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医学部受験コラム

医学部の志望理由書はどの大学でも必要? 志望理由書が必要な大学を一覧で紹介

医学部の志望理由書はどの大学でも必要? 志望理由書が必要な大学を一覧で紹介

医学部受験では、「志望理由書」によって志望理由や志す医師像など、医師になるうえで大切にしているものを、大学に提示する必要があります。

この「志望理由書」は、大学によっては面接時に参照されることもあります。受験者自身が「医師になる」目標やきっかけ、将来像をきちんと固められているかどうかを、大学側が確認する目的があります。

そこで今回は、医学部の志望理由書の概観から、求められる内容の具体例まで、詳しく解説します。

志望理由書の提出が必要な大学の一覧も掲載していますので、志望校の検討や対策の検討にもお役立てください。

医学部の志望理由書とは?

一般的な学部・学科受験とは異なり、医学部では出願に必要な書類の1つとして「志望理由書」が求められることがあります。

人々の健康や生命を扱う職業である医師の第一歩、医学部の入学試験には、倫理観を欠いた人物の入学を防ぐ、という役割もあります。

すなわち、志望理由書は、2次試験で実施される面接・小論文の試験とともに、「医師としてふさわしい資質があるかを判別する」という目的で課されると考えられます。

志望理由書は、2次試験の面接時の参考資料として扱われることもあるため、与えられたテーマについて熟考したうえで書き上げる必要があります。

志望理由書に記載する内容は大学によって異なりますが、「なぜ医者になりたいと思っているか」「なぜその大学の医学部を選んだのか」といった内容を中心に、数百~千語程度で記載する必要があります。

大学によっては、自己推薦書や履歴書といった形で、受験者がどのような人物であるのかを示すことを求める場合もあります。

2023年度入試・志望理由書が必要だった国公立大学一覧

以下では、2023年度入試において、志望理由書の提出が必要だった国公立大学医学部(医学科)を一覧にしてご紹介します。

志望を検討している大学に志望理由書が必要かどうかを確認する際の、参考資料の1つとしてお役立てください。

大学 学部(学科) 日程 備考
旭川医科大学 前・後 自己評価書
弘前大学 志望理由書(800字~1000字)
山形大学 医(地域枠) 志望理由書(400字)
筑波大学 医(地域枠) 志望理由書(600字)
群馬大学 医(一般枠・地域医療枠) 履歴書
横浜市立大学 A4用紙2枚程度
信州大学 A4用紙1-2枚程度
名古屋大学 医(一般枠) 前・後 A4用紙1枚程度
名古屋大学 医(地域枠) 志望理由書(600字)
京都大学 出願後に提出が必要
和歌山県立
医科大学
自己推薦書(800字)
鳥取大学 前・後 自己評価シート
鳥取大学 医(兵庫県枠) 志望理由書(800字)
徳島大学 医(保険-検査技師科学) 志望理由書(400字)
香川大学 医(地域枠) 志望理由書(800字)
九州大学 A4用紙1枚程度
佐賀大学 前・後 履歴書(既卒者のみ)
長崎大学 400字程度
熊本大学 志望理由書(800字)
宮崎大学 前・後 履歴書、自己推薦書(600字)
琉球大学 前・後 A4用紙2枚程度

上記の表は、2023年度の募集要項を基に作成しています。

大学・学科(受験枠)・年度によって、これらの募集要項は異なる場合があります。
志望校の提出書類などは改めて大学公式HPなどでご確認をお願いいたします。

志望理由書で求められる内容と具体例

ここまで、医学部における志望理由書の位置づけと、実際に志望理由書の提出が必要な大学の一覧をご紹介しました。

一方で、「志望理由書が求められることはわかったが、実際にどんな内容を記載するのかイメージがつかない」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

そこで、以下では、国公立医学部で提出を求められる志望理由書の中身について、過去の出題履歴を踏まえてより具体的に解説します。

①医師を志望する理由

志望理由書で最も多く問われるのが、「医師を志望する理由」です。

「なぜ医者になりたいと思ったのか」がよくわかるように、具体的な理由や、きっかけとなるエピソードを記載することが重要です。

また、後の項目(②・③)との一貫性がないと、「志望理由書を埋めるために無理やり書いている」印象を持たれてしまう可能性がありますので、後半の内容と齟齬が起きないよう、志望理由書を書き出す前に以下の順番で自分自身の考えをまとめておきましょう。

