学部選びの決め手の一つとなるのが、志望先の医学部がおかれている立地条件ではないでしょうか。
都市部の医学部へ進学するのか、それとも地方に所在する医学部へ進学するのかで学生生活の様相も大きく変化しますから、重大な問題と言えます。
そこで今回の記事では、医学部の進学先の立地条件で悩んでいる人に向けて、都市部と地方、両方の医学部のメリットやデメリットにまつわる情報をお届けしましょう。
目次
医学部選びに立地の良し悪しは大切?
冒頭でも触れたとおり、医学部のおかれている立地によって、その後の学生生活は大きく様変わりします。
詳しくは後述しますが、交通の便などのインフラがどれだけ整備されているかといった問題や、月々の家賃にかかる費用など、医学部の立地によって変動する部分が少なくありません。
もちろん一番大切なことは、志望先の医学部で何を学びたいか、どんな研究をしてみたいかといった医学生としての心構えです。
しかしながら、上記のように医学部のおかれている立地によって環境に差が出るということは、万が一、あなたに合わない立地に身を置いた場合、学業に少なからず影響が出ることを意味します。
このことから、志望先の医学部の立地に対してのこだわりは無駄ではありませんし、むしろ大切なこととして熟慮する必要があるのです。
都市部に立地する医学部のメリット
さて、医学部の立地に対するこだわりの大切さを解説したところで、いよいよ本題に入っていきましょう。
ここでは、手始めに都市部に立地する医学部のメリットについて見ていきます。
インフラが整備されている
都市部に立地する医学部へ進学する大きなメリットと言えるのが、インフラが非常に整備されていることです。
電車やバスなどをはじめとする公共交通機関の豊富さは、都市部に立地する医学部ならではのアドバンテージと言えるでしょう。
とくに東京都や神奈川県、大阪府などの場合は、一般的な鉄道路線のほかにも地下鉄も整えられておりますので、どこに行くにも非常に便利です。
医学部の実習にともなう移動などでも、とても重宝するはずです。
このように、都市部に立地する医学部にはインフラ整備に関する大きなメリットがあるのです。
息抜きの選択肢が豊富
医学生は座学で様々なことを学ぶ必要がありますが、それ以外にも早い段階から初期実習などのカリキュラムもこなさなければなりません。
また、高学年次から始める本格的な臨床実習を受けるためには、CBTなどの共用試験も無事にパスする必要があります。
こういった多忙をきわめる毎日を送らなければならない医学生ですが、彼らもまた人間ですから、どこかで息抜きのタイミングが必要です。
そういった際に、都市部に立地する医学部であれば、羽を伸ばすための手段が豊富に用意されています。
様々な娯楽施設や飲食店、大型テーマパークなど気晴らしをしようと思えばたくさんの選択肢の中から自分に適したものを選べるため、きちんと息抜きができリフレッシュにつなげられます。
都市部に立地する医学部のデメリット
多くのメリットを持つ、都市部に立地する医学部ですが、残念ながらデメリットについても持ち合わせています。
ここでは、都市部に立地する医学部のデメリットの中でも、主だったものを2点とりあげてまとめました。
生活コストがかかる
地方出身の医学生にとって大きな負担となりやすいのが、都市部に立地するアパートなどの家賃です。
たとえば、東京の医学部に進学したもののキャンパス付近に立地するアパートやマンションでは、予算に見合わないこともしばしばあります。
かといって家賃が安価である郊外、たとえば埼玉などに居住すると、今度は通学までの時間が多くかかってしまう可能性もあります。
また、朝の時間帯の込み合う電車は、地方の人が思っている以上に精神的、肉体的に疲弊することも考慮しなければいけません。
大学に到着する前に体力が消耗してしまえば、学業に悪い影響が出ることは避けられないでしょう。
地域医療に触れる機会が少ない
都市部に立地する医学部へ進学するデメリットには、地方の医学部と比較すると、地域医療に触れる機会が少ないといったものがあげられます。
地域医療問題は国をあげて解消すべき課題ですから、どこの医学部でも重要視していることは言うまでもありません。
そして実際に、東京医科大学などでは80箇所以上の医療機関と連携して地域医療教育に取り組んでいます。
しかしながら、地域医療を学べる機会で言えば、実際に地方に立地して地域と触れ合いながら実情を知ることができる、地方の医学部に軍配が上がります。
地方に立地する医学部のメリット
続いて、地方に立地する医学部に関するメリットについても見ていきましょう。
生活コストが抑えられる
地方に立地する医学部のメリットの一つとしてあげられるのが、生活コストが抑えられることです。
とくに、家賃に関して言えば都市部に立地するアパートやマンションよりも、かなり安くすませることができます。
医学部には、6年間も通うことになりますから学費はもちろんのこと、家賃がどれくらいかかるかについてもきちんと計算しておく必要がありますが、地方に立地する医学部であれば、都市部に立地する医学部ほどの心配はいりません。
環境を変えられる
都会暮らしの高校生や浪人生の方々の中には、地方での暮らしに対して強い憧れを抱く人も多いはずです。
田舎特有の温かみや人情あふれる触れ合いの中で、学生生活を送りたいと考える人が多くいても不思議ではありません。
そういった方々にとっては、地方に立地する医学部へ進学し、環境を変えることは大変大きなメリットになります。
ご自身の希望する立地の中で、多くの人と関わることは人間として成長できますし、地域医療を支える一人の医療人としての自覚も十分に養えます。
地方に立地する医学部のデメリット
地方に立地する医学部には上記のようなメリットがありますが、一方でデメリットもあるため、注意が必要です。
ここでは、地方に立地する医学部ならではのデメリットについて2点ピックアップしてまとめましたので、志望校選びの参考としてください。
インフラが整っていない
地方に立地する医学部のデメリットとして大きなウェイトを占めるのが、インフラが整っていない点があげられます。
電車やバスといった公共交通機関の利便性は低く、一度でも発車時刻を逃してしまうと、次の発車までには数十分から1時間以上かかることも珍しくありません。
