大阪大学医学部の起源は、江戸時代の開祖された学塾にありますが、設立以来、数々の名医を社会へと送り出してきました。
そんな大阪大学医学部には、最先端の医療を学ぶべく、例年たくさんの受験生が入試に挑戦しています。
そこで今回の記事では、大阪大学医学部の志望者に向けて、同医学部の基本情報に加えて、入試科目や合格のボーダーラインなど様々な情報をお伝えしましょう。
目次
大阪大学医学部の基本情報
まずは、大阪大学医学部の基本情報から押さえていきましょう。
こちらの項では、大阪大学医学部のキャンパスの場所や定員数、加えて入試情報などについて解説していきます。
キャンパスの場所
大阪大学医学部のキャンパスの所在地は、大阪府吹田市です。
こちらのキャンパスへ電車を利用して訪問する場合は、阪急千里線「北千里駅(終点)」で下車後、東方向へ移動してください。
医学部医学科のキャンパスには、30分ほどで到着できます。
また、バスを利用する場合は、茨木駅から近鉄バスにて「阪大病院・阪大本部前」行きに乗車後、終点の「阪大本部前」で下車してください。
定員数
大阪大学医学部医学科の在籍者数は、男性が548名、女性が118名となっています。
また、男女比で見てみると、男性が82.3%、女性が17.7%です。
2023年度における医学部の定員数は、95名を予定しておりましたが、文部科学省への増員申請が認められた結果、2名増の97名へとなりました。
内訳は、一般選抜が92名、学校推薦型選抜が約5名となっています。
入試情報
大阪大学医学部への入試方法には、一般選抜試験や学校推薦型選抜などがあります。
こちらの項では、これらの入試方法の概要と日程について説明しましょう。
最初に、一般選抜試験の説明から入ります。
一般選抜試験は、一次試験にあたる共通テストと二次試験の個別学力試験により合否を判定する入試方法です。
実施の日程については、一次試験が2023年1月14日と15日、二次試験は同年2月25日から26日にかけて予定されています。
なお、二次試験では、面接試験も行われますが、医師による適性が欠けていると判断されると、筆記試験の結果にかかわらず不合格とされてしまいますので、注意してください。
実施の日程については、2023年1月14日と15日に予定されています。
次に、学校推薦型選抜の説明に入りましょう。
学校推薦型選抜は、高校での課外活動などの実績や、学習意欲、そして受験生の人となりなどを重点的に評価して合否を判定する試験です。
アドミッションポリシーをよく読み込み、大学側が求めている人材であることをアピールしてください。
日程については、11月上旬にかけて出願期間が設けられ、その後、2023年2月8日に一次選考が実施され、そして同年2月11日から12日にかけて二次選考が行われる予定です。
大阪大学医学部の入試難易度
続いて、大阪大学医学部の入試難易度の説明もしていきます。
こちらの項では、大阪大学医学部の入試難易度を、偏差値と倍率を引き合いに出して解説していきましょう。
偏差値
まずは、偏差値の説明からしていきます。
大阪大学医学部の偏差値は、70.0となっており、国公立大学の中でも5本の指に入る極めて高い水準です。
同じレベルの医学部としては、東京医科歯科大学や山梨大学(後期日程)、千葉大学(後期日程)などの難関校が名を連ねます。
さらに、上位に位置する医学部は、偏差値72.5の東京大学と京都大学の2校のみ。
また、下位の医学部には、偏差値67.5の九州大学や横浜市立大学など、エリアを代表する名門校のみが続きます。
倍率
入試倍率についても、きちんと確認しておきましょう。
大阪大学医学部の医学科の2020年度から2022年度までの入試倍率を下記表にまとめました。
▼大阪大学医学部の入試データ
・2020年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.9 | 95 | 279 | 267 | 96 |
・2021年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.5 | 95 | 233 | 217 | 95 |
・2022年度
入試日程 | 倍率 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
前期 | 2.6 | 95 | 260 | 238 | 99 |
表にあるとおり、大阪大学医学部の入試倍率は2.5倍から2.9倍の間で推移しています。
同一の偏差値で、かつ前期日程を設けている東京医科歯科大学でも3.0倍ほどの倍率で推移しており、両校の間における入試倍率には大きな差は見られません。
なお、山梨大学は前期日程を実施していませんので、比較対象からは除外しました。
同様に、千葉大学も前期日程は偏差値が異なることから、比較対象からは外しています。
大阪大学医学部の特徴
大阪大学医学部の特徴についても、解説していきます。
ここでは、同医学部の特徴を3点取り上げて解説していきましょう。
先進医療を学べる魅力的なカリキュラム
最先端医療学の研究で有名な大阪大学医学部。
同医学部では、iPS細胞を用いた治療研究に尽力し、高い成果をあげています。
また、遺伝子の配列データを解析し、がん治療に生かせる方法も開発中で、サイエンスカフェにて技術に関するプレゼンテーションをした際には、日本中から大きな注目を集めました。
このように非常に高度な技術と影響力を持つ大阪大学医学部では、学生に対しても先進医療を学べるカリキュラムを用意して指導を行っています。
たとえば、2年次における医学講義では、細胞生物学や遺伝学、解剖学などを学び、人体のなりたちをミクロとマクロの両方の視点から学習。
さらに、3年次に入ると本格的な実験の授業や自主研究が始まり、より一層授業の密度がアップしていきます。
豊富な関連病院
大阪大学医学部は、地域医療の中枢を担っていることもあり、たくさんの関連病院と提携中です。
関連病院が豊富な医学部は研修先が幅広いため、学びのチャンスが増えるというメリットがあります。
たとえば、手術の立ち会いなどの希少な体験は、研修先がたくさんないとなかなか巡り合えないでしょう。
