていれば解ける、基礎~標準レベルの問題のみの出題でした。標準レベルとはいえ分量は多いため、焦らず確実に得点を積み重ねる姿勢が大切です。また、今回はごく一部ですが、高分子や素材についてはやや発展的な知識が出題されることもあるので、図録などで用語や物質の用途を確認しておくと良いでしょう。
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生物
基礎的な問題でしっかりと得点を確保した上で、計算問題や考察問題に注意深く取り組む必要がある大学です。特に近年は難しい内容を問われることも多いため、教科書レベルの知識を完璧にしておくことはもちろん、過去問を通して新しい知識や考え方を身につけて対応できる問題の幅を広げて臨むことが大切です。帝京大学を受験する場合には、他の科目についても一通り解いてみた上で、安定して得点できる科目を選択するようにしましょう。
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物理
かつては基本~標準までの典型問題で構成されていましたが、近年は思考力を試すやや難しい問題が明確に増えてきており、難化傾向にあります。2022年度は、計算こそやや平易になったものの、題材を理解する思考力はやはり大きく問われる出題となりました。2021年度からは大問数が4題から3題へと減少したため、1問1問をじっくりと分析を進められる力があるかどうかを試そうとする大学の意図が伺えます。グラフの描図や現象の説明が求められることはほぼありませんが、一筋縄で解ける問題は少なく、設問はよく練られています。また、ヒトを医学物理的な視点からモデル化して考察させる問題も、全大問うち1題程度の割合で出題されています。普段の演習から、一つ一つの問題について、その構造を深く理解しようとする意識を持って取り組みましょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。