
受験勉強をしたり、小論文や面接の対策を進めたりしていると、不安を感じることがよくあります。
なかには不安のあまり、泣いてしまう受験生もいるでしょう。
そこで今回の記事では、受験が不安で泣いてしまうことへの考え方や、少しでも早く泣き止む方法を解説します。
泣く回数を減らす方法と泣いた後のストレス解消法も紹介しているので、繰り返し実践することで少しずつ不安な気持ちと上手に付き合えるようになるでしょう。
目次
受験が不安なときは泣いても大丈夫

受験を不安だと感じ、自分が情けないと感じている方もいるでしょう。
しかし、人によっては泣くことでリラックスできる場合もあるため、悪いことばかりではありません。
受験が不安で泣いてしまうときは、自分の気持ちに正直になって、落ち着くまで泣いても大丈夫です。
掲示板サイトやSNSを見てみると、不安な気持ちを書き込んでいる人や、「泣いてしまった」と投稿している人が大勢います。
受験では不安な気持ちを抱える人が多いからこそ、安定したメンタルは大きな強みになります。
受験が不安で泣いてしまったときに少しでも早く泣き止む方法

泣き始めると他のことに手がつかなくなったり、勉強に集中できなくなったりするため、「早く涙を止めたい」と感じる受験生は多いでしょう。
ここでは受験が不安で泣いてしまったとき、少しでも早く泣き止む方法を4つ紹介します。
考えていることを紙に書き出す
不安で泣いてしまう原因として、言葉にできない気持ちが涙となって溢れ出る場合があります。
頭の中では色々な考えが浮かんでは消えるのが繰り返され、思考を整理できない状態が続いているため、なかなか涙が止まらないのかもしれません。
受験が不安で泣いてしまったときは、紙とペンを用意して、考えていることを紙に書き出してみましょう。
紙に書き出すときのポイントは、自分の考えを長々と文章にするのではなく、箇条書きやマインドマップなどで簡潔にまとめることです。
箇条書きやマインドマップで分かりやすくまとめることで、頭の中で考えていることが整理され、涙が出る時間を短縮しやすくなります。
他の人と比べるのを止める
受験は他の受験生との競争とも言えるため、成績・勉強時間・勉強内容について、自分自身や先生などから比べられることがよくあります。
他の人と比べて危機感を持つのは受験勉強においてとても大切ですが、やりすぎると悪い意味での圧力になり、不安の原因になりかねません。
泣いている時「みんなは頑張っているのに」「他の受験生より良い点を取らないと」と、自分で自分にプレッシャーをかけ過ぎているときは、一度他の人と比べるのを止めてみましょう。
代わりに今まで解いてきた問題の数や、成績の上がり方など、自分自身の成長に目を向けてみることをおすすめします。
泣いてしまうことに罪悪感を持たない
泣いてしまうことに罪悪感を持たないことも、少しでも早く泣き止むポイントのひとつです。
受験が不安で泣いてしまい、「情けない」「泣いている間に他の受験生に置いて行かれる」と自己嫌悪することで、さらに涙が止まらなくなる悪循環に陥ることがあります。
泣きたくなったら泣き、気持ちをスッキリさせるのも大切です。
「合格した自分」をイメージする
受験生が勉強を頑張る理由は、行きたい学校に入学し、自分が思い描く未来を実現するためでしょう。
合格した自分をイメージし、気持ちを前向きに持って行くのも、早く泣き止む方法のひとつです。
根拠のない自信だとしても、セルフイメージを高く持つことで、やる気やエネルギーがみなぎり、目標達成に向けて積極的に動きやすくなります。
「志望校に合格するんだ」「泣いている場合じゃない」と、すぐに泣き止んでまた勉強に向き合えるようになるでしょう。
受験が不安で泣いてしまう回数を減らす方法

ここまで、泣き止む方法として「泣いてしまったときに早く気持ちを落ち着けること」を中心に解説しました。
続いて、そもそも泣く回数を減らしていくための方法と対策をまとめます。
受験が不安で泣いてしまう回数を減らせると、精神面が安定したり、受験勉強に充てる時間を増やせたりと、さまざまなメリットがあります。
少し気持ちに余裕が出てきたら、泣いてしまう回数そのものを減らすことにも取り組んでみましょう。
