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【医学部受験】多浪生や女子は本当に不利なのか?多浪生や女子の合格率が高い大学を徹底解説

【医学部受験】多浪生や女子は本当に不利なのか?多浪生や女子の合格率が高い大学を徹底解説

多浪生や女子といえば、医学部入試において不利なイメージがあります。

実際に、多浪生や女子受験生は医学部にどれくらい合格しているのでしょうか。

そこで今回の記事は、医学部を志す多浪生や女子受験生に向けて役立つ情報をまとめました。

多浪生・女子は医学部受験で不利?

医学部受験で多浪生と女子は、なぜ入試で不利になるのでしょうか。

この項では、多浪生や女子が抱えるデメリットから不利になる理由について解説していきましょう。

多浪生や女子が抱えるデメリット

多浪生は浪人を繰り返していることで、「基礎学力が身についていない」「勉強に集中して取り組めない」とみなされやすくなります。

大学に入学した後も進級や医師国家試験への影響が懸念されるため、選考の上で不利になる可能性があります。

女性は医師として働きだしても結婚や出産を理由に辞めてしまうことも少なくありません。

現場復帰しても育児をしながらの勤務となると、診療科や働き方が限られてしまうという現状があります。

そういった背景から、女子受験生より男子受験生を優遇する大学が存在する可能性があります。

不正入試問題発覚後、改善傾向

2018年の不正入試問題で年齢差別、女性差別が複数の医学部で行われていたことが、ニュースでも大きく取り上げられました。

その後、文部科学省により全国の医学部に対して調査が行われ、問題があった大学には是正勧告がなされました。

そういった経緯から、2019年度以降は女性や比較的高年齢の合格者が増加しています。

つまり、現在においては学力や医師になる資質に問題がなければ、多浪や性別を理由に不合格になることが少なくなったといえます。

多浪生の医学部合格者数は一定数いる

不正入試問題以降は、年齢差別、女性差別をせずに公平な入試を行う大学が増えたと言われています。

実際に医学部入試でどんな年齢層が合格したかというデータについて、独立行政法人大学改革支援機構・学位授与機構が公表しています。

そのデータによると、多浪生のように比較的年齢の高い入学者数は大学によって差があることがわかります。

4浪以上の入学者がゼロの大学がある一方で、4浪以上の入学者が10人以上の大学も複数校存在します。

2021年に女子の医学部合格率が逆転

それでは不正入試問題以降、女子の合格者数はどのように変化しているのでしょうか。

2021年度の医学部入試合格率は、男性13.51%女性13.60%でした。

このように女性の合格率が、男性を上回ることは、男女別合格率のデータが存在する2013年度以降で初めてのことです。

まさしく不正入試問題が明るみになった19年度以降、少しずつ男女の合格率格差が狭まっていき、ついに逆転をしています。

つまり、男女別合格比率のデータ推移からは、不正に対する是正が進み改善傾向にあると考えられます。

医学部多浪生が再チャレンジするメリット

多浪生のデメリットについて触れてきましたが、一方で多浪生だからこそ得られるメリットもあるはずです。

そこで、この項では多浪生だからこそ得られるメリットについて解説していきましょう。

自分の夢に再挑戦できる

医学部を目指すすべての受験生が、2浪、3浪と年数を重ねて入試に再挑戦することが許されるわけではありません。

金銭面で浪人が許されず、夢をあきらめなくてはならない受験生もたくさんいるのです。

そのような中、もう一度浪人ができることは、自分の夢を叶えるチャンスを与えられているということです。

夢に挑戦できることは機会を最大限活かすようにしましょう。

失敗した経験を人生の糧にできる

失敗した原因を活かすことで、次は成功につながる可能性が高まります。

多浪生は現役・一浪と少なくとも2回以上の失敗があることになりますが、失敗の原因をしっかりと分析することが重要です。

入試で不十分であった科目や自分の苦手なところがわかれば、より効率的な受験に取り組むことができるでしょう。

また、長い視点になりますが挫折から立ち直りチャンスをつかみとることで、自信とタフさが身につき、より人として魅力の幅が広がります。

面接では、浪人した理由を謙虚に述べて失敗から何を学びとったかまで面接官に伝えることができれば印象もアップするでしょう。

女子受験生が医学部受験をするメリット

