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医学部にFランってあるの?入りやすい医学部を紹介!

医学部にFランってあるの?入りやすい医学部を紹介!

医学部は、言わずとしれた難関学部です。

そんな医学部にFラン大学はあるのでしょうか。

そこで今回の記事では、医学部にFランはあるのかについて詳しく解説していきます。

そもそもFランとは?

Fラン大学とは、「Fランク大学」の略語ですが、明確な定義はありません。

2000年に河合塾がボーダーラインの判定ができない大学をFランク大学として追加したことが、Fラン大学の語源となっています。

現在でも河合塾では、定員割れの大学や受験生が少なく倍率の低い大学は、偏差値の算出が出来ないため、E判定の下にボーダーフリー(BF)と記載しています。

いわゆる偏差値がつけられない、基準として偏差値35以下の大学がFラン大学と呼ばれています。

医学部にFランクはある?

全国に医学部は数多くありますが、Fランクの医学部はあるのでしょうか。

結論、Fランクの医学部はありません。

なぜなら、医学部は偏差値が下位の大学であっても60以上あり、偏差値35以下の大学は存在しません。

「Fラン医学部」などと呼ばれるようなことがあっても、実際にはどこの医学部も難易度が高く、Fランクにあてはまる医学部はないのです。

偏差値的に入りやすい国公立大学医学部は?

医学部にFランはありませんが、医学部の中で偏差値的に低く、比較的入りやすい大学はどこでしょうか。

まずは、2024年版のデータをもとに国公立大学医学部の偏差値を低い順にランキングしたものを見ていきましょう。

下表の大学の偏差値は前期日程のものですが、山梨大学は後期日程のみ実施のため、後期日程の偏差値を記載しました。また、防衛医科大学については掲載していません。

大学名偏差値
秋田大学60
徳島大学62.5
佐賀大学62.5
福井大学62.5
鳥取大学62.5
山口大学62.5
香川大学62.5
高知大学62.5
大分大学62.5
宮崎大学62.5
鹿児島大学62.5
和歌山県立医科大学62.5
琉球大学62.5
富山大学62.5
山形大学62.5
札幌医科大学62.5
旭川医科大学62.5
福島県立医科大学62.5
大阪公立大学65
北海道大学65
名古屋市立大学65
筑波大学65
広島大学65
熊本大学65
新潟大学65
金沢大学65
岐阜大学65
三重大学65
長崎大学65
滋賀医科大学65
愛媛大学65
信州大学65
島根大学65
群馬大学65
千葉大学67.5
名古屋大学67.5
横浜市立大学67.5
九州大学67.5
東北大学67.5
岡山大学67.5
浜松医科大学67.5
神戸大学67.5
山梨大学(後期)67.5
京都府立医科大学67.5
大阪大学70
東京医科歯科大学70
東京大学72.5
京都大学72.5

