杏林大学は東京都三鷹市にキャンパスを構える私立大学です。
医学部をはじめ理系・文系をあわせて4学部15学科を有する総合大学として、優秀な人材を数多く輩出しています。
そんな杏林大学医学部を目指す受験生にとって、合格者の出身高校は気になる情報の一つでしょう。
今回の記事では、杏林大学医学部の合格者データを分析し、出身高校ランキングを詳しく解説します。
さらに、医学部の入試情報、偏差値、倍率などを徹底的に分析し、合格への道筋を具体的に示します。杏林大学医学部合格を目指している受験生は、ぜひご覧ください。
杏林大学の出身高校ランキング

杏林大学には、優秀な学生が多く集まります。
杏林大学の受験を検討している人のなかには「合格者のレベルが知りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ここからは、杏林大学への進学実績が多い高校TOP20を紹介します。
高校名だけではなく、高校の所在地や偏差値も紹介するので、自身の出身高校がどの程度のレベルにあるのか、合格者の出身校にどのような傾向があるのかをチェックしてください。
杏林大学の出身高校上位20校【偏差値付き】
順位 | 国公/私立 | 高校名 | 偏差値 | 都道府県 | 2024年度合格者数 |
1 | 公立 | 日野台高等学校 | 64 | 東京都 | 21人 |
2 | 公立 | 芦花高等学校 | 55 | 東京都 | 16人 |
3 | 公立 | 上水高等学校 | 57 | 東京都 | 15人 |
3 | 私立 | 桐蔭学園中等教育学校 後期課程 | ‐ | 神奈川県 | 15人 |
3 | 私立 | 桐蔭学園高等学校 | 64‐68 | 神奈川県 | 15人 |
6 | 公立 | 国分寺高等学校 | 68 | 東京都 | 14人 |
7 | 公立 | 都立昭和高等学校 | 66 | 東京都 | 13人 |
7 | 公立 | 調布北高等学校 | 63 | 東京都 | 13人 |
7 | 公立 | 武蔵野北高等学校 | 65 | 東京都 | 13人 |
7 | 公立 | 小金井北高等学校 | 64 | 東京都 | 13人 |
7 | 公立 | 春日部東高等学校 | 59 | 埼玉県 | 13人 |
7 | 私立 | 開智高等学校 | 68‐73 | 東京都 | 13人 |
7 | 私立 | 桜美林高等学校 | 62‐65 | 東京都 | 13人 |
14 | 公立 | 石神井高等学校 | 57 | 東京都 | 12人 |
14 | 私立 | 光塩女子学院高等科 | ‐ | 東京都 | 12人 |
14 | 公立 | 川口北高等学校 | 65 | 埼玉県 | 12人 |
17 | 公立 | 東大和南高等学校 | 57 | 東京都 | 11人 |
17 | 公立 | 清瀬高等学校 | 58 | 東京都 | 11人 |
17 | 私立 | 昭和第一学園高等学校 | 46‐60 | 東京都 | 11人 |
17 | 公立 | 豊多摩高等学校 | 64 | 東京都 | 11人 |
17 | 私立 | クラーク記念国際高等学校 | ‐ | 北海道 | 11人 |
17 | 私立 | 豊島岡女子学園高等学校 | ‐ | 東京都 | 11人 |
17 | 公立 | 所沢北高等学校 | 66-67 | 埼玉県 | 11人 |
17 | 私立 | 名古屋高等学校 | 64‐66 | 愛知県 | 11人 |
※出典:みんなの大学情報を基に集計
※医学部以外の学部も含む
杏林大学の出身高校の特徴
杏林大学へ多数の進学実績を誇る高校には、いくつかの特徴があります。
1つ目の特徴は、関東地方に所在する高校が多い点です。
杏林大学は東京都三鷹市にキャンパスがあります。
関東一円からのアクセスが良好で、通学しやすいのが特徴です。
2つ目の特徴は、公立高校からの進学が多い点です。
進学実績の多い高校TOP20を見てもわかるように、公立高校からも多数の合格実績があります。
