「医学部の入試は、ほかの学部と比べてレベルが違う」
世間では、このような認識が一般的となっています。
しかしながら、なぜ、こんなにも「医学部の入試はレベルが違う」と感じられるようになっているのでしょうか。
今回の記事では、このような疑問を解消するために様々な視点から答えを提示していきます。
目次
医学部合格のために必要な偏差値は他学部とレベルが違う?
医学部がほかの学部とレベルが違う理由について、まずは偏差値を基準にして考えていきましょう。
偏差値は各学部の難易度を示すステータスの一つですから、医学部がレベルが違う理由を検討していくにあたっての有力な材料となり得るはずです。
さて、ここからが本題となりますが、最初に医学部合格のための必要な偏差値から見ていきましょう。
医学部は、みなさんもご存じのとおり、国公立大学医学部と私立大学医学部の2種類に分けられています。
このうち、国公立大学医学部の合格のために必要な偏差値は、おおむね62.5から65.0が基準となっています。
また、私立大学医学部のケースでは、合格のために必要な偏差値は65.0くらいが目安です。
偏差値65.0は、受験者が100名いた場合、トップの5名に入らなければ取得できない数値ですから、いかに医学部がレベルが違うかがわかります。
一方で、他学部の方に目を向けて見ると、経済学部は偏差値50台が合格ための偏差値の標準的なラインです。
医学部と比べるとレベルが違うことが、一目瞭然と言えるでしょう。
また、文学部や法学部についても同様で、偏差値50台が一定の合格水準として設けられています。
このように、偏差値ベースで合格のための基準を考えてみた場合、医学部はほかの学部を大きく突き放しており、レベルが違うことをまざまざと見せつけています。
【医学部入試】他学部とレベルが違う理由を解説!
前項では、医学部が他学部と比較してレベルが違うことを、偏差値を基準にして解説してきました。
そこで本項では、医学部がレベルが違う理由をより詳しく解説すべく、もう一歩踏み込んで説明していきましょう。
こちらの項では、医学部がほかの学部と比べてレベルが違う理由を、4点ピックアップしてまとめました。
専門知識が必要な問題が多い
医学部に限らず多くの学部の入試では、共通テストを受けることになります。
とくに国公立大学の入試では、基本的に全学部において共通テストの受験が必須です。
この共通テストは、文字どおり各学部「共通」のテストなわけですから、あまり専門的な知識は問われません。
しかし、学部ごとに実施される二次試験においては、この限りではありません。
医学部の場合、大学にもよりますが、相当な専門知識が求められる問題が出題されます。
たとえば、医療用語が使用された問題や英文を用いた小論文などはその典型例と言えるでしょう。
また、面接においても医師としての適性が詳細にチェックされることになるため、医療ニュースに目を通すなどして、ある程度は専門的な知識を蓄えておかなければいけません。
面接試験はコミュニケーションスキルの有無が大きく試される
上述のとおり、医学部入試の面接試験で医師としての適性が問われることになります。
そのため、医療ニュースなどに日ごろから触れておく必要があるわけですが、このほかにもコミュニケーションスキルを磨いておくことも重要となっています。
なぜなら、昨今の医療現場では医学部と看護学部、そして薬学部などが連携して患者のケアにあたる、チーム医療が主流となっているからです。
このチーム医療では、医師が中心となってチームを率いるわけですから、コミュニケーションスキルは必須です。
このことから医学部の面接試験では、個人面接や集団面接のほかにもグループディスカッション方式の試験を設けて、受験生のコミュニケーション能力を逐一チェックします。
また、獨協大学医学部のように、「MMI面接」という特殊な面接試験を導入しているところもあります。
MMI面接とは、短時間の質疑応答やプレゼンを複数回にわたって行う面接試験で、この試験を突破するためには、優れたコミュニケーションスキルを発揮しなければなりません。
以上のように、医学部の面接試験は受験生のコミュニケーションスキルを測るために、実に多種多様な面接方式を導入しているため、ほかの学部とレベルが違うと言えるのです。
他学部と比較すると高倍率である
医学部が他学部よりもレベルが違う理由の一つには、入試が高倍率であることがあげられます。
たとえば、2023年度における順天堂大学の入試においては、スポーツ健康学部が2.7倍、健康データサイエンス学部が1.2倍であるのに対し、医学部は12.6倍とレベルが違う倍率です。
また、杏林大学では外国語学部の入試倍率が1.2倍、総合政経学部が2.0倍と低倍率であるにもかかわらず、医学部は15.4倍となっていて、やはりレベルが違うと言えます。
このように、入試倍率という視点から考えてみても医学部はほかの学部の難易度を圧倒しており、レベルが違うことをはっきりと示しているのです。
試験の科目数の多さがネックになりやすい
