多くの人が「医者」という言葉を聞いて最初に思い浮かべるのが、病院などで勤務している、いわゆる「一般のお医者さん」ではないでしょうか。
白衣に身を包み内科や外科などで患者を診たり、入院している人々の様子を診て回ったりする方々をイメージされると思います。
彼らは「臨床医」と呼ばれる医者で、医者の働き方としてはスタンダードな部類に属する勤務形態の人たちです。
しかし、医者の種類には様々なものがあり、この臨床医だけにはとどまりません。
そこで今回の記事では将来、医者を目指している方々へ向けて、医者の働き方の種類について解説していきましょう。
目次
医者の種類を一挙に掲載!様々な働き方を学ぼう
さっそく本題である、医者の働き方の種類の解説に移っていきます。
本記事では、医者の働き方の中でも主だった種類のものを、8点ピックアップしてまとめました。
産業医
最初に紹介する医者の働き方の種類は、産業医です。
産業医とは事業を行っている職場にて、働いている人たちの心と身体の健康を守ったり、快適な作業環境を守っていくのが代表的な役割の医者です。
たとえば、過重労働にともなうメンタル面のケアや、高齢労働者の方々の身体のケアなどを重点的に行います。
また、企業側の対応に問題があると判断した際には、裁判所の判例を用いて訴え、労働者を保護するのも大きな役目の一つです。
この産業医になるためには医師免許以外にも、産業医になるために必要な資格を取得しなければなりません。
そして、資格取得のための条件としては、各都道府県が設置している医師会が行う、基礎研修を受けていることなどがあげられます。
研究医
2番目に紹介する医者の働き方の種類は、研究医です。
研究医とは名前が示すとおり、病気などの原因や治療法を研究する医者の総称で、主な職場としては、大学や病院、専門の研究機関など多岐にわたります。
そして、この研究医ですが、大きく「臨床研究医」と「基礎研究医」の2種類にわけられます。
前者の臨床研究医は、冒頭でも紹介した臨床医と同じように一般病棟で診療をしつつ、研究職も兼ねる種類の医者です。
基礎研究医との違いは、病気などの治療方法を生み出したり、新しい薬の効果を診たりするなどして、新たな医療の実用化を目的にしている点にあります。
一方、基礎研究医は、上述した大学や病院などにおいて、研究を専門に行う種類の医者です。
研究の対象となるのは、解剖学や生化学といった人体のメカニズムに関係するもののほかにも、病気の原因、治療の方法などがあげられます。
臨床研究医との大きな違いは、「基礎研究医プログラム」を受ける必要があることです。
そのため、基礎研究医を目指す人は、あらかじめ上記プログラムを実施している大学や病院などに、所属しなければならないことを念頭に置いて、就職活動を行ってください。
法医学医
3番目に紹介する医者の働き方の種類は、法医学医です。
法医学医の主な仕事内容は、身元不明のご遺体の識別や、亡くなってからどれくらいの時間が経過したのかの推定業務、加えて死因の解明などがあげられます。
なぜ「法」という文字がつくのかについてですが、上記の過程を経て得た情報が、裁判所などの法定の場で扱われることがあるからです。
たとえば、殺人事件などは、その典型例とも言えるでしょう。
この法医学医になるためには医師免許を取得後、「医師解剖資格」という資格を取得しなればなりません。
一般の医者と違い生きている人ではなく、すでに亡くなった人を相手にするという点では珍しい種類の医者ですが、犯罪や事故の再発防止を防ぐ意味では、社会に必要な方々ですので、興味のわいた方は目指してみてはいかがでしょうか。
医系技官
4番目に紹介する医者の働き方の種類は、医系技官です。
医系技官とは、人々の心身の健康の維持、増進をするために働く行政官のことを指します。
「官」という言葉が表すとおり彼らは公務員の身分であり、その性質上、一人の患者を診るよりも国民全体の医療の充実を目指す点が、一般的な医師との大きな違いです。
この医系技官の具体的な業務は、医師としての専門性を生かしたデータの検証、政策立案の補佐、医療全体の問題点の把握など、実に多岐にわたります。
どの仕事も継続性が必要で、粘り強さが要されるものばかりですが、社会全体のために奉仕したいという人にとっては、ピッタリな種類の医者と言えるでしょう。
企業などのメディカルドクター
5番目に紹介する医者の働き方の種類は、企業などで勤務するメディカルドクターです。
メディカルドクターとは、主として製薬会社に勤める医者のことを言い、その業務内容は新薬の研究開発や、厚生労働省などへのデータ提出などが代表的です。
上記のうち、新薬の研究開発では、総合的な安全性の評価を専門家の立場から行います。
収集されたデータの中から万が一、副作用にまつわるものが発見された際は、迅速に必要な措置を行い、被害が発生しないよう食い止めます。
なお、このメディカルドクターには、医師免許の資格があればどなたでも職に就くことが可能です。
ただし、安全性を考慮した場合、雇う側としては新人の医師よりも、ある程度キャリアを積んだ医師を採用したいはずです。
そのため、メディカルドクターを目指している人は医師免許取得後、臨床医として数年間のキャリアを経てから応募することをおすすめします。
美容外科医
6番目に紹介する医者の働き方の種類は、美容外科医です。
美容外科とは外科の分野の一つで、主に患者の容姿を施術する医療のことを言います。
一般的には、「美容整形」をしてくれる医者として認知されているのが、この美容外科医となります。
整形外科との大きな違いは、前述のとおり美容に関わるかどうかです。
まぶたを二重にしたり、鼻を高くしたり、もしくは脂肪を吸引したりするのは、美容外科医の役割となります。
ここで注意点ですが、美容整形は、近年において大きな人気の高まりを見せているものの、それにともない施術後のトラブルも増えているのが現状です。
美容外科医になりたいと感じている人は、患者の要望を細かくヒアリングして、きちんと施術をしてあげるための、高度な技術が必要と言えるでしょう。
査定医
7番目に紹介する医者の働き方の種類は、査定医(さていい)です。
