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大学受験を目指す予備校生&高校生必見! ~正しい予習・復習のやり方で学力アップ~

大学受験を目指す予備校生&高校生必見! ~正しい予習・復習のやり方で学力アップ~

大学受験を目指す予備校生や高校生に勉強の課題を尋ねると、ほぼ必ず挙がるのが「予習・復習の方法」です。

「自分は正しい予習ができているか」
「復習のいいやり方はないか」
など、自分の行っている学習が正しいかどうかを不安に思う方も多いかと思います。

たしかに、予習・復習は、自学の基本であり、学力アップの基礎といえます。

予習や復習をおろそかにしてしまうと、いくら授業を受講しても、時間をかけても学力が思うようにアップしないおそれがあります。

だからこそ、予習と復習、それぞれの役割を知ったうえで、正しい方法で行うことが重要です。

そこで、今回の記事では、予習・復習それぞれのメリットを押さえたうえで、効果的な予習・復習の方法を解説します。

予習と復習、どちらが大切?


「予習」と「復習」は、セットとして扱われることが多いですが、それぞれ役割が異なります。

予習は、事前に予備校や学校の授業の内容に関連する事項を抑えておくことで、習う知識を効率よくインプットするための下準備を目的とした学習です。

一方で、復習は、授業や模試、過去問をはじめとした問題演習のやり直しを指し、自己の課題を解決する役割を担います。

すなわち、予習は授業をよりよく理解するための潤滑油として、復習は実際に自分が躓いている箇所を修復する資材として活用することが理想的です。

このことから、予習・復習はもちろんどちらも大切ですが、「学力アップ」という目標において、復習のほうがより即効性のある学習法である、と言えます。

予備校&学校の授業に役立つ・効率的な予習法

まず、単元の基本的な理解ができていない状態ですと、貴重な予備校や学校の授業の効果を十分に得ることができません。

授業で与えられる知識やテクニックを確実に自分のものにするために、基本事項をあらかじめ押さえておくことが重要です。

そのために有効な学習こそが、「予習」です。

予習の最大のポイントは「わからないところを自分なりに明らかにしたうえで授業に臨む準備をする」ことです。

この“わからないところ”を理解するために、授業という時間を活用する、というのが予習の目的となります。

以下では、予備校や学校の授業に役立つ、効率的な予習法を2つご紹介します。

・英語・国語はテキストの新出単語や難語の意味をあらかじめ調べておく
・数学・理科の例題だけ解いておき、不明な点を明らかにしておく

英語や国語のような言語に関する科目について、授業では読解や文法のポイント解説が中心の展開となります。

そのため、新出単語や理解できない語が多数存在すると、ポイント解説の内容理解に支障をきたすおそれがあります。

それらの単語を予習しておくことで、授業の理解度を高められます。

また、数学や理科のような問題演習の解説が中心となる授業が多い理系科目については、あらかじめ例題や基本問題を解いておくことで、土台となる知識に不足がない状態に仕上げておくことが有効な予習法です。

ここまで、効率的な予習法についてご紹介しました。

ただ、先述の通り、あくまでも予習はプラスアルファの学習であり、基本的に学力アップという観点に絞ると、復習のほうがその役割を大きく担っていると言えます。

復習を十二分に行える学習習慣をつけたうえで、授業中の効率をアップする学習として予習を取り入れていきましょう。

復習こそ学力アップの最短ルート


繰り返しになりますが、学力アップの最短ルートをたどるために、復習は予習以上に重要な学習です。

以下では、学力アップの肝である「復習」について、その意義から効果的な方法まで詳しく解説します。

「できなかった問題」こそ、学力アップの種

みなさんは、「復習」というとどのような学習を思い浮かべますか。

授業で学習した内容や、これまでに学習した内容を再度“繰り返す”ことを「復習」ととらえる方が多いかと思いますが、これは少しだけ間違っています。

「できなかった問題をできるようになる」、これが復習の本質と言えます。

あたりまえに聞こえるかもしれませんが、この「できなかった問題」というのが重要です。

授業や自学自習において、自分が解けた問題を繰り返すことは、復習としてあまり効果を持ちません。

なぜなら、元々できていた箇所がまだできるかどうかの「再確認」にすぎず、「過去にできた問題が今もできた」という、学力アップにつながる内容のない確認作業の域を出ません。