このように、学生を成長させる機会を数多く用意いしていることも、大阪大学医学部の特徴なのです。
なお、参考までに大阪大学医学部の関連病院を5つ掲載しておきます。
✓NTT西日本大阪病院
✓大阪中央病院
✓済生会千里病院
✓国立病院機構大阪医療センター
✓堺市立総合医療センター
進級の難易度は上昇傾向
大阪大学に限ったことではありませんが、医学部の進級の難易度は上昇傾向にあります。
理由は諸説ありますが、大きな理由としては、医学部生の必要学習量が増えたことや、医学部の定員が増えたことによる学力低下があげられます。
もっとも、大阪大学医学部は国内でも指折りの名門校ですから、もとから進級に際しても相当な勉強が必要であることは、想像に難くありません。
入学した際は、日々の勉強をきちんとして、単位や試験を落とさないようにしてください。
大阪大学医学部の入試情報
次に、大阪大学医学部の入試情報についても押さえていきましょう。
こちらの項では、大分大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。
入試科目と配点
最初に、入試科目と配点の説明をします。
共通テストと個別学力試験に分けて解説をしますので、参考にしてください。
共通テスト
共通テストの入試科目と配点については、下記表のとおりです。
英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 地理・公民 | 合計 |
100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 500 |
個別学力試験
個別学力試験における入試科目と配点は、下記表のとおりです。
英語 | 数学 | 国語 | 合計 |
500 | 500 | 500 | 1500 |
大阪大学医学部では、他の大学と同様、個別学力試験の際に面接試験も行われます。
この面接試験は、10分程度で行われる個別面接です。
面接官は3人で、質問に関しては、志望動機や自分の将来像など一般的なものがよく聞かれます。
面接試験の順番が回ってくるまでは、控室で待機することになりますが、学習用具が持ち込めますので、待ち時間も有効に活用しましょう。
ちなみに、浪人生や再受験生には、現役生よりも踏み込んだ内容の質問がなされることもあります。
たとえば、浪人中はどんな過ごし方だったのか、なぜ再受験を考えたのか、といった質問です。
浪人生や再受験生の人は、あらかじめ回答を準備しておくなど、より一層綿密な受験対策を施しましょう。
合格のボーダーラインは?
大阪大学医学部の合格最低点は、2020年度と2021年度が500点満点中445点という結果でした。
2022年度の合格最低点は、やや低下し425点となりましたが、それでも8割以上の得点率を叩き出さなければ合格のラインに立つことはできません。
受験に臨む際は、積極的な姿勢で長期間、学習に励む必要があるでしょう。
大阪大学医学部を目指すなら京都医塾
国内トップクラスの難易度を誇る、大阪大学医学部。
同医学部は指折りの難関校ですから、学習に際しては入念な対策が必要です。
ただ、受験生の中には、高難易度が故に学習の進捗状況が思わしくなかったり、精神的に追い詰められている人もいるのではないでしょうか。
そういった人の強い味方となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、医学部に特化した学習指導を武器に、これまでにたくさんの受験生を医学部へと送り出してきた名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力に迫ってみましょう。
一人のためのオーダーメイドカリキュラム
京都医塾では、受験生、一人ひとりに専用のカリキュラムを用意して学習指導にあたっています。
このカリキュラムは、「オーダーメイドカリキュラム」と呼ばれるもので、受験生の学習履歴や学習環境、潜在能力などを分析し、実力に合致したものが作成されます。
自分専用のカリキュラムで学習を進めることで、学習効率が飛躍的にアップするとあって、受験生からはとても好評です。
生徒一人に13名の講師陣がチームで指導
京都医塾では、生徒一人につき13名の講師陣がチームとなって指導にあたっています。
この13名の講師陣は、それぞれが各教科のエキスパート。
全員が指導方針を統一・共有し、受験に必要な学習を徹底的に指導してくれます。
さらに、メンタル面のケアも怠りません。
定期的な面談におけるサポートのほかにも、必要があれば専属の心理カウンセラーが相談に乗ってくれます。
大阪大学の合格者も
予備校に入るうえで決定打となるのが、自分の志望校への合格者を輩出しているかどうか、という点です。
他の大学への合格者が多くとも、自分の志望校への合格者数が少ないと、信頼性が落ちてしまいます。
加えて、大阪大学医学部は難関中の難関ですから、より信頼のおける予備校を選びたいしょう。
その点、京都医塾では過去5年間にわたって毎年、大阪大学医学部へ合格者を輩出しています。
名うての講師陣と専用のカリキュラム、優れた学習環境を用意して、あなたも合格へと導きますので、安心して申し込んでください。
まとめ
国内でも屈指の名門医学部として知られる、大阪大学医学部。
この大阪大学医学部は、最先端の医療が学べるとあって、受験生からは注目の的になっています。
そんな大阪大学医学部ですが、指折りの難易度を持つ難関学部としても知られています。
通常の医学部よりも、さらに高度な学力が必要ですから、個人学習をしている人の中には限界を感じている人も多いはずです。
そんな人におすすめなのが、医学専門予備校の京都医塾です。
京都医塾では、腕利きの講師陣とオリジナルのオーダーメイドカリキュラム、そして優秀な学習環境を用意して、受験生を徹底指導しています。
実績も大変豊富で、大阪大学医学部にも多数の合格者を輩出しています。
京都医塾で学習に励めば、あなたもきっと志望校へ飛び立てるはず。
本気で大阪大学医学部に合格したい人には、京都医塾が打ってつけです。
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