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医学部受験では二次比率にも着目しよう!国公立大学のデータを元にして解説!

医学部受験では二次比率にも着目しよう!国公立大学のデータを元にして解説!

医学部の入試では、一般的に共通テストや一般選抜といった一次試験と、個別学力検査が課せられる二次試験を受けることになります。

そして、これらの試験の成績にもとづいて合否の判定が行われるわけですが、実を言うと、医学部ごとに、それぞれ異なる二次比率を用いて学生の選抜を行っています。

そのため、志望校の二次比率を正しく理解しないまま学習を進めてしまった場合、入試において不利が生じてしまいかねません。

そこで今回の記事では、医学部における二次比率について理解を深めるためにも、徹底的に解説していきましょう。

医学部受験では二次比率に注目した戦略が重要

冒頭でも触れたとおり、医学部の受験においては二次比率に着目した受験戦略が必要不可欠です。

二次比率という言葉を始めて耳にしたという方のために軽く確認しておきますが、この制度は医学部入試において、一次試験と二次試験の配点の比率に差を設ける制度を言います。

なぜ、このような制度が設けられているかというと、医学部側が求めている人物像に沿った人間を選抜するためと考えられます。

すべての医学部ではアドミッションポリシーを公開して、どのような人材を求めているか明記していますが、その基準に叶った人物を取り入れるため、医学部ごとの実情に合った二次比率を用いていると理解してよいでしょう。

このことから、上でも述べたとおり、二次比率をしっかり理解した上で受験戦略を練り、志望先の医学部に対応した学習を進めていくことが重要となるわけです。

医学部受験での具体的な二次比率は?