復習において一番重要なのは、「できなかった問題」です。

できなかった問題ができるようになって初めて、学力の向上というプラスの変化が起きていると言えます。

「できなかった問題」だけをやり直す

繰り返しになりますが、学力アップのために必要なことは、「できなかった問題ができるようになること」の1点のみです。

授業内で理解しきれなかった問題や、間違えてしまった問題について、適切な復習を行うことで、自分自身の足りない部分を補い、成長することができます。

そのため、復習では「できなかった問題」に絞って徹底的にやり直しをしましょう。

解説を読んだ時や授業の説明を聞いた時にはわかっていても、いざ自分一人で解いてみるとうまく解けない、といったことはよくあります。

そのため、問題集や授業中に解いた問題で間違えたものや、あまりよく理解ができなかったものにあらかじめ印をつけておき、復習の時間に再度自分の力でやり直すことが重要です。

「解けるためにはどうすればいいか」を深堀りする

復習時に大切なポイントの2つ目として、「解けるためにはどうすればいいか」を自分なりに具体的な内容まで模索することが挙げられます。

問題集などを解いていると、答えが合っているかどうかの確認に終始してしまいがちです。

しかし、本当に重要なのは、その問題の答えを導き出すにあたっての導線です。

すなわち、間違えた問題に対して、どういったアプローチが必要で、どういった過程を経て、どういった根拠から答えに至るのかを、自分の中で具体的にロジカルな説明ができることが重要です。

答え合わせややり直しの際には、解説と自分の回答までの道筋が合っているかどうかを確認しましょう。

その過程が大きく異なっていたり、正解ではあるが遠回りだったりした場合には、再度「できなかった問題」として復習することがおすすめです。

ただし、1つの問題を理解するのに膨大な時間をかけてしまっていたり、そもそもの基本の理解が曖昧だったり、考えてもうまくいかない場合には、他者からの視点や解説も活用しましょう。

先生や友達、チューターなどに質問・相談することで、うまく理解につながることもあります。

効果的な復習法とは? 授業・模試・過去問の復習法を解説

ここまで、復習の重要性と、どういった学習内容が復習なのか、という点についてご説明しました。

「できなかった問題をできるようにする」というポイントを軸に、日々の学習における効果的な復習を行うことで、学力アップにつながることがおわかりいただけたかと思います。

以下では、授業&自学・模試・過去問それぞれについて、効果的な復習法をご紹介します。

①日々の授業や自学自習の復習法

まずは、日々の授業や、自学自習の復習です。

前項にて、復習においては間違えた問題を考え方が合っているかどうかまで確認し、自分の中でロジカルな説明ができるまで理解することが大切だとお話しました。

そこで、日々の授業や自学自習で問題の答え合わせをした際、自分の回答状況に合わせて以下のような印をつけておきましょう。

・回答が間違っており、考え方も合っていない→☆をつける
・回答は間違っているが、考え方は合っている→△をつける
・回答は合っているが考え方に改善の余地がある→△をつける
・回答も考え方も合っている→印なし(やり直しの必要なし)
※印自体は何でも構いませんが、×や✔といった記号は間違いが続いた際に思っている以上にストレスに感じる場合がありますので、☆や♡のようなポジティブな記号や、参考書であれば付箋の貼り付けなどをおすすめします。

