数多くの診療科がある中で、私たちの心と身体の健康を診てくれるのが心療内科です。
心療内科は現代のストレス社会において高いニーズがありますが、心療内科医になるにはどういった経路をたどっていけばよいのでしょうか。
そこで今回の記事では、心療内科医を目指している方々に向けて、心療内科になるには何が必要かなど役立つ情報をまとめました。
そもそも心療内科医とは?
心療内科医とは、心が原因の身体の不調を治療する医師です。
吐き気や頭痛、下痢や腹痛、ぜんそくなどの症状が続く背景には、ストレスが思い当たることがあります。
そういったケースの場合、心療内科医の専門となります。
身体の不調で他科を受診し、検査をしても異常が認められない場合には、心療内科の治療につながることがあります。
対象となる疾患は過敏性大腸炎のような内科疾患やがん疾患、摂食障害、慢性疼痛など多岐にわたります。
精神科医との違い
心療内科医と混同されやすいのが、精神科医です。
両者とも「心が原因の病」を扱いますが、扱う症状や疾患が異なります。
大きな違いとして精神科医は心の不調そのもの、心療内科医は心が原因となる身体の不調を扱う点です。
精神科医が扱う心の不調とは、抑うつや不安、イライラ、幻覚、幻聴などです。
そして、対象疾患は、うつや不安障害、統合失調症、認知症、アルコール依存症などが挙げられます。
心療内科医になるには
さて、ここでは心療内科医になるにはどのような経路をたどればよいかについて解説していましょう。
医師免許を取得
心療内科医になるためには、まず医師免許取得が必要となります。
医師免許を取得するためには、医科大学や大学の医学部に入学して最低6年間、医学を履修します。
進級を果たし無事に大学を卒業した後は、医師国家試験に合格してはじめて医師免許を取得することができます。
初期研修を2年修了
医師免許を取得した後は、2年間の初期研修を受けなくてはなりません。
医師として従事するためには、初期研修で医師になるための知識や技術を学ぶことが義務付けられています。
内科や外科、小児科、救急など特定の診療科において、それぞれ1か月以上の研修を受けます。
初期研修を終えた後は、心療内科医として採用されれば特に資格は必要なく心療内科医として活動することができます。
さらに心療内科専門医も目指せる
心療内科医としてさらにスキルアップしたいならば、心療内科医専門医という資格取得も可能です。
心療内科専門医になるには、初期研修を終えた後に内科専門医取得を目指す必要があります。
内科専門研修プログラムに所属して3年間の研鑽を積んだ後、内科専門医資格を取得します。
内科専門医を取得した後は、内科領域のサブスペシャリティとして心療内科専門医の資格を取得していくことになります。
医学部卒業から心療内科専門医と名乗るためには、早くても8年という長い年月がかかります。
心療内科医の仕事内容
それでは、心療内科医はどのような仕事をしているのでしょうか。
この項では、心療内科医の仕事内容について解説していきましょう。
心と身体の両面から診察
心療内科は、心が原因となっている「身体の病気」が診療対象です。
そのため診察では、患者さんに対して心と身体の両面から診断をしていきます。
患者さんの話を十分に聞きながら、心理テストや自律神経機能検査なども行います。
身体の症状を診るだけではなく、患者さん自身の性格や行動パターン、社会的背景や家庭環境など心理面や社会面など様々な視点から病気の要因を分析します。
身体の不調をやわらげるための治療
心理面と身体面のどちらも含めた治療を行います。
身体の病気に至った要因を見極め、投薬だけでなく患者さんの考え方や行動を変えるような指導や心理療法などが用いられます。
生活指導
不規則な生活習慣は、疲労や睡眠障害、生活習慣病など多くの不調を引き起こします。
規則正しい生活、ライフスタイルの改善を促します。
薬物療法
内科的疾患に対して抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬などの向精神薬を処方します。
認知行動療法
患者さんの物事の考え方や受け止め方のゆがみに対して、行動を変えていけるように促す心理療法を行います。
心療内科医の魅力
この項では、心療内科医の魅力について解説していきます。
キャリアを重ねても興味がつきない
心療内科では、経験年数を積んだとしても出会ったことのない症例と向かい合うことが少なくありません。
心療内科の治療では、病気の背景となる患者さんの性格や社会との関わり方も十分に考慮してすすめていく必要があります。
また、患者さんの性格や生活環境は人によって大きく異なるため、たとえ同じ診断名であって同じ治療方法で症状が改善するとは限りません。
つまり、患者さんの数だけ治療のやり方が違ってくるため、キャリアを重ねても関心がつきない点は心療内科医のやりがいとも言えるでしょう。
長期的に患者さんをサポート
心療内科は短期間で結果を出すというよりも、じっくりと患者さんと向き合って治療経過をたどることが多い診療科です
