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京都医塾の名物先生! vol. 13 石田 景悟「医学部に合格したければ、私について来い!」

京都医塾の名物先生! vol. 13 石田 景悟「医学部に合格したければ、私について来い!」

京都医塾を語るうえで欠かせないのが、個性豊かな講師たち。塾生1人に対して講師13人がチームとなって、塾生のみなさんを全力でサポートしています。

しかし実際に、どんな先生がいるのかはとても気になっていると思います。そこで、京都医塾の講師を紹介する連載企画がスタート!自身の半生や講師になったきっかけ、普段の授業の姿や担当科目に対する思いを熱く語っていただきます。

第13回目は、国語科の石田景悟先生が登場。

右脳教育を行う幼稚園に通い、九九を覚え、小学生で囲碁をするなど大人びた子供時代を過ごす。そのおかげか、今もクールな雰囲気をまとっている。医学部を目指す4人の塾生が、授業を通じて石田先生を深堀りしていきます。

大阪府出身。小学校のときに京都に引っ越し。中学受験で洛星高校に進学。一番のお気に入りの古典の文章は伊勢物語。休日はボルダリングをして身体を鍛えることが趣味。最近のハマっていることは車で温泉巡りをすること。オススメは、滋賀の天葉の湯。

ーーキーンコーン、カーンコーン

ーーガラガラ

こんにちは、みんな揃ってるな

こんにちは!

京都医塾で国語科の講師をしている、石田景悟です。今日からよろしく。

突然ですが、ここでクイズです。”キンニクーイズ”!

筋肉クイズですか…?

デデン! 腕立て伏せをする時に使うこの筋肉、なんでしょう?

えっ、これ先生なんですか…?

そうだよ。ほらこのナイスでダチョウの卵のような泣く子も黙るこの筋肉、なんて言うか分かる…?

だめだ、国語の先生だからすごく描写が上手だけどどの筋肉か分からない…

正解は上腕三頭筋でした!みんなも先生の筋肉みたいに頭をマッチョにして、一緒に受験頑張ろう。

頭をマッチョにって(笑)

先生!頭の筋トレってできますか…?

授業終わったら一緒に考えてみようか。まずは今日の授業を始めるよ。今日は、みなさんに僕のこと、国語のことをより身近に感じてもらえるように、「石田景悟と国語」をテーマに授業を進めていきます。質問があったら、いつでも聞いてね。

はい!よろしくお願いします。

趣味に生きた学生時代

先生って、まじめに授業受けていたタイプですか?

幼稚園で九九をならっていたので、小学校で習う勉強が少し物足りなくて、趣味に費やしていました。そこから、僕の人生は趣味を大切にするようになっていきます。

小学生で趣味を大事にするって…大人ですね。

かけっこの天才とか!?

あー!ちょっと惜しいかな、皆が想像しているものとはちょっと違うかも…一番楽しかったのは、囲碁ですね。

囲碁!?渋い趣味ですね…

放課後に500円のお小遣いを貰って、一番先に向かったのが、おじいちゃんたちの集会所でした。

渋めですね…

囲碁の他にも習いごとを沢山していて、体操・英会話・サッカーと学習塾、それとスイミングもしていました。

中学ではどうだったんですか?

自分でいうのもアレやけど、中学からは京都の中高一貫の学校に通っていて、学校の勉強があったので…

あったので…?

部活でサッカーばっかりしてたかな、あとは本を毎日読んでた。

いや、サッカー続けてるんかーい!

しかも本、毎日読んでるんかーい!

部活のサッカーが楽しくてずっとしてたんやけど、高1の秋に頸椎分離症になってしまって断念せざるを得なくなったんよ。そこで、始めて塾に行き始めたものの、友達と母親の影響で洋・邦の音楽にハマりました。

苦難を乗り越えてまた趣味を見つけるんですね。

iPodを買ったことがきっかけですね。今思えば、そりゃハマるやろと思うんやけどね(笑)

先生色んなことに興味もつから、きっかけも自ら作っていくんですね

そうだね。楽しいことが好きなので…。でも塾に通っていたおかげで、京大の文学部に進学することができました。

京大に合格するのをそんなさらっと…なんで文学部を選んだんですか?

教科書開いてみて

もしかして…?

そう!そのもしかしてです。本が好きで、音楽が好きだったので、本や音楽を、歴史や政治的な観点から勉強できたら面白いかなと思って。

さすがですね!趣味を勉強に結びつけられるのってすごい!

奥様の一言で講師業を職とする

先生、国語の先生ですよね?趣味のところにまだ、国語がないんですけど…

大学生の時に出会ったんだよ。

彼女と…?