上述したように、医学部受験における女子が抱えるデメリットについてふれてきました。

しかし、近年女性医師の割合は増加しており、メリットにも目を向けることができるでしょう。

この項では、女子受験生が医学部受験するメリットについて解説していきましょう。

日本における女性医師の数は世界と比較して少ない

近年、女性医師の割合が増加傾向であるといっても、欧米諸国と比較するとまだまだ低い割合に留まっています。

医療現場に女性医師が進出することで、患者さんが享受するメリットは数多くあります。

男性医師には話しづらいことを女性医師には話せることや、女性特有の症状について安心して受診できるなどいくつも挙げることができるでしょう。

現在においても女性医師の結婚・出産に関しての課題はありますが、少しずつ改善が進められており、今後の日本を支える女性医師の躍進が期待されています。

就職・転職に困らない

医学部受験で女子差別が行われていた問題と同じくして、日本のジェンダーギャップ指数は下位レベルと言われています。

SDGsでジェンダー平等が叫ばれる中、日本はまだまだ職業や就職において男女平等とは言えない現状があります。

そのような中、女子が医学部に進むことで特別な専門技術が習得でき、医師になれば就職や転職に困らずに働き続けることができるでしょう。

とくに大きな企業や産業が少ない地方において、女子が一生涯続けられる仕事を考えた場合、医学部に進むことも1つの選択肢になるでしょう。

多浪生の合格率が高い医学部

下記の表は、多浪生の合格率が高い医学部をランキング形式の表にしました。

文部科学省が不正入試発表後に発表した「医学部医学科入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査の結果速報について」という文書をもとに作成しています。

この表は、3浪以上の合格者が2浪以下の合格者より多い大学から順位付けしています。

つまり、ランキング上位の大学ほど多浪生に寛容な大学であると考えられます。

多浪生は寛容度が低い大学をあえて選択するよりも、できるだけ多浪生の合格実績が高い大学を受験することがおすすめです。

国公立大学医学部

大学名現役1浪2浪3浪4浪
島根大学39.832.05.84.917.5
滋賀医科大学41.022.012.04.021.0
九州大学43.825.99.81.818.6
熊本大学48.312.914.77.816.4
横浜市立大学62.921.64.14.17.2
鳥取大学40.040.06.44.59.1
富山大学33.041.19.83.612.5
香川大学50.024.19.86.39.8
山形大学45.127.910.75.710.7
高知大学30.048.28.24.59.1

私立大学医学部

大学名現役1浪2浪3浪4浪
川崎医科大学3.718.123.727.427
岩手医科大学13.432.917.613.922.2
久留米大学15.532.619.710.921.2
北里大学40.427.410.49.112.6
東海大学30.531.515.5913.5
金沢医科大学20.430.821.612.814.4
東北医科薬科大学11.934.824.79.718.9
福岡大学18.441.218.47.614.4
帝京大学21.432.422.46.217.6
聖マリアンナ医科大学31.135.817.5758

女子の合格比率が高い医学部

この項では、2023年度における医学部入試で、合格者の男女比が高い医学部を表にしました。

国公立大学医学部と私立大学医学部にわけて紹介します。

男性と女性の合格者数の比率を見ることで、志望校選びの参考になるでしょう。

国公立大学医学部

大学
佐賀大学50.050.0
宮崎大学52.347.7
弘前大学53.146.9
琉球大学53.546.5
富山大学54.145.9
大分大学54.445.6
長崎大学54.545.5
鳥取大学54.845.2
高知大学54.845.2
浜松医科大学55.244.8
島根大学55.844.2

私立大学医学部

大学
聖マリアンナ医科大学35.464.6
東邦大学50.249.8
兵庫医科大学50.849.2
埼玉医科大学51.848.2
順天堂大学52.347.7
国際医療福祉大学55.344.7
金沢医科大学56.143.9
昭和大学56.343.7
日本医科大学56.543.5
川崎医科大学56.843.2
杏林大学57.142.9
東海大学59.041.0
北里大学59.940.1
大阪医科大学60.639.4