この印がついた問題を、復習の時間で徹底的にやり直しをしましょう。

再度間違えてしまった場合には、もう一度印を記入し、次の日に再度やり直しをしましょう。

全ての印の問題ができるようになれば、「できなかった問題ができるようになった」ことの裏付けと言えます。

また、入試や模試の前に改めて復習をする際も目印となるため、非常に効果的です。

②模試の効果的な復習法

各種模試の復習法についても、基本的な考え方は変わりません。

間違えた問題に絞って、徹底的にやり直しを行いましょう。

ただし、模試は問題集とは異なり、教科ごと・実施回ごとに冊子が分かれているため、問題集と同様のやり方ですと非効率的な場合が多くあります。

そのため、模試については「模試ノート」の作成をおすすめします。

まず、模試当日夜〜翌日中の記憶が新しいうちに、模試の自己採点を行いましょう。

そのうえで、わからなかった問題や間違えた問題を大問ごとに切り取りましょう。

ノートを1冊用意し、左側にそれらの問題を貼り、右側に解説を貼りましょう。

これで、模試ノートは完成です。

そして、模試の1週間後、間違えた問題はさらに1週間後…と解きなおしを行いましょう。

そのうえで、次回の模試の前に再度模試ノートの問題を解きなおすと効果的です。

注意点として、模試の問題や解説をノートに書き写したり、ノートを美しくまとめたりすることは避けましょう。

あくまでも主眼は解きなおしにありますので、ノート作りは最低限の時間をかけるのみに留めましょう。

③合格につながる過去問の復習法

入試直前期の過去問の復習は、解けなかった問題自体の解きなおしに加えて、同じ分野の出題を問題集・参考書から見つけ、解きなおすことも効果的です。

この時、過去に印がついている問題があれば、最重要で解きなおしをしましょう。

模試ノートと同じく、間違えた問題のみをまとめる過去問ノートを作成し、解きなおすことも効果的です。

入試直前ということで、できない問題があると不安に感じる人もいるかと思いますが、このタイミングで守りに入り、できる問題だけに取り組むのは悪手です。

直前期だからこそ、過去問や取り組んだことのない問題に取り組み、間違えた問題をやり直すことで、他の受験生と差をつけましょう。

悩みに向き合い、仲間とともに医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまで、学力アップに重要な「予習」と「復習」についてお話をさせていただきました。

特に自分の弱点を徹底的に攻略し、学力をアップさせるために「復習」を最重要に取り組んでもらいたいと思います。

しかし、一方で、難問や苦手な分野を一人で学習するには時間がかかりすぎてしまい、かえって非効率になってしまうことがあります。

また、解けない問題に長い時間一人で向き合うことは、精神的にも負担がかかることがあります。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾では、オリジナルの指導メソッドを武器に、数多くの国公立大学医学部の合格者を輩出してきた名門の医学部専門予備校です。

ここから先は、受験生の悩みに向き合い、仲間とともに医学部合格を目指す、京都医塾についてご紹介します。

いつでも質問OK! 常駐講師による質問対応

京都医塾では、プロ講師が施設内に常駐しており、いつでも質問が可能です。

予習や復習を進めながら、わからない問題はすぐにプロの講師に質問することができるため、わずかな疑問点も残すことなく学習が可能です。

理解に時間をかけすぎることなく、効率的に学習を進められる点が、京都医塾の強みの1つです。

復習用ブラッシュアップシートで、圧倒的な効率で復習が可能

京都医塾の個人授業では授業終了時に、重要事項をまとめたブラッシュアップシートを配布しています。

このブラッシュアップシートは、授業で行った重要事項だけをまとめ、授業内容を効率的に復習できるように整えてありますので、授業後の復習としてどのような学習をしたらいいのかが一目でわかります。

京都医塾では、授業後の復習の指針を明確に示し自学でも圧倒的な効率で復習が可能な学習法を提供しています。

生徒1人に担任2名の充実したサポート体制

京都医塾では、生徒1人を2名の担任でサポートしています。

週に1回、担任による1:1のカウンセリングが実施されます。

カウンセリングでは、学習にまつわる課題の相談はもちろん、精神的な不安や気になることまで、なんでも相談が可能です。

生徒たちが抱える様々な悩みに真摯に寄り添い、解決に向けた具体的なアドバイスを提示します。

勉強法の見直しや生活リズム改善のアドバイスなど、一人ひとりの状況に応じてきめ細やかにサポートを行うため、精神面も負担なく学習を進めることが可能です。

まとめ


いかがでしたでしょうか。

予習・復習それぞれの役割から、具体的な学習方法まで、詳しく解説をしてきました。

良い授業、良い参考書に加え、自分自身を高めることができる効果的な予習・復習を行うことで、これまで以上に効率的に学力アップを図れます。

授業の内容をより吸収しやすくできる「予習」、自分の解けなかった問題に徹底的に向き合う「復習」をうまく活用し、合格に向けて自分なりの学習リズムを構築していきましょう。

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