「医学部生ってどんな生活をしているの?」
「毎日どんな勉強をしているんだろう?」
…など、大学生活への疑問はありませんか?
医学部に入学してからの生活を知る機会はなかなか少ないですよね。
今回は、医学部生活のイメージをより確かなものにするために、
・京都府立医科大学のいいところ
・今大学で勉強していること
・医学部に入って苦労したこと
など、医学部に在籍する先輩だからこそ語れる、大学生活についてお伝えします!
今回は、京都医塾現役生科で物理科の非常勤講師として活躍する、
實啓希さん(京都府立医科大学 医学部医学科 3年生)からお話をお伺いしました。
目次
京都府立医科大学は立地が良く、勉強に打ち込める大学
___京都府立医科大学のいいところを教えてください!
「とにかく立地がいいです。都心まで自転車で行くことができて、大阪までも電車で1時間です。東京までの夜行バスも沢山出ています。京都市はバスも地下鉄も京阪、阪急も通っていて大変便利です。
京都府立医科大学には部活しかありませんが、大学が周りにたくさんあるのでインターカレッジサークルにも入りやすいです。医学部としても歴史がある大学なので、医者を目指すのに最適です。さまざまな経験をしつつ、勉強にも打ち込める大学です。」
医学のプロフェッショナルのもとで臨床医学を勉強中
___今どんな勉強をしていますか?
「今は臨床医学を勉強しています。2回生で学んだ正常構造を学ぶ基礎医学を中心として、異常構造を学んでいます。実際に医師国家試験にも出る内容なので面白く、勉強し甲斐もあります。正常構造に比べて、医師になるための勉強をしてると感じられて楽しいです。
大学の授業は国試に出ない事であっても、教授の好きな内容や研究、最新の医学など面白い授業も多く、さまざまな勉強が出来ます。また、いつでも医学のプロフェッショナルに質問できる環境というのも素晴らしいと思います。」
医学部生はマルチタスク能力が求められる
___医学部に入って苦労したことは?
「試験期間が長く、範囲が膨大なので、試験は他学部に比べて大変です。先輩からどのような試験だったか情報を聞くなどして、対策を練ります。大変ではありますが、みんなで協力して資料を作ったり、勉強会を開いたり、楽しい面もあります。
急に遊びに誘われた時は試験を乗り切るのが大変でした。バイトをしつつ、遊びつつなどのマルチタスク能力が求められるので、その辺りは大変だと思います。」
___「医学部は暗記地獄だ」と伺うことがありますが、実際のところどうですか?
「体の仕組みを覚えれば分かる内容なので、歴史などの単純暗記とは少し違います。暗記地獄とは思いませんが暗記は多いです。」
___高校までのテストと医学部のテスト、違いはありますか?
「大学のテストは、定期テストのようなものです。京都府立医科大学は1教科でも落としたら留年なので、緊張感が高いことが、高校までとの大きな違いです。」
自分が治療してもらった分、恩返しがしたい
___どんな医師になりたい?
「患者さんに寄り添って、最高の医療を提供出来る医師になりたいです。どちらか一方だけでは無く、両方を満たしたいです。勉強して知識を身につけて、多くの臨床経験を積んで、頼れる医師を目指します。その為に医師になってからも、学び続ける姿勢を忘れないようにしたいです。
そして、今まで自分が治療してもらった分、恩返しがしたいです。そのために、医師として患者さんの命を守り、QOLを高める手助けをし、社会の役に立ちたいと思っております。」
狭いコミュニティだからこそ繋がりを大切に
___これから医学部に入学する人にメッセージをお願いします。
「6年間は長いですが、医師になっていく上で大切な期間です。自分もまだ半分弱しか経験していない身ではありますが、医学部に入れてとても良かったです。医学部生は基本的に狭いコミュニティの中で過ごしていくと思うので、自分から繋がりを作り、友達を大切にして、学生生活を過ごして欲しいです。
医学の勉強は、もちろんとても大切です。しかし、勉強以外にも取り組み、色々な刺激を貰える経験がしたいです。これから6年間を過ごしていく仲間と共に、楽しく医学部生活を過ごせることを祈っています。」
※個人の感想・意見を記載しております。参考になれば幸いです。
終わりに
京都府立医科大学を目指す方には、實さんの思う魅力を知って志望動機を深めることができたのではないでしょうか。
今後も京都医塾で活躍する医学部の先輩方から、大学生活についてお伺いしていきます!
次回もお楽しみに!