医学部に在籍中の期間を利用して、何らかの資格を取得しておこうと考えている人は、多いのではないでしょうか。
一旦、社会へ飛び出してしまうと、満足に資格取得のための勉強時間も取れませんから、余裕のある学生期間を利用して、将来に生かせる資格を取っておこうと感じるのは非常に合理的と言えます。
そこで今回の記事では、医学部の学生におすすめの資格を取り上げてまとめました。
目次
医学部の学生が資格取得をするメリット
医学部の学生が資格を取得するメリットと言えば、なんと言ってもご自身のキャリアアップに関係するものではないでしょうか。
「医師」とひと口に言っても、働き方の種類には様々なものがあります。
たとえば、アスリートを専門に診療するドクターもいれば、産業医として労働者の健康を守る医師もいますし、国際ボランティアとして活動する医師もいます。
このような多様な活躍のフィールドの中から、自分の進みたい方向へ舵を取るには、その職種に対応した資格を取得しておいた方が有利に働くことは言うまでもありません。
このように、医学部の学生のうちから資格を取得しておくことは、自分の将来への大きな糧となるのです。
医学部の学生におすすめの医療系資格
さて、次に解説していくのは本記事のテーマとなる、医学部の学生におすすめの資格です。
医学部の方々向けに、将来役立つもののみを厳選して5つピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
赤十字救急法救急員
最初に紹介する、医学部の学生におすすめの資格は、赤十字救急法救急員です。
赤十字救急法救急員とは、その名のとおり日本赤十字社が定めている技術認定の資格です。
こちらの資格を取得するメリットには、病気の人や怪我人を発見した際の手当や、応急処置の方法が学べることがあげられます。
そして、この赤十字救急法救急員の取得に際しては、基礎講習と救急員養成講習の2種類の講習を受ける必要があります。
日程は3日間で行われますが、この講習の中ではAEDの操作方法や心肺蘇生の方法、包帯の正しい巻き方や固定方法など様々なことを学ぶことが可能です。
講習期間が短いうえに、講習費用も3,200円(教材費等込み)と低額ですので、医師のタマゴの一人として受けてみてはいかがでしょうか。
スポーツ医学検定
2番目に紹介する、医学部の学生におすすめの資格は、スポーツ医学検定です。
スポーツ医学検定とは、スポーツにともなうケガなどの知識を測定する検定試験です。
この資格を取得することで、スポーツメディカルにまつわる知見を一気に学ぶことができますから、将来アスリートドクターを目指している人には、ピッタリの資格と言えるでしょう。
こちらの資格は、パソコンやスマホアプリなどから申し込みと受験を行い、所定の検定をパスすることで取得することができます。
問題数は30問で時間は40分、検定料は980円です。
なお、このスポーツ医学検定は、2023年1月25日から問題数と時間に変更が加えられています。
旧形式では問題数が20問で時間が30分でしたが、現在では上記のように、問題数、時間ともに増えていますので注意してください。
心電図検定
3番目に紹介する医学部の学生におすすめの資格は、心電図検定です。
心電図検定は、「日本不整脈心電学会」が行っている、心電図を判読する力を認定するための資格です。
この資格には1級から4級までの等級が設定されており、数字が小さくなるほど上位の資格と定められています。
加えて、1級の上には「マイスター」と呼ばれる最上位資格がありますが、このマイスターになるためには、1級合格者の中でも成績上位者に入らなければ、認定が受けられません。
そして、こちらの資格の取得方法ですが、いずれの等級を受ける場合であっても、マークシート式の試験が課せられます。
また、検定料は等級によって、6,000円から10,000円にわかれています。
労働衛生コンサルタント
4番目に紹介する医学部の学生におすすめの資格は、労働衛生コンサルタントです。
労働衛生コンサルタントは、労働者の安全と衛生水準の維持・向上のため、事業場における診断と指導を行う国家資格で、この資格がないと産業医になることができません。
こちらの資格は、筆記試験と口述試験にて合否の判定がなされますが、産業安全の一般知識のほかにも、機会安全や土木安全、化学安全など様々な知識が試されます。
そのため、受験の際には労働全般に関して、幅広く学習しておく必要があるでしょう。
なお、産業医科大学では、卒業生のみが対象ではあるものの、「産業医学基本講座」を開いています。
この講座を受講することで、上記資格試験の筆記試験が免除されるというメリットがありますので、OB、OGの方々は一度受講してみてはいかがでしょうか。
USMLE
最後に紹介する医学部の学生におすすめの資格は、USMLE(United States Medical Licensing Examination)です。
USMLEとは、アメリカにおいて医師免許を取得する際に実施される試験のことを言います。
この資格を取得することで得られる主なメリットには、アメリカにおける臨床留学の許可が受けられることがあげられます。
加えて、医学部在籍中の臨床実習でアメリカの病院を希望できることなども、同資格を取得することの大きなメリットの一つです。
さらに、医療のグローバル化が飛躍的に促進する中では、同資格を取得しているというだけで、一目置かれるようにもなるでしょう。
試験内容は、基礎医学分野や臨床医学分野などから出題されますが、技能試験もあることから、知識とスキルの両方が試されることになります。
ちなみに、東邦大学などの医学部では、USMLEの受験希望者に対して、特別講義を行うなどの支援制度を導入中です。
USMLEの資格取得希望者の方は、ぜひ受講して合格へと生かしましょう。
医学部の学生におすすめの英語系資格
続いて、医学部の学生におすすめの英語系の資格の紹介をしていきましょう。