泣く回数を減らすポイントは、自己肯定感を上げることと、気持ちを整理することです。
「不安を感じるぐらい頑張っているんだ」と自分を認めてあげる
受験で不安を感じる原因として、自分の努力が実るのかが不確定なことや、今の自分の努力で足りているのか分からないことが挙げられます。
しかし、裏を返せば合格に向けて真剣に努力しているからこそ抱く不安とも考えられます。
例えば、定期テストの当日、あまり勉強していないと「補講を覚悟しておこう」「赤点さえ回避できればいいや」「なんかいける気がしてきた」など、開き直ってしまうことがあるでしょう。
受験に対して不安を感じるということは、勉強や自分の将来について真正面から真剣に考えている証拠です。
「不安を感じるぐらい頑張っているんだ」と自分で自分を認めてあげて、自己肯定感アップに繋げましょう。
不安を感じる理由を明確にする習慣を身につける
泣いてしまう原因のひとつに、頭の中で考えていることが整理しきれず、涙として出てくることが挙げられます。
泣く回数を減らしたいときは、不安を感じる理由を明確にする習慣を身につけ、自分を客観的に見つめられるようにすることも大切です。
まずは「合格できるか不安」「この分野の問題がなかなか解けない」など、不安を感じる理由を明確にしましょう。
不安を感じる理由がハッキリしたら、「試験当日までしっかり勉強する」「苦手な分野の勉強時間を増やす」といった、不安を解消するための対策を考えます。
不安を感じる理由の言語化と対策を繰り返すことで、不安な気持ちと向き合い、泣きたくなっても冷静に対処できるようになるでしょう。
達成しやすい小さな目標をたくさんクリアする
自己肯定感を安定させて泣く回数を減らす方法のひとつとして、達成しやすい小さな目標をたくさんクリアすることも有効です。
受験が不安で泣いてしまう原因のひとつに、自分への自信の無さがある方もいるかもしれません。
「今日は問題集を○問解く」「次のテストで5点アップ」など、達成しやすい目標を何度もクリアすることで少しずつ自信を付けましょう。
「自分もやればできるんだ」と実感することで、志望校合格という大きな目標にも向き合いやすくなり、泣いてしまう回数も少しずつ減少するでしょう。
家族・先生・友達に話を聞いてもらう
不安な気持ちが溢れて泣いてしまう前に、何か思うことがあれば家族・先生・友達に話を聞いてもらうのも有効な手段のひとつです。
人に話を聞いてもらうことで自分の気持ちや考えを整理できるため、頭の中が混乱して泣いてしまう回数を減らしやすくなります。
家族にその日学校や塾であったことを話したり、学校や塾の先生に勉強について不安なことを相談してみると良いでしょう。
また、たまには学校や塾の帰りに友達とお店に立ち寄り、息抜きを兼ねて軽食を取りながら受験の愚痴を語り合うのもおすすめです。
受験が不安で泣いた後のストレス解消法
受験が不安で泣いた後は、どのような行動を取れば気持ちが落ち着くのでしょうか。
ここでは、受験が不安で泣いた後のストレス解消法を4つ紹介します。
できる範囲で勉強を再開する
気持ちが落ち着くまで泣いてある程度スッキリしたら、できる範囲で勉強を再開するのがおすすめです。
泣くことにはリラックス効果があるため、ひとしきり泣いた後だと程よく肩の力が抜け、改めて「勉強するぞ」というエネルギーがみなぎることがあります。
また、泣いた後に勉強することで、勉強の遅れを抑えられた安心感や、泣いても頑張れたという達成感に繋がりやすくなります。
充実した気分になることはストレス軽減に繋がるため、気持ちが落ち着いたら勉強を再開してみましょう。
自分が好きな物を食べる
甘いスイーツやラーメンなど、自分が好きな物を食べるのも、有効なストレス解消法です。
受験のことを真剣に考えるからこそ気持ちが追い込まれることがあるので、泣いてしまうくらい不安を感じるなら少しだけ距離を置き、好きな物を食べて気分転換をしてみましょう。
ただしお腹いっぱい食べてしまうと眠たくなったり、お腹が痛くなったりすることもあるため、食べる量には気を付けることをおすすめします。
15~30分を目安に散歩をする
受験が不安で泣いた後は、近所を散歩するのも効果的なストレス解消法です。
机や教科書から距離を置いて、外の空気を吸ったり日光を浴びたりすることで気分転換になります。