続いて、国公立大学医学部を例にとって、2023年度入試における二次比率の一覧を見ていきましょう。

各医学部によって、一次試験と二次試験の配点比率が大きく異なっているのがよくわかるはずです。

備考欄にも有用な情報を掲載しておりますので、こちらについてもぜひチェックしてみてください。

▼【国公立大学】2023年度入試における二次比率一覧

大学名 二次比率 共通テスト配点 二次試験配点 配点合計 備考
北海道大学 300:525 300点 525点 825点
旭川医科大学 【前期日程】550:350【後期日程】600:250 【前期日程】550点【後期日程】600点 【前期日程】350点【後期日程】250点 【前期日程】900点【後期日程】850点 同点者がいた場合は、二次試験の得点が高い者を高順位とする。
札幌医科大学 700:700 700点 700点 1400点
弘前大学 1000:500 1000点 500点 1500点 二次試験は、総合問題が課される。
東北大学 250:950 250点 950点 1200点
秋田大学 【前期日程】550:400【後期日程】700:300 【前期日程】550点【後期日程】700点 【前期日程】400点【後期日程】300点 【前期日程】950点【後期日程】1000点
山形大学 【前期日程】900:700【後期日程】900:100 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】700点【後期日程】100点 【前期日程】1600点【後期日程】1000点 後期日程では、学力検査を実施しない。
福島県立医科大学 750:360 750点 360点 1110点
筑波大学 900:1400 900点 1400点 2300点 二次試験では、適性試験も実施される。
群馬大学 450:450 450点 450点 900点 面接は状況によって、時間が延長になる場合がある。
千葉大学 【前期日程】450:1000【後期日程】450:1000 【前期日程】450点【後期日程】450点 【前期日程】1000点【後期日程】1000点 【前期日程】1450点【後期日程】1450点
東京大学 900:440 900点 440点 1340点
東京医科歯科大学 【前期日程】180:360【後期日程】500:200 【前期日程】180点【後期日程】500点 【前期日程】360点【後期日程】200点 【前期日程】540点【後期日程】700点 後期日程では、学力検査を実施しない。
横浜市立大学 1000:1400 1000点 1400点 2400点 一次試験の合格者は、原則として750点以上の者から選抜する。
新潟大学 【前期日程】550:450【後期日程】800:200 【前期日程】550点【後期日程】800点 【前期日程】450点【後期日程】200点 【前期日程】1000点【後期日程】1000点 後期日程では、学力検査を実施しない。
富山大学 900:700 900点 700点 1600点
金沢大学 450:1050 450点 1050点 1500点 面接試験に代わって、口述試験が実施されているので注意。
福井大学 【前期日程】900:700【後期日程】450:220 【前期日程】900点【後期日程】450点 【前期日程】700点【後期日程】220点 【前期日程】1600点【後期日程】670点 後期日程では、学力検査を実施しない。
山梨大学 1100:1200 1100点 1200点 2300点
信州大学 450:600 450点 600点 1050点
岐阜大学 【前期日程】900:1200【後期日程】450:1200 【前期日程】900点【後期日程】450点 【前期日程】1200点【後期日程】1200点 【前期日程】2100点【後期日程】1650点
浜松医科大学 【前期日程】450:700【後期日程】900:350 【前期日程】450点【後期日程】900点 【前期日程】700点【後期日程】350点 【前期日程】1150点【後期日程】1250点 後期日程では、面接試験のほかにもプレゼンテーションによる試験も課せられる。
名古屋大学 【前期日程】900:1650【後期日程】900:- 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】1650点【後期日程】-点 【前期日程】2550点【後期日程】900点 後期日程の二次試験では、英文の課題にもとづく口頭試問により審査を実施。(点数化はされない)
名古屋市立大学 550:1200 550点 1200点 1750点
三重大学 【前期日程】600:700【後期日程】600:300 【前期日程】600点【後期日程】600点 【前期日程】700点【後期日程】300点 【前期日程】1300点【後期日程】900点 後期日程では、学力検査を実施しない。
滋賀医科大学 600:600 600点 600点 1200点
京都大学 250:1000 250点 1000点 1250点
京都府立医科大学 450:600 450点 600点 1050点
大阪大学 500:1500 500点 1500点 2000点 面接試験は、状況により複数回行われる可能性もあるため留意しておくこと。
大阪市立大学 650:800 650点 800点 1450点 一次試験合格者は、共通テストにおいて650点以上の点数の者の中から選抜。
奈良県立医科大学 【前期日程】900:450【後期日程】900:900 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】450点【後期日程】900点 【前期日程】1350点【後期日程】1800点
和歌山県立医科大学 600:700 600点 700点 1300点 一次試験合格者は、共通テストにおいて630点以上の点数の者の中から選抜。
神戸大学 360:450 360点 450点 810点
鳥取大学 900:700 900点 700点 1600点 一次試験合格者は、共通テストにおいて600点以上の点数の者の中から選抜。
島根大学 700:460 700点 460点 1160点
岡山大学 500:1100 500点 1100点 1600点
広島大学 900:1800 900点 1800点 2700点 個別学力検査は、配点の異なる3種類の試験(合計点は共通)の中からランダムで課されるため、必ず募集要項を確認しておくこと。
山口大学 【前期日程】900:600【後期日程】900:500 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】600点【後期日程】500点 【前期日程】1500点【後期日程】1400点
徳島大学 900:400 900点 400点 1300点
香川大学 700:700 700点 700点 1400点
愛媛大学 450:700 450点 700点 1150点
九州大学 450:700 450点 700点 1150点
佐賀大学 【前期日程】630:300【後期日程】900:120 【前期日程】630点【後期日程】630点 【前期日程】300点【後期日程】120点 【前期日程】930点【後期日程】750点 後期日程の二次試験は、面接のみ実施。
長崎大学 800:800 800点 800点 1600点 二次試験では、面接試験ではなくペーパーインタビューが課される場合あり。
熊本大学 400:800 400点 800点 1200点
大分大学 450:550 450点 550点 1000点
宮崎大学 【前期日程】900:600【後期日程】900:150 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】600点【後期日程】150点 【前期日程】1500点【後期日程】1050点 二次試験の学力検査では、外国語の試験のみ実施。
鹿児島大学 【前期日程】900:920【後期日程】900:320 【前期日程】900点【後期日程】900点 【前期日程】920点【後期日程】320点 【前期日程】1820点【後期日程】1220点 後期日程では、学力検査を実施しない。
琉球大学 【前期日程】900:800【後期日程】1000:300 【前期日程】900点【後期日程】1000点 【前期日程】800点【後期日程】300点 【前期日程】1700点【後期日程】1300点 後期日程では、学力検査を実施しない。