私立高校の特殊なカリキュラムを受けていなくても、合格の可能性は十分にあるので、しっかりと対策を進めましょう。
杏林大学医学部の入試データ分析
杏林大学医学部に合格するためには、過去の入試データを分析し、試験の傾向を把握することが重要です。
ここでは、医学部合格に必要となる偏差値や直近3年間の倍率および志願者数の変動などを詳細に分析します。
医学部合格に必要な偏差値
杏林大学医学部に合格するためには、おおむね65の偏差値が必要です。
ただし、偏差値はあくまで目安の数値であるため、年度によって変動する可能性があることを理解しておきましょう。
医学部受験は、非常に競争率が高いのが特徴です。
ライバルの受験生も徹底的に対策を講じたうえで、試験に臨んでくるため、自分の強みと弱みをしっかりと理解し、計画的に対策を進める必要があります。
また、学力試験を突破すると、二次試験で小論文試験と面接試験を受ける必要があります。
基礎学力を高めつつ、二次試験対策も並行して進めましょう。
なお、共通テストを利用して、合格を目指す場合は、得点率84%がボーダーラインです。
ケアレスミスが致命傷になるため、取りこぼしがないように、しっかりと対策を進めましょう。
直近の倍率と志願者数の変動
杏林大学の、直近3年の実質倍率と志願者数の推移は以下のとおりです。
【杏林大学医学部の受験倍率(直近3年間)】
入試方式 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 |
一般選抜 | 15.8 | 15.4 | 15.3 |
共通テスト利用 | 39.0 | 35.5 | 32.0 |
直近3年間の傾向を分析すると、受験者数は右肩あがりに伸びていることが読み取れます。
一般選抜試験では15倍以上、共通テストを利用した場合は、30倍以上の倍率となっており、合格を勝ち取るのは容易ではないでしょう。
難関の試験を突破するために、受験対策を徹底しましょう。
杏林大学医学部の特徴

杏林大学は、医学部を含む多様な学部を有する総合大学として知られていますが、特に医学部は、質の高い医療人材の育成に力を入れているため人気です。
ここでは、そんな杏林大学医学部の特徴について詳しく解説します。
充実した海外研修プログラム
杏林大学医学部は、海外大学との交流協定に基づき、充実した海外研修プログラムを導入するなど、国際的な視野を持つ医療人材の育成を推進しています。
そんな杏林大学では、イギリスのレスター大学と提携し、特別なプログラムを提供しています。
プログラムに沿って学習することで、日常会話や医療用語を習得できるでしょう。
また、6年生になると海外での参加型臨床実習も実施されています。
参加者は数十名程度であるため、全員の参加ではありませんが、興味のある方は目指してみましょう。
最先端の設備で医学知識を習得
杏林大学医学部は、最先端の医療機器やシミュレーション設備を導入し、実践的な医学知識を学生に付与しています。
三鷹キャンパスには、基礎医学研究棟、臨床医学研究棟があり、2つの研究棟では、最先端の医学、生命科学の研究が行われています。
在学生は、このような恵まれた環境に身を置きながら、医学知識を身につけられるのです。
また、西東京の基幹病院である附属病院が隣接されているため、外来や救急など、さまざまな症例に触れられるでしょう。
付属病院で行われる充実の臨床研修
三鷹キャンパスに隣接している杏林大学付属病院で臨床参加型実習を行えるのも大きな特徴です。
臨床研修は、医学部卒業後、医師として働くうえで欠かせない経験です。
杏林大学の付属病院は、1日の患者数が2,500人を超える大学病院であるため、さまざまな症例に触れられるだけではなく、医療倫理やコミュニケーション能力なども学べるでしょう。
また、診療科の医師や医療スタッフから直接指導を受けられる点や、普段通いなれているキャンパスに近い点など、恵まれた環境で研修を受けられるのも特徴です。
杏林大学医学部合格の入試形式と必要科目