(1)なぜ医師になりたいのか
(2)理想の医師像/どんな医師になりたいのか
(3)何科の医師になりたいか/どんな場所で働きたいか
(4)なぜその大学で医学を学びたいと考えたのか

②大学への志望動機

志望理由書で次に多く問われるのが、「その大学を志望した動機」です。

全国には、約80校の医学部医学科があります。

その中で、なぜその大学を志望しているのか、その大学でなければならない理由は何か、をしっかりと示す必要があります。

この項目では、その大学が力を入れている診療科に魅力を感じている、その大学で研究している〇〇という分野に強く興味があるなど、その大学の強みやアドミッションポリシーに即した内容を記載することが望まれます。

③めざす医師像とその理由

「どのような医師になりたいのか」といった問いも、志望理由書のテーマとして問われることが多い質問事項です。

①や②の内容と関連付けて、論理的に記載することが求められます。

特に、様々な職種・役割のある医療従事者の中で、なぜ医師でなければならないのか、という点を軸に考えてみると、自分の言葉にしやすいかと思います。

また、憧れの医師がいる場合には、その人物の来歴と紐づけて、どういった学びをしていく必要があると考えたのか、を論理的に記載するとよいでしょう。

地域枠では地域医療への意欲を示すことも重要

昨今、医学部入試では「地域枠」の導入が進んでいます。

「地域枠」とは、各都道府県の出身者や卒業後の地域医療従事者などに対し設けられた受験枠を指します。

僻地の医師不足を解決することを目的として、厚生労働省によって定められた制度で、卒業後の地域医療従事を約束することを条件に、一般枠とは別枠での受験が可能です。

この「地域枠」を利用して受験をする場合、志望理由書や面接で地域医療に対する考えや、意欲を問われることが多いです。

地域枠で合格・進学した場合、地域によって6-12年程度の従事が求められます。

そのため、地域医療に尽力する覚悟をもった人物であるかどうか、という点は大学側から考えると非常に大きな判断材料と言えます。

地域枠での受験を考えている場合には、「なぜ地域医療に従事しようと思うのか」といった側面からも、自分自身の考えをきちんとまとめておく必要があります。

志望理由書を書くことで自らのモチベーションもアップ

現在、インターネットには様々な情報があふれており、志望理由書のテンプレートや例文も、検索すればすぐに確認できてしまいます。

しかし、志望理由書は、自分できちんと取り組むべきものです。

志望理由書を書くことで、「自分はなぜ医師になりたいのか」「どうして医師でなければだめなのか」といった、学力よりも大切な、医師として働く覚悟やマインドセットが可能です。

日々、勉強に追われる中で薄れてしまいそうな、医師となることへの覚悟や心構えを、志望理由書を通して再確認することをおすすめします。

志望理由書は、試験ではありません。大学への「提出書類」です。

そのため、時間をかけてじっくり考えて書くことができますし、心配な場合には第三者に添削してもらうことも可能です。

大学に自分の思いを伝えられるチャンスですので、自分なりの考えをまとめたうえで、添削を受け、納得のいくものを提出することをおすすめします。

志望理由書の添削まで徹底サポート・医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまでの内容で、医学部合格には学力のアップのみならず、志望理由書や面接・小論文など、「医師としての心構え」を語るための対策が必要であることがお分かりいただけたかと思います。

一方で、志望理由書や小論文、面接は独学での対策は難しいため、特に対策を講じずに試験に臨んでしまう受験生も少なくありません。

そういった背景から、医学部受験生の方の「学力はもちろん、志望理由書や小論文の添削、面接をサポートしてくれる存在が欲しい…」というお声をしばしば耳にします。

そこでおすすめなのが、医学部専門予備校である「京都医塾」です。

京都医塾は、細やかなサポートと指導実績を武器に、数多くの国公立大学医学部合格者を輩出する医学部専門予備校です。
以下では、京都医塾の2次試験対策や、サポート体制についてご紹介します。