上記のように、医学部における二次比率は、非常にバリエーションに富んでいます。

こちらの表を参考にして、ご自身の志望医学部の二次比率の対策に生かしてください。

なお、2024年度の入試では、前年度のものに変更が加えられる可能性もありますので、募集要項やホームページについては必ず目を通し、常に最新の情報に触れておくようにしましょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部の二次比率は、それぞれの医学部の事情に合わせて設定されています。

一次試験に重きを置いているところもあれば、一方で、一次試験も二次試験も同じ比率のところもあるなど様々なパターンがありますから、志望医学部ごとの対策が必要です。

しかしながら、個人レベルで最新情報を確認しながら、対策を進めていくことは非常に困難ですし、併願ともなれば苦労は2倍にも3倍にもなりかねません。

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一人のための「オーダーメイドカリキュラム」

みなさんもよく知るとおり、人間の能力には個々人でバラつきがあります。

これは勉強にも同じことが言え、たとえば、英語が得意な人もいれば不得意な人もいます。

数学や理科、国語にも同様に当てはまるでしょう。

そのため、予備校で学ぶと言っても画一的なカリキュラムを使用していては、必ずしも本人の能力を引き出せるとは限りません。

やはり、本人の適性に合致したものを作成し、ポテンシャルをすべて引き出せるだけのカリキュラムが、受験では必要です。

そこで京都医塾では、受験生の方々に見合ったカリキュラム、その名も「オーダーメイドカリキュラム」を用意して、授業を行っています。

このカリキュラムは、入塾時に行われる実力テストの成績や、カウンセリングなどをもとにして作られるものですが、本人の潜在能力まで推し量ったうえで生み出す世界でたった一つのものです。

そのため、個々人の現状の学力や潜在能力に見合った授業が受けられ、目覚ましい学力の向上が期待できます。

受験にまつわる情報収集も専門のセクションにお任せ

京都医塾では学習面のサポートをするだけでなく、「情報戦」にも勝利するためのセクションを用意して、受験生の方々の支援を行っています。

情報戦と言うとおおげさに聞こえるかも知れませんが、受験競争では学力と同様、情報量や情報の質も戦いを勝ちぬくための重要な要素です。

たとえば、二次比率を例にとってみても、情報が不足していた場合、適切な学習量や学習内容が確保できず、努力が実らない場合も十分に考えられます。

そのため、当塾では上述のとおり、情報戦のためのセクションを用意して、日ごろから最新の受験情報の収集にあたっているというわけです。

このような作業は一人の力では大変困難なものですが、私たちのもとへ入塾していただければ、専門のセクションにてスタッフが代行いたしますので、受験生の方々は学習だけに専念することができます。

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京都医塾では、お預かりしているご子息・ご息女の安全を毎日、保護者様へとご報告するために、「KAZASUシステム」を導入しています。

このKAZASUシステムとは、インターネットを介して、お子さまの様子を通知するシステムの名称です。

当塾では同システムを使用し、お子さまが校舎に入館・退館されたタイミングで、保護者様にメールでお知らせしています。

さらに、新型コロナ対策の一環として、朝の入館時にはお子さまの検温結果も同時に送るとともに、お顔の画像も一緒に送信いたしております。

上記のように、京都医塾では、ネット環境を駆使したお知らせシステムを用いて、毎日お子さまの安全を保護者様のもとへとお届けしておりますので、安心してご子息・ご息女をお預けください。

まとめ

医学部の二次比率は各学部の事情に合わせて、それぞれ設定されています。

徳島大学のように一次試験の比率が高い医学部もあれば、一方で、滋賀大学のように一次試験も二次試験も同様の比率の医学部もあるなど、色々なパターンがあります。

そのため、医学部の入試にあたっては、この二次比率もきちんと確認したうえでの受験対策が必要です。

とは言え、このような対策を個人の力で進めていくことは非常に困難ですし、私立大学医学部との併願受験もするのであれば、なおさら苦労は膨れ上がってしまいます。

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