また、ウォーキングはセロトニンの分泌を促進すると言われています。
セロトニンは、精神の安定や幸福感に関わる物質と考えられています。
一定のリズムで歩くことと、所要時間は15〜30分を目安にすることを意識しながら、少し身体を動かしてみてください。
タイマーをセットして好きなことをする
受験勉強に集中するため、ゲーム・SNS・漫画・アニメ・読書など、自分の好きなことを制限している受験生も多いでしょう。
しかし、泣いてしまうくらい不安を感じているなら、泣いた後に少しだけ好きなことをするのもストレスの解消に有効です。
好きなことをすることで気持ちの切り替えになりますし、「推し」の姿を少し見るだけでも受験へのエネルギーが回復するでしょう。
ただし、熱中し過ぎるとすぐに時間が経過し、勉強時間が減ってしまうので、タイマーをセットしたうえで好きなことをしてみてください。
医学部受験で不安を抱えている学生には京都医塾がおすすめ
合格を目標に勉強していると、不安やプレッシャーを感じて泣いてしまう受験生は大勢います。
医学部受験も例に漏れず、いくら勉強しても不安な気持ちが無くならず、精神的に不安定になる場面がよく見られます。
京都医塾では受験に対する不安への対応策として、勉強だけでなく受験生の心もケアする体制を整えています。
ここでは、医学部受験で不安を抱えている学生に京都医塾をおすすめする理由を3つ紹介します。
精神面のサポート体制も万全!有資格者がメンタルケアを実施
京都医塾では、教務スタッフが学習面だけでなく、生徒の生活全般をサポートしています。
勉強に集中できる環境を提供するため、教える講師とは別に、10名以上の教務スタッフが常駐。
スタッフの中には整体師や上級心理カウンセラー、JADP認定メンタル心理カウンセラー®、心理士などの有資格者が在籍しています。
これにより、受験生の心身の健康をしっかりとサポートし、不安やストレスに寄り添いながら、勉強に専念できる環境を整えています。
いつでも安心!すぐに質問ができる環境
京都医塾では、学習中に生じる疑問をその場で解消できる環境を整えています。
社員講師が常に施設内に常駐しているため、授業中だけでなく、自習中や復習中にわからない点があれば、すぐに質問することが可能です。
このような体制により、学習の進行を妨げるような悩みを抱える必要がなく、効率よく勉強を進めることができます。
社員講師は、豊富な経験と深い知識を持ったプロフェッショナルです。
質問に対してただ答えるだけではなく、理解を深めるための追加説明や関連知識の補足を行い、生徒が本質的に納得できるような指導を心がけています。
また、迅速な対応により、問題をその場で解決できるため、学習効率を大幅に向上させることができます。
疑問を解消しながら進められる環境は、学習意欲を高めるとともに精神的な安心感にもつながります。
こうしたサポートが、生徒一人ひとりの成功を支える大きな力となっています。
京都医塾は「遠征受験 特別サポート合宿」で受験会場まで引率
東京・岡山など遠方の受験の場合は、普段授業をしている講師やスタッフが生徒とともに上京し、宿泊、起床、食事から前日、当日の指導に至るまで京都にいる時と同じように完全サポートします。
試験会場まで引率しますので、慣れない土地での受験を不安に思う受験生は多いです。
受験生も保護者様も安心!
まとめ

受験では自分の将来をかけて全力で勉強する受験生も多いため、泣いてしまうくらいの大きな不安を感じるのはよくあることです。
不安で泣いてしまう自分を責めるのではなく、「不安になるくらい頑張っているんだ」と自分で自分のことを認めてあげると良いでしょう。
大切なのは、泣いた後の行動です。
好きなことをして気分転換をしたら、志望校合格に向けて勉強を再開してみてください。
今回紹介した対処法を実践しながら、少しずつ気持ちを落ち着かせて泣いてしまう回数を減らしましょう。
京都医塾では生徒のメンタルケアのため、上級心理カウンセラーや整体師の資格を保有しているスタッフが在籍しています。
医学部の受験勉強だけでなく、精神面での不安がある方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。