私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。特に最新年度は重要。
各大学の教科ごとの問題分析のフルバージョンはかなりのボリュームになるため、このブログではハイライトとして、各教科の最新年度の出題形式/内容/適性を抜粋してお伝えいたします。
今回は2021年度 東邦大学 医学部 【一般】過去問分析をご紹介いたします。
英語の出題形式/内容と適性
制限時間90分 マーク形式のみ ①長文系の問題5つ(250~900語と量には幅がある) ②与えられた日本語に合致する英文を選ぶ問題
量が多い。とてもじゃないが時間が足りないはず。
数学の出題形式/内容と適性
制限時間90分。 マーク形式のみ 。近年は易化傾向で小問集合形式で10問。標準的な問題が多いが、発展的な問題や計算が複雑な問題が含まれる。時間に対して問題数が多いので、処理能力が問われる。
化学の出題形式/内容と適性
理科2科目で120分。マーク式(択一式)。大問3~4問で総小問数は35~45問程度。
大問3~4問で総小問数は35~45問程度。理論化学、有機化学・高分子化学の出題割合が高い。標準的な問題が多いが、やや難の問題も見受けられるので、知識問題を確実に得点し、計算問題に対して素早く対応する力が要求される。
生物の出題形式/内容と適性
理科2科目で120分。マーク式(択一式)。
知識問題と実験考察問題が組み合わされているが、概ね基礎的な問題が多い。計算問題もあり。記述は苦手だがマーク式の実験考察が得意な生徒に向く。問題数がやや多く、処理速度が求められる。
物理の出題形式/内容と適性
理科2科目で120分。マーク式(択一式)。大問6題(年度によりばらつきが大きい)
難易度は基本~標準ばかりであり、近年やや易化傾向にある。しかし、依然として計算量が非常に多いため、完答は難しい。とは言え、入試偏差値を考えればかなりの高得点勝負となるため、迅速かつ正確な計算力が求められる。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。