杏林大学医学部の入試形式は、複数存在します。
ここでは、それぞれの入試形式の特徴と、受験科目について解説します。
詳細は、杏林大学医学部の入試要項を必ず確認してください。
一般選抜
科目 | 内容 | 配点 | |
---|---|---|---|
一次試験 | 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | 100 |
数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ数学A・B・C※Bは「統計的な推測」または「確率分布と統計的な推測」の章を除く | 100 | |
理科 | 物理・化学・生物のなかから2科目を選択 | 150 | |
二次試験 | 小論文 | – | ‐ |
面接 | – | ‐ |
大学入学共通テスト利用選抜
一次試験 | 必須/選択 | 科目 | 内容 | 配点 |
必須 | 数学 | 数学Ⅰ・数学A数学Ⅱ・数学B・C | 200 | |
必須 | 理科 | 物理・生物・化学から2つ選択 | 200 | |
選択 | 国語 | 近代以降の文章 | 200 | |
選択 | 英語 | リーディング、リスニング | ||
二次試験 | 必須 | 小論文 | – | ‐ |
必須 | 面接 | – | ‐ |
※出典:杏林大学入試インフォメーション
杏林大学医学部の入試科目と配点は、年度によって変更される可能性があります。
受験対策をはじめる前に必ず、杏林大学医学部の公式ウェブサイトで最新の入試要項を確認してください。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
杏林大学に合格するためには、出身高校の上位に位置するような進学校出身の受験生を上回る学力をつける必要があります。
医学部合格を確実にするためにおすすめしたいのが、偏差値40台からの医学部合格実績を持つ医学部専門予備校「京都医塾」です。
難関医学部にも対応!独自のチーム指導
京都医塾では、京都大学出身者が7割を占める70名以上の社員講師が、各教科のエキスパートとして指導にあたることで難関医学部への合格をサポートします。
月3回の教科別会議に加え、月1回の担当者会議で生徒1人ひとりの進捗状況を徹底的に分析。
その結果をもとにカリキュラムを柔軟に調整します。
また、完全1対1の個人授業と少人数制の集団授業を組み合わせ、弱点克服と実践力養成を同時に実現しているのも特徴です。
弱点の克服と長所のさらなる伸長を可能にする「完全1対1個人授業」
京都医塾では、受験生の方々に合わせた指導を実践して学力向上へと結びつけています。
そんな指導方法のなかで大きな効果をあげているのがマンツーマンで行われる「完全1対1個人授業」です。
この個人授業では、受験生の方の不得意分野を分析し、弱点克服をサポートします。
また、得意分野については適切な課題で実力の伸長を促し、短期間での驚異的な偏差値のアップを目指しています。
悩みは即座に解決して迷いなく学べる
京都医塾は、出願戦略の立案から願書作成、入試当日の送迎に加えて、毎週1度は生徒と担任がワンオーワンでカウンセリングを実施します。
学習の進捗状況管理だけではなく、現在の目標と悩みを解決する場として利用可能です。
日ごろの悩みや不安を相談し、体調不良の原因となりやすいストレスを取り除くことで、着実に、そして迷いなく医学部の合格を目指して学び続けられます。
まとめ

今回の記事では、杏林大学医学部の出身高校ランキング、入試データ分析、大学の特徴、入試形式と必要科目について詳しく解説しました。
杏林大学医学部合格のためには、高い学力だけではなく、大学の特徴や入試傾向を理解し、戦略的な受験対策を立てることが重要です。
京都医塾では、交通費・宿泊費無料で体験授業と学力診断テストが受けられ自分の実力を把握できる「一泊二日医学部合格診断」を行っています。
医学部合格を目指す受験生は、ぜひお気軽にお問い合わせください。