医学部がほかの学部と比較してレベルが違う根拠の一つとなるのが、試験科目数の多さです。
共通テストをひき合いに出すと5教科7科目が課されることになるわけですから、学習範囲は非常に広大なものとなり得ます。
もっとも、この点に関しては他学部の受験生も一律の科目数を受けるわけですから、医学部だけが特別というわけではありません。
しかし、医学部の場合では、このような多数の科目を高い正答率で乗り越えていかなければいけません。
上では、医学部とほかの学部のレベルが違う理由の一つに偏差値をあげましたが、この偏差値の上位に食い込むためには、他学部とはレベルが違う得点率が必要なのです。
また私立大学の場合では、医学部は他学部と比べても試験科目が多い傾向にあります。
そのため、経済学部や文学部を受験するときよりも、レベルが違う良質な学習をする必要があるでしょう。
予備校などを利用して優秀な講師のもと受験勉強に励んだ方が、レベルが違う医学部の試験を突破するための早道となるはずです。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで見てきたとおり、医学部の受験は他学部と比較するとまるでレベルが違う難易度となっています。
そのため、志望校の合格をはたすためには法学部や経済学部の受験勉強とはレベルが違う高品質な学習を、長期にわたって行っていくことが必要です。
このことから受験生の方々の中には、優秀な学習環境を求めて予備校の利用を検討中の方も、多いのではないでしょうか。
そういった方々へおすすめなのが、医学専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、指導力バツグンの講師によるオリジナルの授業などを武器に、毎年たくさんの医学部合格者を輩出している、名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導内容について紹介していきましょう。
ハイレベルな学びを実現するための「ハイブリッド型授業」
京都医塾が採用している特徴的な授業形態の一つが、個人授業と集団授業の長所を取り入れた、「ハイブリッド型授業」です。
個人授業が持つ長所には、受験生に合わせた学習進度で授業を進められることや、個々人に合わせた課題を出してフォローできることなどがあげられます。
また、集団授業の長所には、大勢の受験生と一緒になって授業を受けることで、彼らから発せられる熱気に晒されることにより受験生ご本人の熱意が感化され、より闘志を燃やせられるようになるといったものがあります。
つまり、ほかの受験生からの刺激を受けることにより、モチベーションが大幅にアップするというわけです。
このような二つの長所を上手に取り入れるハイブリッド型授業を実践することで、当塾ではきめの細かい授業と意欲向上のための授業の良いとこ取りを行い、受験生のみなさんの学力アップに貢献しています。
合格するまで徹底的に寄り添うサポート体制
京都医塾では、受験生の方々が志望校に合格するまでサポートの手を緩めることはありません。
一般的な予備校では年内で支援が打ち切られるケースも散見されますが、当塾では後期日程も含めた最後の最後まで、受験生を支え続けます。
たとえば、入試の前日には一緒に現地入りして学習の総復習を行うほか、一つの入試が終了した直後には、次の併願先の入試のための勉強の用意をしてフォローをいたします。
このような細部にわたる支援ができるのは、創立から長年のノウハウを持つ当塾ならではのものです。
長期戦を覚悟せざるを得ない医学部受験ですが、当塾であれば、ゴールテープを切るラストの瞬間までお手伝いをいたしますので、安心してお選びください。
食事面も安心!管理栄養士が監修するメニューを提供!
医学部受験が長期戦を覚悟せざるを得ないことは、前述のとおりです。
そして、その長期戦を戦い抜くために重要なのが、毎日の規則正しい食生活です。
「腹が減っては戦はできん」という言葉もありますが、「食」が充実していないと人間は満足に戦うことはできません。
そこで京都医塾では、この「食」にも注目して献立には、管理栄養士が監修したメニューだけを採用しています。
もちろん、料理はすべて栄養満点のものだけが作られるほか、味についても折り紙つきです。
バランスのとれた美味しい食事のもと、健康的に入試への階段を着実に昇っていくことができるとあって、この取り組みは利用者の方々からも太鼓判をいただいております。
まとめ
医学部の入試では、ほかの学部と比較するとレベルが違う高い偏差値が求められるほか、深い専門知識や高度なコミュニケーションスキルが求められます。
そのため、受験を無事に突破するためには、これまでとはレベルが違う良質な学習を長期間にわたって、実施していかなければなりません。
このような事情から受験生の方々の中には、良質な指導を求めて優秀な予備校の利用を検討中の方も、多いのではないでしょうか。
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