英語系の資格には、英検やTOEIC、TOEFLなど色々なものがありますが、就職活動などで評価対象となりやすいのは、TOEICです。
TOEICそのものが国内において有力視されている資格であることから、病院側としても積極的に評価基準として採用しているところが多くみられます。
また、就職を考慮せずとも、医師として成長していくためには、卓越した英語力は欠かせません。
国際化が進む社会では英語でのコミュニケーションスキルや、英語の論文を読み解く能力が必要となりますので、上述のように、就職活動を抜きにしても受けておいて損はないでしょう。
なお、このTOEICの試験ではリスニングとリーディングの両方から出題がなされます。
英語に関する総合的な力が試されますので、きちんと学習をして、高得点をマークしてください。
【番外編】医学部の学生におすすめのその他の資格
医学部の学生におすすめの資格の番外編として紹介したいのが、普通自動車運転免許です。
自動車免許は、都市部の医学部の学生にとっては無用のものかも知れませんが、在学中に地域医療に目覚め、地方への就職を希望するようになる可能性もあります。
そういった際に取得しておくと便利なのが、上記のような自動車運転免許です。
地方では都市部ほど交通の便が整備されていないため、車が必須の地域もあります。
そのため、移動の利便性を考慮するのであれば、自動車運転免許があるにこしたことはありません。
お金と時間に余裕がある方は、取得を目指してみてはいかがでしょうか。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部の学生のうちに取得しておくと便利な資格には、様々なものがあります。
しかし、いずれの資格においても医師として生かしていくためには、まずは医学部への合格をはたすことが先決です。
そのために必要なのが医学部進学のための高い学力ですが、一般的な学習だけで合格のための水準を満たすのは、至難のわざとも言えます。
このことから、受験生の方々の中には、優れた学習指導と学習環境を提供してくれる予備校を探している人も、多いのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、独自のカリキュラムによる優れた学習指導と良質な学習環境で有名な、医学受験に特化した予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。
常にアップデートされるカリキュラム
京都医塾では、受験生の方が入塾された際、実力の分析を徹底して行い、その人だけのカリキュラムの作成を行います。
これを当塾では、「オーダーメイドカリキュラム」と呼んでいますが、上記のとおり一人のためだけのカリキュラムとなっていますから、学習進度や学習内容は、本人に最適化されたものが生み出されます。
しかし、当塾のオーダーメイドカリキュラムは一度作成したら、それで完成形を迎えるというわけではありません。
受験生を担当する講師陣の定例会議の中で、無理なカリキュラムになっていないか、理解度は十分な水準になっているか、科目ごとのバランスに問題はないかなど、多角的に話し合い、不足な点があれば常にアップデートされ続けます。
そのため、常時、受験生ご自身の学力に合わせた授業が可能となり、高効率かつ高密度の学習が実現します。
不明点を即座に解消できる環境
医学部を受験するうえで、自習時間をしっかり確保することは欠かせません。
授業で習ったことを脳に定着させるためには、やはり授業外の努力も必要です。
しかし、この自習時間の最中に、不明点や疑問点が生じてくるのはよくあることです。
授業では理解していたつもりであっても、いざ自分で解いてみるとつまずいてしまうというケースは、珍しくありません。
京都医塾では、そういったケースにもきちんと対応できるよう講師が施設内に常駐し、いつでも質問を受付けられる環境を構築しています。
そのため、不明な点は即座に解決することができ、わからない箇所をわからないまま放置してしまうといったことは起こりません。
女性の受験生にも配慮した支援体制
近年、医学部に進学したいと願う女性の受験生は、増加傾向にあります。
女性医師がどんどん社会に進出し、多くの人々を救ってくれることは、当塾としても願ってもない喜ばしいことの一つです。
そこで、京都医塾では女性の受験生の方には同性のスタッフを追加で2名担当させ、サポートを行っています。
そのため、異性には話しにくい女性ならではのデリケートな悩みごとにも、しっかり寄り添うことができ、解決の方向へ一緒に進んでいくことができます。
まとめ
医学部の学生のうちに取得しておくと将来役に立つ資格には、色々なものがあります。
たとえば、アスリートのメディカルを担当したい人には、スポーツ医学検定が向いていますし、アメリカでの活動を見据えている人にはUSMLEがおすすめです。
しかしながら、どんな資格においても医師として生かしていくためには、まずは医学部への合格をはたすことが先決です。
そのために必要なのが、医学部進学のための並々ならぬ学力ですが、通常の学習だけで合格までの水準に到達するのは容易なことではありません。
このことから、受験生の方々の中には、優れた学習指導と学習環境を提供してくれる予備校を探している人も、多いのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、独自のカリキュラムによる優れた学習指導と良質な学習環境で有名な、医学受験に特化した予備校です。
当塾に医学部受験の支援を任せていただければ、あなたの夢の実現のために、できる限りのバックアップで対応いたしますので、安心しておいでください。
本気で医学部合格を目指す人には、総合サポートが自慢の京都医塾こそがうってつけです。
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宿泊費・交通費ともに京都医塾が負担いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。