受験生の方の中には、勉強中に息抜きを取り入れている人もたくさんいるはずです。
ただ、どんな息抜きの方法が適しているのか、どれくらいの息抜きをすればよいのか、いまいちわからない人も多いでしょう。
そこで今回の記事では、勉強中の息抜きの重要性を解説するとともに、おすすめの息抜きの方法などもあわせて解説していきましょう。
勉強の合間の息抜きは必要?
勉強中の合間の息抜き。
ホッと気が休まる一方で「本当に休んでもいいのかな」、「この時間を学習に回せば、英単語がいくつか覚えられるのに」、などと一種の罪悪感にも似た感情を覚える人もいるでしょう。
そこでこちらの項では、息抜きの重要性について解説していきます。
息抜きの重要性
さっそく、息抜きの重要性について見ていきましょう。
2つの角度から息抜きの重要性を説明していきますので、参考にしてください。
人間の集中力には限界がある
どんな人であっても、人間の集中力には限界があります。
プロのスポーツ選手であっても、オリンピックの選手であっても、集中力が延々と続くことはありません。
一瞬の気の緩みで彼らが判断ミスをしてしまったシーンを、みなさんもテレビで見たことが一度くらいはあるはずです。
このように、人間の脳には集中力を維持できる限界時間が、個人差はあるものの、あらかじめ定まっているのです。
そのため、継続して物事に集中するためには、息抜きを効果的に取り入れていく必要があります。
息抜きの方法については、記事の後半で複数ピックアップしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
勉強で無意識のうちに体に負担がかかっている
勉強中の人間の体には、無意識のうちに負担がかかっています。
同じ姿勢で長時間、作業をするわけですから、筋肉や関節に疲労が蓄積しても不思議ではありません。
そして、筋肉や関節に過度な負担がかかると、肩こりや腰痛の原因となります。
さらに、それらの症状が慢性化した場合、長期間の治療を要する可能性があるため、受験勉強に差し支えてしまうでしょう。
そういったことにならないためにも、定期的に息抜きをして体をほぐしてあげる必要があります。
勉強中は計画的に息抜きをして、体中の筋肉と関節をリフレッシュさせてあげましょう。
息抜きにゲームをするのは良くない?
受験勉強における息抜きとして、ゲームを選択している人は少なくありません。
ゲームは、自宅でも外出先でも手軽にできる息抜き方法ですから、上手に取り入れれば脳をリフレッシュするのに役立つでしょう。
しかし、「受験生がゲームをしても大丈夫なのかな」と内心、不安を感じている人もいるかも知れません。
そこで、ここでは、ゲームを息抜きに取り入れることの有効性と、取り入れた場合のゲームとの上手な付き合い方を解説していきましょう。
ストレス発散の効果も
ゲームには、ストレスを発散させる効果があります。
日常的にゲームと触れ合っている人は、その効果を、文字どおり身をもって体験しているはずです。
ストレスをためすぎるのは、精神的にも肉体的にも悪影響が出てしまうため、発散できる方法があるのなら取り入れるべきでしょう。
ただし、受験勉強の最中にゲームをすることに対して、ある種の後ろめたさを感じ、ストレスの原因となる人もいますので、そういった人は無理にゲームで息抜きをする必要はありません。
あなたに合った方法で、気分転換をしましょう。
勉強とゲームを両立させる方法
さて、ここでは勉強とゲームを両立させる方法について説明していきます。
ゲームとの上手な付き合い方を学んで、息抜きとして有効に活用しましょう。
プレイ時間を決める
ストレス解消に役立つゲームですが、時間を決めずにダラダラとプレイしてしまっては、受験勉強に悪い影響を与えてしまいます。
あくまで息抜きとしてゲームをするのですから、15?20分くらいが妥当な範囲。
パズルゲームやカードゲームなど、短時間で終わるタイプのゲームを選んでください。
RPGやシミュレーションゲームなどは時間がかかってしまいますから、避けるのが無難です。
ゲームをしない日を決める
あえてゲームをしない日を決めるのも、息抜きにメリハリをつけるための一助となります。
ゲームから離れた日を設けることで、ゲーム依存になるのを防げるほか、他の息抜き方法を見つけられる可能性もあります。
そして、オフの日があっても1日中ゲームをする日は作らず、毎日勉強をする習慣を身に付けましょう。
やるゲームは1種類に決める
お酒の席などで、次々と店舗を変えて飲み歩くことを、「はしご酒」と表現することがあります。
はしご酒をした場合、色々な店に渡り鳥のごとく訪問するため、たくさんの時間を消費することになります。
ゲームにおいても同じで、複数のゲームをプレイしようと思うと1本あたりのプレイ時間が少なくても、最終的には大変な時間を使ってしまう可能性があるため、注意しなければなりません。
はしご酒ならぬ「はしごゲーム」になって時間を浪費しないよう、プレイするゲームはあらかじめ1本だけに決めておきましょう。
夜中にゲームをしない
夜中のゲームは目に対する光の刺激が強いため、快眠を妨げるおそれがあります。
睡眠の質が悪い状態で翌日に突入すれば、必然的に学習のパフォーマンスも下がってしまうでしょう。
夜中にゲームをする習慣はなるべく控えて、次の日の勉強に備えてください。
スマホやゲーム以外の息抜き方法
