医学部専門予備校京都医塾です。
この記事では、獨協医科大学2次試験について、ご紹介したいと思います。
獨協医科大学の小論文について
制限字数:要約200字、意見600字
制限時間:90分
形式 : 課題文型小論文(要約を含む)
獨協医科大学の小論文は、約3000字の文章を読んでから問1で200字以内に要約したのち、本文の内容について600字以内で意見を述べるという形式のものです。2011年から2020年まで600字の記述でしたが、2021年は600字記述ではなく400字記述になり字数が200字減りました。今年はどうなるのでしょうか。
いずれにせよ、要約が大切であることは間違いないでしょう。ここでズレた答案を書いてしまうと、問2もズレた解答を書くことになりかねないので注意が必要です。
獨協医科大学の面接について
時間:15分程度
形式 :個人面接(受験生:1人 面接官:3人)
過去の質問例
・仮に地元や東京の大学に合格した場合、それでも本校を選ぶか。
⇒大学の魅力・特徴をしっかり調べておかないときちんと答えられませんね。苦し紛れに「餃子が好きだから、御校にします」なんてのもダメですよ、きっと。
・教育格差についてどう思うか
・地域医療とはどういうものか
⇒「獨協医科 地域医療」とネットで検索しましょう。きっと素敵なものが見つかりますよ。
・女の子にもてるにはどうしたらいいか
⇒こんな面白い質問もあるのですね。しかし、これはネタではなく、おそらくコミュニケーションの問題だと考えられます。
・医療以外の気になるニュースはなんですか
⇒普段から、新聞に目を通していないといけませんね。受験生にそんな時間はないという反論が聞こえてきそうですが、京都医塾の生徒は皆、毎週発行される『社説集』に目を通し、時事問題に日々触れています。
・併願校はどこですか
⇒医学部は御校しか受験していません!なんていう嘘はつかないようにしてください。その嘘はバレバレです。
・大学に入って何をやりたいですか
⇒よく聞かれる質問の1つです。しっかり答えを準備していきましょう。
・SNSの利用についてどう思いますか。
⇒情報社会でどのように振る舞うかということでしょう。ネットで炎上するような学生がいると、大学が悪い意味で有名になってしまいますからね。
このように、典型的な質問だけでなく、いろいろなことが面接では聞かれているようです。これらの質問への解答を事前に用意するのは事実上不可能です。したがって、普段から新聞を読むなどして、いろいろな考え方があることを知っておくことが大切です。
獨協医科大学2次試験のポイント
面接・小論文はA~Dの4段階評価。Dが1つでもついたら不合格。D評価がつかないようにするためには、質問・設問に対して明確に答えること。
実際にどういう答が不合格になるかと言うと……
小論文
Q「『一流の人間は環境に文句を言わない」について、あなたの意見を述べなさい」
A「私は一流の医師になるために、貴学で一生懸命勉強したい。私は医師になると心に決めてから、毎日しっかり勉強してきた」
⇒自分の抱負を語られても困ります。
Q「『人間は成長をしていくべきだ』について、あなたの意見を述べなさい」
A「子供が大人に成長するように、人はだれもが成長する。」
⇒「成長」の意味をはき違えています。
面接
Q「本学志望理由をおしえてください」
A「○○な医師に私はなりたいです」
⇒質問に全く答えていません。
・出願時に書いた「20年後の自分」「自己PR」の控えはありますか。あれは面接で使われます。もし、控えがない人がいれば、早めに思い出しておきましょう。
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