また、スマホなどの電波について、基地局数の関係でキャリアによっては感度が低くなることも頻繁にあります。
いわゆる、格安系のスマホのキャリアを使用している人は、基地局の少なさで苦労する機会があるかも知れません。
ほかの医学部と交流がしにくい
地方に立地する医学部では、学生同士で刺激し合う機会が少ないというデメリットもあります。
都市部では、コンパクトな範囲に医学部が集中して立地しているため、医学生同士での交流が容易ですが、地方の場合は遠距離移動をともなうことが多いことから、そうはいきません。
また、都市部の大学では教授同士のつながりで、他大学の教授を講演に招いた特別授業を実施することも簡単ですが、地方の医学部では立地が離れている関係で実施しにくいことも考えられます。
バイトの時給が低い
地方に立地する医学部のメリットとして生活コストが抑えられることをあげましたが、それにともなって、アルバイトの時給も低い傾向があります。
最低賃金の低さは地方で働くうえでの宿命ですから受け入れるしかありませんが、同じような仕事であるにもかかわらずアルバイト代に差が生まれるため、不公平感を感じることもあるでしょう。
また、将来的に奨学金の返済義務がある人にとっても、アルバイトの時給格差は少なからず影響を与えるはずです。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部へ進学した場合、6年間も通い続けることになりますから、立地についてはしっかり考えておく必要があります。
これまで見てきたとおり、都市部の医学部と地方の医学部とでは、色々なメリットとデメリットがありますから、それぞれを比較して自分に見合ったところを受験したいところです。
そして、どちらに立地する医学部を選ぶにしても、それぞれの医学部に対応できるだけの学力をきちんと養っておく必要もあります。
このことから、受験生の方々の中には都市部の医学部と、地方の医学部の両方の対策に秀でた予備校を探している人も、いるのではないでしょうか。
そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、オリジナルのカリキュラムや指導力バツグンの講師陣を強みに、立地に関係なく、様々な地域の医学部へと合格者を輩出している名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導方法や、サポート体制などについて紹介していきましょう。
カリキュラムを柔軟に変更し常に最高の授業を提供
予備校において受験生に直接指導するのは、そこで勤めている講師たちですが、彼らの教育指針となるのがカリキュラムです。
どんなに優れた彫刻家であっても、材料が粗悪品では満足な作品が作れないように、どんなに優れた講師であっても、カリキュラムが優秀なものでないと満足な授業ができません。
そのことを痛いほど理解している京都医塾では、講師陣の質はもちろんのこと、カリキュラムの質についても徹底的にこだわり抜いて最高峰のものを作成しています。
さらに、このカリキュラムの大きな特徴は、学習の進捗状況に合わせて柔軟にアップデートし、常に最適化されることです、
苦手な部分を発見すれば、該当箇所を補えるものに手直ししますし、得意分野が見つかれば、より学力を伸ばせるようにバランスよく調整し授業に活かしていきます。
受験会場まで案内する徹底した寄り添い支援
医学部の受験では、地域をまたいで移動することが少なくありません。
地方から都市部の医学部へ受験に行ったり、逆に都市部から地方の医学部へ受験に行ったりすることはよくある話です。
そんなときに気をつけたいのが、スケジュールや体調管理、受験会場の把握などです。
これらのうち一つでも、ほころびが発生すれば、ほぼ間違いなく試験に悪影響を及ぼします。
そこで京都医塾では、受験にまつわる各種トラブルを未然に防ぐためのサポートを惜しみません。
たとえば、豪雪地域などの移動が困難な場所への受験においては、必要があればバスのチャーターまで行い、受験生の方々を会場まで送り届けます。
また、移動の際にも普段から担当しているスタッフが随行し受験会場まで寄り添い、最大限の支援をいたします。
保護者様へも真摯なサポートで対応
京都医塾では、大事なお子さんをお預かりし、医学部合格のためのあらゆるサポートをしていますが、保護者様へのサポートについても一切の配慮を欠かしておりません。
なぜなら、どんな保護者様であっても、ご子息・ご息女がどういった様子で過ごしているのか毎日気がかりであるに違いないと、当塾では考えているからです。
そういった保護者様への寄り添い支援の一環として、いつでも行える電話相談窓口を設置しております。
当塾では、定期的に三者面談を通じて状況報告も実施していますが、それ以外の機会であってもお子さまのご様子を確認してもらい安心していただけるよう、真摯なサポートで対応いたしておりますので、どうぞ安心してお子さまの医学部受験をお任せください。
まとめ
医学部は、ほかの一般的な学部とは違い6年間もの長きにわたって通い続ける、ある意味では特別な学部です。
そのため、立地にまつわるメリットやデメリットについては敏感になっておく必要があるでしょう。
なぜなら、立地条件を無視して「どこでもよいから受かりたい」といった気持ちで進学した場合、環境が合わず勉学に身が入らなくなってしまう可能性があるからです。
このことから、受験生の方々の中には都市部の医学部と、地方の医学部の両方の対策に秀でた予備校を探している人も、いるのではないでしょうか。
そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、オリジナルのカリキュラムや指導力バツグンの講師陣を強みに、立地に関係なく、様々な地域の医学部へと合格者を輩出している名門予備校です。
当塾に任せていただければ、全国どこにある医学部の受験にあってもフルサポートで支援しますので、何の心配もいりません。
本気で医学部合格を目指す人には、京都医塾こそがうってつけです。
電話でのお問い合わせや資料請求は、年中無休で承っておりますので少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。