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部受験において多浪生と女子はハンデを負いやすい傾向があります。

実際に、2018年に医学部入試で年齢差別、性別差別が行われていた事実が発覚しています。

現在は是正傾向とはいえ、大学によって多浪生がゼロの大学、女子合格者の割合が少ない大学が存在します。

よほどの事情がない限り多浪生はできるだけ寛容度が高い大学、女子受験生は女子合格者の割合が高い大学を選ぶと良いでしょう。

ただ、医学部入試はどこの大学も高い学力が求められます。

そのため、確実に合格をつかむためには、自分の学力を見据えて入試までに学力を引き上げることが必要です。

このことから、多浪生や女子受験生の中には医学部専門の予備校でしっかり指導を受けたいと考える人もいるのではないでしょうか。

そういった方の頼りになるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、オリジナルメソッドと優秀な講師陣を強みに、これまで多くの多浪生や女子生徒を医学部合格に導いてきた予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾のサポート内容を紹介していきましょう。

専門講師による面接・小論文の徹底指導

多浪生や女子受験生にとって面接対策は重要です。

試験の出来は良くても、面接で失敗してしまうと不合格になりかねません。

京都医塾の面接と小論文指導は専門講師を配置しています。

模擬面接や小論文の添削に至るまで、専門講師が丁寧に的確かつ適切なアドバイスを行います。

不安がある場合には、繰り返し練習ができますので、自信をもって二次試験に進むことができるでしょう。

女子受験生の悩みに寄り添うカウンセリング

女性医師数が増加しているとはいえ、医学部を志す男子受験者数に比べて女子受験者数は少ないのが現状です。

勉強のことはもちろん将来のことを考えると不安を感じることもあるはずです。

京都医塾では、女子生徒には担任の他に女性スタッフを2名配置しています。

月に一回カウンセリングがありますので、女性同士だからこそ話せる悩みに対しても適切なアドバイスをしてもらえるので安心です。

偏差値40からでも医学部合格の夢を叶える

当塾では、「本気で医学部に合格したい人」はどんな学力の方であっても受け入れております。

テストを受けた結果、学力が足りずに入塾できないということはありません。

入塾をお断りしない理由としては、当塾では偏差値40台からでも医学部合格を可能にするオリジナルメソッドが確立しているからです。

このオリジナルメソッドとは、開校30年以上も蓄積されたノウハウによって生み出されたもので、入試までに生徒の学力を十分引き上げて志望校合格に導きます。

たとえ、学力不足を感じて入塾を迷うような方でも、京都医塾で勉強に励めば医学部合格の夢もけっして遠くはないはずです。

まとめ

多浪生や女子であることのデメリットを考えると、引け目に感じてしまうこともあるかもしれません。

しかし、多浪生・女子だからこそのメリットに目を向けて、医学部受験にまっすぐ向き合うことも大切です。

全国の医学部の合格者についてデータから、多浪生に寛容な大学や女子合格者の比率が高い大学が存在しています。

出来る限り自分が優位になる大学を選択して、志望校を選びましょう。

しかしながら、医学部に無事に合格するためにはしっかりと対策を立てて臨む必要があるでしょう。

そのため、多浪生や女子受験生の方の中には、頼れる予備校で少しでも合格の可能性をアップしたいと思う人もいるはずです。

そういった方にぴったりなのが医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は長年の医学部指導のノウハウが蓄積された予備校で、これまでたくさんの多浪生や女子受験生の医学部入学を見届けています。

当塾においでいただければ、どのようなスタートラインの方であっても全力で合格のためのサポートをいたします。

本気で医学部合格を目指す人には、京都医塾こそぴったりです。

当塾の授業や校舎の雰囲気が体験できる「一泊二日医学部合格診断」は、随時受付け中です。

宿泊費・交通費ともにすべて当塾が負担しておりますので、ぜひご参加をお待ちしています。