国公立大学で最も偏差値が低い医学部は、60.0の秋田大学です。その後には、偏差値62.5の大学が多く続いています。

同じ偏差値帯であっても、キャンパスの立地が不便な大学には、志願者が集まりづらい傾向があります。

そのため、国公立大学医学部の中でも、比較的入りやすい大学があります。

ここから先は、偏差値が低い大学の中でも、入りやすい大学を紹介していきます。

秋田大学

秋田大学は、国公立大学の中で最も偏差値が低い大学です。

キャンパスが東北地方で別の地域からアクセスしづらいため、志願者が集まりづらいことも偏差値が低い理由に挙げられるでしょう。

また、秋田大学は1970年代に設置された比較的新しい大学で、伝統や実績を重んじる受験生は選びづらいことがあります。

偏差値は最下位とはいえ、秋田大学の2024年度の医師国家試験の合格率は95.4%と高く、入試で比較的入りやすく入学後にしっかり学べる大学ともいえるでしょう。

琉球大学

琉球大学は沖縄県という立地から、他の地域からアクセスしづらくなります。

また、国公立大学の中では新設の医学部であることも、偏差値が低い理由に挙げられるでしょう。

琉球大学は、離島の多い地域であることから、地域の特徴を活かした研究がしたい人にはおすすめですが、都心で最先端の研究につきたい人には選ばれないこともあるでしょう。

山形大学

山形大学は、秋田大学と同様に東北地方であるため、他の地域からアクセスしづらくなります。

また、山形大学医学部のある飯田キャンパスは、通学が不便な立地でバスや自家用車の利用が必要になることも、やや不人気となる理由です。

また、医学部でめずらしく二次試験に国語が必要になるので、国語が得意でない受験生は他大学の入試に流れてしまうでしょう。

大学へのアクセスに不便さを感じることなく、国語が得意な受験生にとっては、挑戦しやすい大学です。

偏差値的に入りやすい私立大学医学部は

次に、2024年版のデータをもとに私立大学医学部の偏差値を低い順にランキングしたものを見ていきましょう。

大学名偏差値
川崎医科大学60
岩手医科大学62.5
獨協医科大学62.5
埼玉医科大学62.5
北里大学62.5
東京女子医科大学62.5
聖マリアンナ医科大学62.5
愛知医科大学62.5
兵庫医科大学62.5
東北医科薬科大学65
国際医療福祉大学65
杏林大学65
帝京大学65
東海大学65
日本大学65
金沢医科大学65
藤田医科大学65
近畿大学65
久留米大学65
福岡大学65
自治医科大学67.5
昭和大学67.5
東京医科大学67.5
東邦大学67.5
大阪医科薬科大学67.5
関西医科大学67.5
産業医科大学67.5
順天堂大学70
東京慈恵会医科大学70
日本医科大学70
慶応義塾大学72.5

私立大学医学部で最も偏差値が低いのは、60.0の川崎医科大学です。その後は、偏差値62.5の大学が複数校続いています。

同じ偏差値帯でも私立大学医学部の場合には、学費の高さや立地によって志願者の集まりやすさが変わります。

ここから先は、偏差値が低い私立大学医学部の中で、比較的入りやすい大学について紹介していきましょう。

川崎医科大学

川崎医科大学は岡山県に所在し、1970年に設立された新設医科大であることから、伝統やネームバリューを重んじる受験生には選ばれづらいです。

また、偏差値が低い理由として、学費が高いことが挙げられます。

6年間でかかる学費は4,740万円と、全国の医学部の中で最も高額です。

学費を払うのが難しい人はまず受験しないですし、川崎医科大学医学部を受験しても他大学に合格したら辞退する人も多いです。

東京女子医科大学

東京女子医科大学は東京に所在し、医学部の中で唯一の女子大です。

同大学のキャンパスは都心でアクセスが良いのですが、高額な学費が偏差値を下げる要因の1つです。

東京女子医科大学は2021年度から学費の総額を1200万円引き上げた影響で、倍率も志願者数も落ちこんでいます。

また、2022年度から医学部の一般枠の募集定員が減少し、前年度に比べ8名減少の67名まで減っています。

学費が上がり、一般入試の定員枠が減っていることから、志願者が増えづらい状況といえるでしょう。

埼玉医科大学

埼玉医科大学は、埼玉県で唯一の医学部です。

キャンパスが埼玉県の閑静な住宅街に位置し、関東といえども娯楽施設がそろっていないことも志願者が集まりづらく、偏差値が低い理由と言えます。 

また、1972年に設立された新設医学部であること、学費の総額が3900万円と高額で優秀な受験生は他の医学部に流れやすいでしょう。

しかし、関東圏の受験生の滑り止めの候補となることも多く、けっして油断はできません。

どこの医学部も合格は簡単ではない

ここまで、偏差値が低く入りやすい医学部について紹介してきました。

医学部のFランが存在しないように、いくら医学部の中で偏差値が低いといっても、他学部と比べて医学部は超難関です。

そのため、努力しないで入れる医学部はどこにもありません

どの医学部に合格するためにも、やはり相当な勉強量と高い学力が不可欠なのです。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部にFラン大学はありません。

なぜなら、医学部は人気が高くどこの大学も難関であるからです。

Fランには当てはまらなくても、比較的偏差値が低く、入りやすい医学部は存在します。

しかしそうはいっても、大前提として医学部はどこも難しく、簡単には合格できないことを忘れてはいけません。

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医学部は、一番低い大学でも偏差値60を下回ることはありません。

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まとめ

ここまで見てきたとおり、医学部にFランはありません。

偏差値が低く、入りやすい医学部はあっても、あくまでも医学部の中での比較でしかないのです。

近年、医学部の人気は上昇傾向にあり、どこの医学部も難関です。

そのため、医学部合格を目指すならば、高い学力を身につけることが不可欠です。

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