医学部専門予備校 京都医塾 » 医学部受験コラム » 医学部情報 » 脳神経外科医になるにはどうすればいい?仕事内容や魅力と一緒に解説

医学部受験コラム

脳神経外科医になるにはどうすればいい?仕事内容や魅力と一緒に解説

脳神経外科医になるにはどうすればいい?仕事内容や魅力と一緒に解説

医師の進路には、内科医や外科医、眼科医など様々なものがあります。

そして、そんな進路の中には、脳神経外科医というものが存在しています。

医学部受験生の中には、この脳神経外科医に興味を持って日々の学習に励んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、脳神経外科医とはそもそもどんなものなのか、そして脳神経外科医になるにはどうすればよいのかという点についてまとめて紹介していきましょう。

そもそも脳神経外科医とは?

そもそも脳神経外科医とは、どういった職業なのでしょうか。

脳神経外科医は、その名のとおり、脳神経外科で活動する医師のことで、脳、神経、または脊髄の疾患について診断を下したり、治療を行ったりします。

疾患の具体例としては、脳血管障害や脳梗塞、パーキンソン病、認知症、くも膜下出血など実に色々なものがあげられます。

また、脳神経外科での治療では、術後にリハビリを行って患者の回復に従事することもあるため、脳神経外科医はそういった分野でも活躍中です。

そして、脳神経外科医の特徴となるのが、看護師だけでなく理学療法士や作業療法士らとの連携も行いながら活動を実施することです。

これらの専門職の方々とチーム医療を行い、上記にあるようなリハビリなどをしていきます。

脳神経外科医になるには専門医の資格を取得する必要がある

脳神経外科医となるには、「専門医」の資格を取得する必要があります。

そして、専門医の資格を取得するためには、医学部を卒業した後に所定のプログラムを修了することが要されます。

このプログラムについては、後に解説しますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

さて、専門医についてもう少し詳しく解説していきましょう。

専門医は、「基本領域(19領域)」「サブスペシャリティ領域(24領域)」の2種類に大きく分けられているのが特徴です。

このうち基本領域には内科や外科、整形外科、そして脳神経外科などが含まれています。

また、サブスペシャリティ領域の中には、消化器内科や膠原病・リウマチ科、内分泌代謝内科などが含まれています。

ちなみに、脳神経「内科」の方はサブスペシャリティ領域ですので、この点については間違えないように覚えておきましょう。

最後に本項をまとめると、脳神経外科医になるためには、まずは専門医の中でも基本領域の資格を取得する必要がある、ということになります。

脳神経外科医の専門医になるためにはどうすればいい?

続いて、脳神経外科医になるにはどうすればよいのかについて見ていきましょう。

受験資格の取得条件

前述のとおり、脳神経外科医になるには、専門医の資格を取得する必要があります。

資格の取得のためには、

✓医学部の卒業後、2年間の初期臨床研修を受ける

✓脳神経外科の専門研修を4年間受ける

というプログラムを経ることが要されます。

そして、これらのプログラムを満了したのち、脳神経外科の専門医としての資格取得者として十分な能力があると判断された方が、「脳神経外科専門医認定試験」へと進むことができます。