「査定医」という言葉は聞き慣れない人が大半かと思いますが、同医者は主に、保険会社をフィールドにして活躍している方々のことを言います。
仕事の内容は企業によっても変わってきますが、メインとなるのは保険の加入希望者への診察業務や、支払い査定です。
前者の業務では、保険に入りたい人を診察し健康状態を把握して企業に報告します。
企業側は、その報告をもとにして、保険料の金額をどれくらいにするのかなどの参考とします。
また、支払い査定とは、文字どおり保険加入者に対する保険金額支払いの査定業務です。
保険金の支払いの妥当性を診断書から判断し、企業にアドバイスをするのが主な役目となります。
この査定医になるためには医師免許があればこと足りますが、企業によっては「臨床経験○年以上」といったように定めている場合もあります。
そのため、査定医を目指している方は、ご自身のキャリアと比較検討したうえで、自分に適した保険会社を選ぶ必要があるでしょう。
海外ボランティア
最後に紹介する医者の働き方の種類は、海外におけるボランティア活動です。
医者の方々の中には、日本を飛び出して海外で活躍する人も珍しくありません。
たとえば、国際協力NGOの「世界の医療団」という団体では、アジアを中心として各地にボランティアを派遣し、多くの人々の命を救う活動をしています。
ちなみに、「世界」という文言がついていますが、その中には当然、日本も含まれます。
国内における被災地でのケアや、ホームレス支援など色々なフィールドをまたいで、活躍中です。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで、お伝えしてきたとおり医者としての働き方には様々なものがあります。
病気を研究する研究医、裁判の証拠資料を発見する法医学医、美しさを極める美容外科医など、医者の種類は非常に多くのものがあります。
しかし、上記のような医者になるために必要なのが、まずは医学部への進学を果たすことです。
医学部へ進み、医師免許を取得しないことには何も始まりません。
このことから、夢の実現へ一歩でも早く近づくために、予備校の利用を検討中の方も多いのではないでしょうか。
そういった方々の強力な助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、70名をこえる社員講師やオリジナルのカリキュラムを強みに持つ、国内でも有数の医学部受験の専門予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力に迫っていきましょう。
合格までのプランニングを重要視した取り組み
難関学部である医学部の合格を確実なものにするためには、まずは的確なプランニングから入ることが重要です。
そのため京都医塾では、そのプランニングを実現するため、受験生の方が入塾した際に徹底的に学力の分析を行い実力の測定を行います。
この測定方法は実に多様で、実力テストやヒアリング、体験授業などを通じて多角的に受験生の現在の能力と、ポテンシャルを明らかにしていきます。
こういった過程で生まれるのが当塾自慢のカリキュラムである、「オーダーメイドカリキュラム」です。
このオーダーメイドカリキュラムは、上記のように、受験生一人ひとりの能力を丁寧に推し量ったうえで生み出されたものですから、合格までのプランニングも確実なものとなっております。
入試日程のスケジューリングもすべてサポート
医学部の受験では、合格の可能性を少しでも高めるため、併願を希望する人が少なくありません。
たしかに、単願で医学部を受けるよりも、複数の医学部を受験した方が合格を勝ち取る確率は高くなるでしょう。
しかし、こういったケースで問題となるのが、試験日程のスケジューリングです。
医学部の入試は同時期に一斉に行われるわけですが、ここで併願での受験活動を行っている場合、Aの医学部とBの医学部の試験日が重なってしまう事態が想定されます。
こういったトラブルを未然に防ぐために必要なのが、綿密なスケジューリングですが、この作業を個人で行うとなると貴重な勉強時間を無駄にしてしまい、合格が遠のいてしまいかねません。
このことから、京都医塾では、併願受験を希望する方に対しては、専門のスタッフがスケジューリングを担当して支援にあたっています。
そのため、受験生の方が志望している医学部ごとの、一次試験や二次試験などの日程が重複してしまうといった、一連のトラブルも未然に防ぐことが可能です。
受験生の健康を守るための徹底した感染症対策
みなさんもご存知のとおり、入試の本格的なシーズンは冬を迎えてから始まります。
そのため、新型コロナウィルスやインフルエンザなど、様々な感染症から身を守ることが必要です。
そこで京都医塾では、お預かりしている受験生の方々の健康を守る取り組みの一環として、徹底した感染症対策を行っています。
たとえば、校舎のエントランスには、全身を一気に消毒できるミスト消毒器を設置。
衣服の上からでも身体をきちんと消毒できますので、ウィルスや細菌の感染をしっかり防ぐことができます。
さらに、校舎内の衛生面に関しても対策を講じており、イスや机はもちろん、すべてのドアノブやエレベーターのボタンなど、手指が触れると想定される箇所については完全に消毒をしています。
まとめ
医者としての働き方の種類には、病院などで働く臨床医のほかにも、色々な選択肢があります。
たとえば、労働者の心身の健康を守る産業医や、国民の健康の維持と増進を図る医系技官などは、その典型的な例と言ってもよいでしょう。
しかしながら、上記のような医者になるために必要となるのが、医学部への進学を果たし、医師免許を無事に取得することです。
このことから、受験生の方々の中には、夢の実現へ一歩でも早く近づくために、予備校の利用を検討中の人も、多いのではないでしょうか。
そういった方々の強力な助けとなるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
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