医学部受験専門予備校だからできる、志望理由書の添削・小論文・面接指導

志望理由書や2次試験の面接・小論文には、医師としての適性を判断する目的があるため、受験生の人となりやコミュニケーション能力をしっかりと判定します。

そのため、1次試験を突破しても、2次試験の対策が不十分な場合、不合格となる可能性があります。

学力面の準備はもちろんのこと、志望理由書や2次試験にも十分な対策が必要です。

京都医塾は、医学部受験のプロ集団です。

志望理由書や小論文、面接など、独学では対策が難しい内容についても、専門講師による徹底した指導を受けることが可能です。

志望理由書は、全国の医学部医学科の過去データを基に専門講師による添削を行ったうえで完成させますので、各大学に自信をもってご提出いただける内容に仕上げます。

担任による週1回・1対1のカウンセリングで精神面&学習面をサポート

京都医塾では、週に一度、担任と生徒で1対1の個別カウンセリングを行います。

カウンセリングの内容はさまざまで、模試の結果や授業中の様子など、学習面のフォローはもちろん、暗記方法の伝授や、悩みの相談、そして健康に関する相談まで多岐にわたります。

医学部合格に向けての1年間、うまくいかない時に気持ちを素直に吐露できる環境は非常に貴重です。

悩みを打ち明けてもらった際には、生徒の立場になって親身に話を聞いたうえで、医学部受験のプロとしての見解をお伝えします。

また、寮生活にあたっては正しい生活リズムで学習に臨めるよう、起床時の点呼をはじめとする生活リズムの管理を行っています。

1年間最後まで集中力を切らず走り抜ける生活習慣の定着を指導します。

精神面・健康面の二つを、どこよりもきめ細やかにサポートできるのが、京都医塾の強みの1つです。

ライバルと切磋琢磨・レベル別少人数集団授業

京都医塾では、授業の様子や模試の結果を分析したうえで、個別カウンセリングにて一人ひとりの到達度に合わせた学習カリキュラムを設計し、プランニングを提示しています。

生徒の得意不得意によって、授業の受講スタイルや自習の方法まで、細やかにアドバイスしています。

授業の受講スタイルの1つとして、京都医塾が提供しているのが、「レベル別・少人数制の集団授業」です。

「レベル別・少人数集団授業」は、その名の通り、教科別・レベル別にクラスを編成した授業形態です。

実力の近い仲間が集まるクラスに参加することで、ライバルとの切磋琢磨やモチベーションアップを狙います。

また、クラス内での他者からの疑問点や、解法の工夫などを知ることで、問題に対するアプローチに幅を持たせることが可能です。

苦手な科目は個別指導、得意な科目はレベル別集団授業と、自分の現状に合った授業スタイルを選ぶことで、どちらの形態の良さも享受することが可能です。

個別指導・レベル別集団授業を併せて受講できる点も、京都医塾の魅力です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

志望理由書の記入は単なる書類提出ではなく、自分自身が医学部を目指す理由医者としてどのように社会に貢献していきたいかを深く考えるきっかけでもあります。

自己分析をしたうえで、「志望理由」として言語化することは、自分自身の医学部受験に対するモチベーションアップに大きくつながります。

また、今回の記事を通して、京都医塾で医学部を目指してみたい、と思われた方も多いかと思います。

京都医塾では、理念や指導方針をしっかりとお伝えし、ご納得のうえでご入塾を検討いただきたいと考えています。

そのため、京都医塾にご興味を持っていただいた方には、『一泊二日医学部合格診断』へのご参加をおすすめしています。

『一泊二日医学部合格診断』では、京都医塾の理念・指導方針のご説明から、入塾説明、授業体験、学力診断テスト、その結果を踏まえた個別面談を実施いたします。

「医学部を目指したいが、どの予備校にするべきか悩んでいる」
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など、医学部受験にあたってのご不安や気になる事などがございましたら、個別面談にてお気軽にご相談ください。

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