スマホやゲーム以外の息抜き方法についても見ていきましょう。
こちらの項では、スマホやゲームに頼らずとも満喫できる息抜き方法を、多数紹介していきます。
短時間の昼寝をする
短時間の昼寝は、勉強の合間の息抜きとして非常に効果的です。
少し疲労を感じてきたあたりに、10~15分程度の昼寝を取り入れましょう。
さらに、もう少し時間があるときは、40分くらいの昼寝をしてみるのも、さらに有効な息抜きとなるのでおすすめです。
40分と聞くと長すぎると思うかも知れませんが、時間を投資した分のリターンはきちんと受けられますので心配いりません。
NASAが行ったアメリカ空軍パイロットを対象にした研究では、40分の昼寝でパフォーマンスが34%、注意力は100%回復することがわかっています。
まとまった時間があるときや、脳の疲労がいつもより大きいときは、40分の昼寝を試してみてください。
ただし、午後3時以降の昼寝は、体内リズムを崩す可能性があります。
昼寝をする際は、時間を調整して行うようにしてください。
ちなみに、昼寝だからと言って必ずしも、睡眠状態へ入らなければならないというわけではありません。
15分ほど目を閉じているだけでも、睡眠時と似たような脳波があらわれ、記憶テストに良好な影響を与えたという実験結果もあります。
好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くのも、息抜きとしては有効な手段と言えるでしょう。
大好きなアーティストの楽曲を聴くことで、心が癒され精神的な緊張が和らぐ効果が期待できます。
先ほど紹介した昼寝との合わせ技を用いれば、さらなる効果も狙えるはずです。
息抜きに上手に取り入れて、集中力の維持と向上に役立ててください。
軽い運動をする
受験勉強の息抜きとして、軽い運動を行っている人は多いのではないでしょうか。
人間はウォーキング程度の運動だけでもストレスが軽減される生き物ですから、とても理にかなった方法と言えます。
もちろん、ウォーキング以外の運動が好きな人であれば、どんなジャンルでもかまいません。
軽度なランニングが好きな人なら走ってもかまいませんし、筋トレが好きな人なら腕立て伏せやスクワットをしましょう。
ご自身が好きなものを取り入れて、うまくストレスを発散させてください。
甘いものを食べる
手軽な息抜き方法として、甘いものを食べてみるのもおすすめです。
甘いものを食べると、人間の脳はドーパミンを放出することがわかっています。
このドーパミンは、やる気を高めてくれる化学物質ですから、勉強の集中力の維持に大変有効です。
ただし、糖分の摂り過ぎは眠気を誘ったり、肥満の原因にもなります。
ひと口チョコレート1個やキャラメル1個など、少量程度の摂取にとどめましょう。
友達や先生、家族と会話する
友達や先生、家族との会話もよい息抜きとなるはずです。
勉強を忘れて他愛もないことで談笑することで、脳のリフレッシュが期待できます。
また、友人との交友がより深まれば、よき勉強仲間として助け合える仲にもなるでしょう。
計画的に休むことが大切!
ここまでは、息抜きの重要性や方法について取り上げてきましたが、ここからは息抜きをするうえで、心にとどめておきたいことについて解説していきます。
受験シーズンを勝ち抜くためにも覚えておいていただきたいことを、2点ピックアップして紹介しましょう。
受験は長距離走
言うまでもありませんが、受験勉強はシーズンを通じて走り抜ける、マラソンのようなものです。
そのため、瞬発的によい結果を残せたとしても、長期的な戦いで負けてしまうと受験に失敗してしまいます。
このような、厳しい受験のレースを走り抜くためには、体力面と精神面を常に充実させておくことが大切です。
机に向かって勉強をするのは非常に大切ですが、ときにはリフレッシュを図って気力、体力、精神力を養いましょう。
フルマラソンに給水所があるように、あなたのマラソンレースにも計画的に給水所を設置してください。
息抜きを作ることでモチベーションもアップ
息抜きの重要性やその方法は、これまで述べてきたとおりです。
この息抜きの予定をきちんと設定することで、学習に対するモチベーションは飛躍的に高まります。
人間は何かしらご褒美が待っていると物事を頑張れる生物ですから、それを利用して、脳に息抜きというご褒美を認識させ、意欲の維持と向上を狙うというわけです。
受験勉強を進める際は、画的に息抜きを取り入れて、モチベーションをキープするよう心がけましょう。
まとめ
受験勉強を継続していくために必要なのが、適度な息抜きです。
どんな人間でも集中力には限界があるため、適度な息抜きを実施しないと脳の緊張感がほぐれず、それこそ息が詰まってしまいます。
そのため、自分に見合った息抜きを、日ごろの勉強の合間に取り入れるのが肝心です。
しかし、自身に最適な息抜きの方法がなかなか見つからなかったり、自宅ではできないワンランク上の息抜きの方法を探している人もいるのではないでしょうか。
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その他の息抜きの方法についても、ベテランの社員講師たちからアドバイスを受けられますので、多種多様な方法で気持ちと体を同時に休めることができます。
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