真面目なところでふざけない(笑)次のページ開いてみて。

 国語の面白さに気づいたんです。もうちょっと言うと、古典のある作品を読んで、「面白いな…」って思いました。

ここで、先生の趣味リストに国語が追加されたんですね。

そう!このタイミングで古典にハマりました。伊勢物語って知ってる?物語集で、長引かせようと思えばいくらでも長くできるのに、お話が短くさっと終わるあの刹那的なところがよくって…

それが先生の心に刺さったんですね。

それで、大学時代に塾講師のアルバイトをしていて、古典を始めとする国語の科目を教え始めたのがきっかけかな。そこから、院試に落ちて就職浪人をしていた時に、彼女からのアドバイスで塾講師を生業としようと決心しました。

えー!彼女さんからの影響力がすごい!でもなんで京都医塾なんですか?

京都医塾には、現役生科に生徒として通っていたんだ。次のページを開いてみてください。

中学のころから憧れていた先生のいる校舎で講師になる

僕が受験生の時に担当してくれた小論文の先生なんだけど、ためになる授業をしてくれていたんだ。実際の解答とは別に先生の解答も作ってくれていて、すごく信頼できる先生だった。当時のその担当の先生に憧れていて国語指導が面白そう、って思っていたんだ。

大学生で国語を好きになるよりも前に、高校時代に国語指導が気になっていたんですね。

そうだね、興味を持つ順番は逆だったかもしれない(笑) 気になっていた”指導する”という仕事に、趣味である国語がマッチして、国語科講師、石田景悟が誕生しました。

国語の先生になって楽しいなって思いますか?

国語は、どうしても変化とか成長が生徒自身では感じにくい科目なんだ。授業をしているとき、教えたことをちゃんと覚えていてくれて、それで解答できているとよくできたなぁと思うことが多い。

先生の中で、「こんな先生になりたい」みたいな目標ってあるんですか?

次のページめくってみてください。

これからは、英語や古文の学習にもつながる、みんなの国語力の基盤を作る教材を開発できたらなと思っています。

おおお

国文法を掘り下げて、「国語はフィーリングで解答する科目」と言わせないような、論理的に理解できるものを目指しています。

■「石田先生の魅力」塾生と講師の声

塾生A

「先生の筋肉すごいです、背中には鬼が宿っているかというくらいすごいです!!色々知っていて、僕が知らないことでも先生の話を聞くと興味が湧いてきます、今めっちゃ先生の影響でボルダリングが気になっています!」

僕の話を聞いて興味を持ってもらえるのは嬉しいですね講師冥利に尽きます、ちなみに背中に鬼はいません(笑)

塾生B

「授業中、唐突に先生が真顔でボケるのが面白くて好きです(笑)おすすめの筋トレを教えてくれたり、誕生日にプロテインクッキーを頂いたり、ありがとうございます。今後も共に心身を鍛えて行きましょう。」

そんなにボケることは意識していないのですが授業に緩急がつけばいいなと思って気を付けています、いっしょに心身を鍛えていきましょう!

講師A

「石田先生と食事に行った時の目をギラギラさせて語る彼の雰囲気と彼の話すテンポが好きなのです。好きなことについて話すことがとても楽しく大好きなんだと思います(笑)」

そうですね、趣味活動をすることも好きですが、その趣味について語る時間も好きです(笑)いつも話をきいてくださってありがとうございます!

講師B

「やっぱり石田先生と言えば、バッキバキの筋肉とウェットにとんだ切り返し。生徒からもよく石田先生の授業が面白いと聞きます。なんだかんだで、万願寺唐辛子を食べに行く企画が流れています。来年こそは、万願寺唐辛子を食べに行きましょう。」

先生づてに自分について聞くとむずがゆい感情になりますね、ありがたい限りです。情勢が落ち着けば、万願寺唐辛子食べに行きましょう!

国語ができずに伸び悩む生徒たちへ

うーーんと…みんな本読んでる…?

そんなに読んでないかな…

国語が苦手だな、と思う人には是非本を読んでほしいんだ。理由は二つあって、まず一つ。ワクワクする本、楽しい本読む時ってみんなどんな顔してると思う?

もっと読みたい!って気分で読んでる

だよね、それって国語の記述問題だったり、小論文でも一緒なんだ。自分が作った解答を読んでいる人の顔を想像してみて、そうすると読み手を思った文章が書けるようになって、記述がなくなると思う。

本を読むことで、相手の心情を理解することに繋がるってことですね!

そうそう!それと、余程のもの好きでない限り、大学生になってからは、今あなたが読んでいる以上の内容的豊かさを持つ文章に触れる機会が、かなり少なくなると思っていてほしい。なので、今本が読める環境にあるこの期間、丁寧に本を読むようにしてください。