京都医塾物理科の吉田です。 京都医塾物理科講師の学生時代の物理の勉強法~受験生へ向けたアドバイス~(後編)になります。
実体験を踏まえた受験生へのアドバイス
かつての吉田少年の様に、公式をとりあえず丸暗記してひたすら問題を解く受験生は、私の経験上非常に多いです。
中学生までの勉強は、それである程度の成績は残せるかもしれません。しかし、高校の勉強、そしてその集大成となる大学受験でそうはいきません。例えば、以下の表を見て下さい。
上記で紹介したことはなにも力学に限ったことではありません。
仕組みの理解に努めることは、物理の全ての分野で一貫した学習姿勢となります。
物理の公式は、理解して覚えることにより、丸暗記の量が他の科目より圧倒的に少なくなります。しかし、理解しようとしなければ、丸暗記の量は当然多くなります。
また、教科書の例題と少しでも状況が変わってしまえば、公式を丸暗記していても全く対応できません。考え方を自分の頭で理解して使えるようになっているかどうかが大切です。
京都医塾での物理の勉強の紹介
ただ、そうは言っても「独学で」物理の考え方を学びとり、正しく理解を積み重ねていくことは困難な道のりです。1番の近道は、できる人から良いやり方を教えてもらい、それを実践していくことです。10年くらい前の吉田少年には勉強熱心な友達が少なく、塾にも通っていなかったので、そもそも勉強方法が全く分からない状態でした。
「勉強のやる気はあるんだけど、やり方が分からない!」という人は、ご両親にお願いして、塾を選ぶことになるでしょう。しかし、現在は様々な種類の塾があり、どの塾が良いのかわからないという人も少なくないと思います。そこで、以下では私たち京都医塾での物理の勉強について紹介します。
京都医塾では、少人数集団授業と個別指導で一から物理の考え方を学んでいきます。特に、「仕組みを理解して、問題を解く」という物理の正しい勉強方法に則って、適切な定義の理解と公式の運用ができるよう、徹底的な定着を図っています。例えば、授業中には必ず講師から、
「公式に登場する文字式が何を意味するのか?また、その成立条件は?」
「次の問題は、まず何の式を立てる?その根拠は?」
といったように、最初から最後までとにかく質問され続けます。これにより、なんとなく適当に解いてしまうことを限りなく0に近づけながら、全ての考えに根拠を持たせていきます。また、塾内で日曜日に行われるテストでも、定義・公式を自分の言葉で説明する問題が必ず出題されます。
京都医塾では、問題を解けるようになることはもちろんですが、勉強した内容を自分の言葉で説明できるかどうかも重要視しています。
そして、このような訓練を続けていくことにより、物理の正しい考え方が徐々に定着していき、やがては自分でも正しい勉強が行えるようになっていきます。
まとめ
今回は「京都医塾物理科講師の学生時代の物理の勉強法~受験生へ向けたアドバイス~」をご紹介しました。
- 物理を勉強するときは、公式を丸暗記するのではなく、仕組みを理解する。
- 仕組みを理解するためには、十分に理解している人から説明してもらうと効率が良い。
- 授業やテストで自分の理解をひたすら試される続けることで、物理の正しい考え方を定着させることができる。
- 京都医塾にはその環境が整っている。
となります。京都医塾で一緒に、正しい物理の考え方を学んでいきましょう。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。