慢性疾患のように一生つきあっていく病気をもつ患者さんや、他科で異常がないといわれ複数の病院を回っているような患者さんが心療内科を訪れます。
そういった患者さんに対して少しずつ良くなっていく経過を診ていけることは、心療内科医の醍醐味ともいえるでしょう。
ストレス社会においてニーズが高い
現代の日本では多くの人がストレスを抱えており、それが原因で心の病にかかる人が増えています。
心療内科や精神科にかかる患者数は増加傾向である一方で、心療内科医の医師数は不足しています。
実際に、厚生労働省の「病院等における必要医師数実態調査」において、心療内科医の必要医師数は高い値が示されています。
今後もメンタルヘルスの問題は続くことが予想されるため、心療内科医の活躍が期待されています。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
日常生活においてメンタルヘルスの不調は、誰しも起こりえることです。
ストレス社会といわれる現代において、私たちの心身を守る心療内科医はなくてはならない存在といえるでしょう。
そんな心療内科医に魅力を感じ、医学部を目指して受験勉強に励む受験生も多いのではないでしょうか。
しかしながらも、医学部合格を果たすことは決して簡単なことではありません。
そのため、心療内科医を志望する受験生の中には、医学部合格を確実にするために予備校に通いたいと思う人もいるのではないでしょうか。
そんな受験生の方々にぴったりなのが医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾はオーダーメイドカリキュラムと優秀な講師陣による高い指導力によって、毎年たくさんの医学部合格者を輩出する名うての予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導内容について紹介していきましょう。
圧倒的に学力を伸ばす独自のカリキュラム
医学部合格のためには入試までに必要な学力を高めることが不可欠です。
とはいえ、どの教科をいつまでにどれくらい勉強すれば合格できるのか、受験生1人で見極めることは難しいでしょう。
京都医塾では、生徒の現在の学力レベルと志望校との間にどの程度のギャップがあるか明確に把握したオーダーメイドカリキュラムを作成します。
このカリキュラムは生徒1人ひとり違っており、合格に必要な勉強量と時期が綿密にプランニングされています。
そのため、いつ何を勉強すればよいか迷うことなく、カリキュラムに沿って学習をすすめることで医学部合格に必要な学力の伸びが期待できるのです。
わからないことは5分で解決
受験勉強では、理解できないことや疑問点をそのままにすることは、大きなロスを伴います。
疑問点は5分もあれば解決できるものがほとんどです。
しかし、日が空くごとにうやむやになり、解決されないまま入試を迎えてしまう恐れもあるでしょう。
京都医塾では、常に社員講師が校舎に常駐しているので、わからないことはすぐに質問できます。
後回しにせず、すぐに質問できる環境が整っているため、生徒の理解が深まり学習意欲も維持できるのです。
医学部に特化した講師陣が最後までサポート
京都医塾では、医学部合格を目指す生徒に対して最後の最後まで指導・サポートをします。
当塾では、遠方の受験の場合には、普段授業をしている講師やスタッフが同行します。
受験当日も気心知れたスタッフが試験会場まで送迎して、生徒の緊張をほぐして100%の力で入試に臨めるようにサポートします。
試験当日は試験問題の見直しをして、次の入試で確実に点数につながるように指導を行います。
当塾の惜しみないサポートにより、入試時期に学力が伸びて志望校合格を果たす生徒の方もたくさんいらっしゃいます。
まとめ
心療内科医は、私たちの心と身体の健康を支えてくれる存在です。
他科で病名がつかなかった患者さんが、心療内科医によって救われることも少なくありません。
患者さんに慕われ大きなやりがいも感じられる心療内科医になりたいと強く思う受験生も多いのではないでしょうか。
しかしながらも、心療内科医になるためにはまずは難関である医学部合格を勝ち取らなくてはなりません。
そのためには、入試までに確実に学力を高めるために医学部専門予備校に通いたいと思う人もいるはずです。
そんな受験生におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は優れた学習環境ときめ細かなサポートを強みに、毎年たくさんの医学部合格実績をたたき出している予備校です。
当塾で勉強に励んで頂ければ、あなたの医学部合格の夢もきっと実現することでしょう。
本気で医学部合格を目指す人は、徹底的なサポートが自慢の京都医塾こそ最適です。
「一泊二日医学部合格診断」では、当塾の授業や雰囲気を体験して頂けます。
資料請求やお電話でのご相談は年中無休で受け付けております。
ぜひお気軽にお問合せください。