どうも、京都医塾英語科の吉田です。
今どき英語の学習ツールは様々なアプリをはじめ、YouTubeでも英語系チャンネルは腐るほどありますし、Camblyなどオンライン英会話サービスも選べ、ひと昔前とは比べものにならないほど、多様な学び方が可能になりました。
そんな中、今日はあえて「ラジオ」を英語学習ツールとしてご紹介したいと思います。私が元々ラジオ好きということもあるのですが、私は通勤バスの中で大体ラジオの英語番組を聞いています。
英会話タイムトライアル
特にNHKラジオの「英会話タイムトライアル」が私のおすすめです。
この番組はスティーブ・ソレイシーさんが講師をつとめておられる番組なのですが、コンセプトは「瞬発力」で、英語の日常会話で使えそうなフレーズを瞬間的に言えるようにしようという番組です。
私がこの番組を気に入っている理由は受験英語で凝り固まった頭を柔軟にしてくれるところです。
どういうことかと言うと、例えば以前
「このニンジンをみじん切りにして下さい」
みたいな日本語を英語で表現しましょう、という課題がありました(正確な文は忘れました…)。私は「みじん切りなんて言い方知らねえ」と全く表現できなかったのですが、
ソレイシー先生の解答は
“Cut this carrot like this.” (このニンジンをこのように切って)
でした。「みじん切り」なんて言い方を知らなくても、相手が目の前にいるなら”like this”とやってみせればいいじゃないか、というものでした。
現在の英語教育において不足している姿勢を補うことができる
そんなのずるいよ、とか、目の前に相手がいなかったらどうすんだよ、とかいう突っ込みもあるかと思いますが、私は現在の英語教育において不足しているのは、こういう「何とかしてごまかす」とか「簡単に表現しようとする」姿勢ではないかと思っております。
「正しい言い方」を覚えることも大切なのですが、その一方、簡単な英語で(いい意味で)ごまかすという姿勢も大事ですよね。
この「英会話タイムトライアル」では、
「せっかくだからやってみましょう」
とか
「2LDK」
を英語で表現させられたりします。これを瞬間的に英語にできる人はあまりいないのでは?
というわけで、受験生の皆さんにも聞いて頂いて損はない番組だと思います。
以上、最近はSUPER BEAVER渋谷龍太さんのしゃべりがうますぎると感心している吉田でした。