医学部専門予備校京都医塾です。
以下では、京都府立医科大学医学部小論文・面接について、ご紹介したいと思います。
小論文について
2021年度から試験に追加されました。そのためまだ傾向はつかめないのが現状ですが、2021年度は
がん治療に対する考えを述べよ(50分/600字)
というテーマが、課題文つきで出題されました。
課題文型→正確な読解や要約の力
医療系テーマ→医療知識
が必要になってきますね。
また、小論文試験において大学が求める力を理解するという意味では、京都府立医科大学看護学部の試験内容をチェックしておくとよいでしょう。こちらは赤本にも解答例がありますし、勉強しやすいですよ。
面接について
面接時間:10分
形式:個人面接(受験生:1人 面接官:3人)
配点はありませんが、募集要項には「医師及び医学研究者となるにふさわしい資質、適性を欠くと判断されれば、共通テスト及び第2次学力試験の成績にかかわらず不合格とします」とありますので、学校や予備校の先生と対策することをお勧めします。
内容と過去の質問例
・医師志望理由
・大学志望理由
→以上2点は必ず聞かれています。京都府立医科大は「世界トップレベルの医学を地域へ」という理念を掲げています。臨床医療・地域医療に力を入れている大学ですね。一方で先端医療や研究分野にも強みがあります。大学ホームページをよくチェックして、自身の志望と照らし合わせ、自分を含め誰もが納得する志望動機の作成を目指してください。
・学科試験/小論文の出来はどうだったか
→小論文試験は学科と同日に受けます。翌日面接がありますね。学科の出来や小論文で書いた内容については、簡単にまとめておくとよいでしょう。また、書ききれなかったことがあれば、追加で用意しておくのも印象がよいのではないでしょうか。
・高校生活や部活動について
→「何をして」、「何を学び」、「どう生かすか」
以上3点を明確に述べられればよいでしょう。もちろん医師を目指す者としての観点から。
・臓器移植について
→まずは基本的な医療知識が必要な問いですね。臓器移植の現状・問題点・展望について調べておきましょう。また、最近では「ブタの心臓を人体に移植した」ニュースが話題になりましたね。時事的な知識の収集にも努めてください。
・人間愛を感じた瞬間
→実はこれ、アドミッションポリシーからの出題です。第一志望大学のアドミッションポリシー、当たり前ですが要チェックです。「人間愛」は抽象的なテーマです。意味が分からず固まってしまう受験生も多いことでしょう。アドミッションポリシーをよく読んで、面接でのイメージを固めておいてください。
小論文・面接のポイント
・小論文は課題文型かつ医療系
・面接はオーソドックスな内容。ただ、一発で不合格になる大きなリスクがあるので、頻出の質問に対する回答は用意しておくべきですし、基礎的な医療知識についての学習が必要です。
まとめ
京都府立医科大学医学部の2次試験において、面接・小論文対策がいかに大事かおわかりいただけたでしょうか。
医学部専門予備校京都医塾でも、「前期2次試験対策」(1回90分)を承っています。
どうぞご利用ください。