なお上記プログラムのうち、専門研修については平成23年度から制度が変更され、学会が認定する「研修プログラム」で行うように変更されていますので注意してください。

受験時に必要なもの

前述の脳神経外科医認定試験の受験時には、「認定申請書」「医師免許のコピー」、加えて「症例目標の症例一覧表及び到達目標評価が記載された研修記録帳」が必要です。

研修記録帳の中身については、脳神経外科の学会に入会した後に会員ページから閲覧できますので、インターネットを利用して確認しましょう。

受験料

脳神経外科医になるには試験を通過する必要がありますが、当然のことながら、受験料も発生します。

受験料としては、審査料が60,000円

また、試験合格後に専門医としての認定を受けるための費用として、100,000円を別に支払う必要があります。

試験の内容

繰り返しになりますが、脳神経外科医になるには専門医の資格取得のための試験を通過しなければいけません。

では、試験の内容は、いったいどのようなものになっているのでしょうか。

まず、試験は2日間にわたって実施され、筆記試験と口頭試問がなされます。

このうち、筆記試験については250問も出題されますので、相当な学習が必要です。

また、口頭試問では、症例報告や診断画像、手術写真の実例的な問題が9例課されます。

どれも一問一答形式での解答となりますので、緊張せずに確実に解答していきましょう。

なお、試験問題ですが、一部学会ホームページにて閲覧することが可能です。

受験を検討している方は、一度チェックしてみるとよいでしょう。

専門医資格の更新に関して

晴れて脳神経外科医になったとしても、継続してこの種の医師になるには資格の更新も必要です。

更新のスパンは5年間で、更新を行うためには、学会学術総会と日本脳神経外科コングレス総会に参加しておかなければなりません。

また、学会の規定している講習会と論文発表会などにも参加することが要されるため、非常に充実した毎日を送ることになるでしょう。

合格率

参考までに、脳神経外科医の専門医の資格試験の合格率についても見ていきます。

2018年度の上記筆記試験の合格率はおよそ75%、口頭試問の合格率は約66%となっています。

いずれも真面目に勉強に取り組んでいれば、クリア可能な現実的なラインと言えるでしょう。

脳神経外科医の魅力

次に、脳神経外科医の魅力についても解説していきます。

こちらの項では、脳神経外科医の魅力を2点取り上げてまとめました。

たくさんの分野がある

脳神経外科医になるには、様々な困難を乗り越える必要があることは、先述のとおりです。

しかし、脳神経外科には、腫瘍、脊椎、外傷、小児などたくさんの分野があるため、やりがいを持って業務に取り組むことが可能です。

また、分野が多岐に渡ることから、自身のライフスタイルに見合ったものをセレクトできることも大きな魅力と言えます。

高年収である

脳神経外科医は、医師の中でもハードワークであることで有名です。

しかし、その反面、報酬面においては優遇されているのが特徴です。

平均的な年収は約15,000,000円と言われており、金銭的な意味で条件のよい職場を求める方には向いていると言えるでしょう。

脳神経外科医に向いている人の特徴

次に、脳神経外科医に向いている方の特徴についても解説していきましょう。

脳神経外科医に向いている方の特徴として、「一般財団法人日本脳神経外科学会」では、脳及び神経などに興味がある方を一番にあげています。

また、責任感のあって真面目な方、冷静沈着な方も脳神経外科医に向いている方の特徴として取り上げています。

また、ベテランの脳神経外科医の場合では、各種疾病に対しての興味があり、やりがいを持てる方も向いているとしていますので、この点についても心にとどめておいてください。

そのほか、先ほども述べたとおり、脳神経外科医はハードな仕事をこなす必要があるため、精神的にも肉体的にも強靭な方が向いているとも言えます。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまでは、脳神経外科医になるにはどうすればよいのか、という点について主に解説をしてきました。

しかし、どれだけ脳神経外科医になるにはどうすればよいのか調べたところで、医学部に合格して最初のステップを踏み出さなければ、時間の無駄となってしまいます。

このことから、受験生の方々の中には医学部合格を確実に手中に収めるべく、優秀な予備校の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、特別な授業スタイルや充実した支援を武器に、毎年数多くの受験生を医学部へと羽ばたかせている名門の予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。

学力を徹底的に高めるハイブリッド授業

一般的な授業スタイルには、個人授業と集団授業の二つのタイプがあります。

これらには双方のメリットがありますが、当塾ではそれぞれのメリットを最大限に生かすために、両方の形式を組み合わせたハイブリッド授業を採用しています。

このハイブリッド授業のもとでは、前述のとおり個人授業と集団授業のメリットの「良いとこ取り」ができるため学力を徹底的に、そして最速で高めることが可能です。

「医学部合格のために、真剣に偏差値の向上に取り組みたい。」

そんな方は、ぜひとも京都医塾のハイブリッド授業を受けてみてください。

受験生一人につき複数の担任が支援

京都医塾では、受験生一人につき社員講師や教務スタッフなどの複数の職員が担任として支援にあたっています。

週に一回のカウンセリングを通じてコミュニケーションを図ったり、頻繁に声がけをしていますので、些細な変化も見逃すことがありません。

また、生活リズムに乱れ等がないかも逐一チェックしていますから、健康面についても安心です。

学習効率を最大化させるためのバランス栄養食を提供

当然のことですが、人間の身体は、その人が食べたもので構成されています。

そのため普段からジャンクフードなど、栄養バランスを欠いたものを食べていては本来のパフォーマンスを発揮することができません。

当塾では、そういった観点にも注目して受験生の方々のサポートにあたっています。

献立は専門の管理栄養士が監修した、バランス栄養食のみを提供していますので、常に最高のコンディションのもと学習に勤しむことが出来ます。

まとめ

医師の進む道には様々なものがありますが、その中の一つとしてあげられるのが脳神経外科医です。

脳神経外科医とは、その名のとおり、脳にまつわる疾患を診断・治療する医師のことを指し、脳神経外科医なるには専門医の資格を取得する必要があります。

そして専門医の資格を取得するためには、本記事で取り上げたように色々なステップを経て一人前に成長することが重要です。

このような情報を収集することは、将来のために非常に有益なことですが、脳神経外科医にきちんとなるには、まずは医学部合格を果たさなければいけません。

このことから、受験生の中には医学部合格をより確実なものにするためにも、優れた予備校の利用を検討している方も多いのではないでしょうか。

そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は独自性を前面に出した授業スタイルと、充実したサポート体制を駆使して、これまでにも大変多くの受験生を医学部合格へと押し上げてきた名門の予備校です。

私たちにあなたの受験のサポートをお任せいただければ、上質な学習指導をもってして、医学部合格のために必要なあらゆるバックアップをさせていただきます。

本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそがうってつけです。

体験授業などの各種サービスが受けられる、「一泊二日医学部合格診断ツアー」は随時受付け中です。

宿泊費や交通費はすべて当塾で負担いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。