京都医塾英語科です。
皆さん勉強は順調に進んでいますか?「はい、順調です」なんていう人はあまりいないでしょうね。なかなか思うように進まないし、なかなか結果も出ないのが受験勉強です。そんな皆さんにこのブログが少しでもアドバイスになれば幸いです。
今月は、
・模試の活用法
・6月の英語学習ポイント
・英語学習アドバイス
といったテーマでお届けします!
①模試の上手な活用の仕方
皆さんは模擬試験をどんな気持ちで受けておられますか?「次の模試では過去最高の点を取ってやるぜ」と気合十分の人、「点数が悪かったらどうしよう、志望校でE判定だったら親や先生に叱れるかなあ」と不安でたまらない人、いろんな人がいると思います。筆者にとって模擬試験は「めんどくさいイベント」でした。日曜日なのに早起きしないと駄目だし、ほぼ一日潰れるしで、一切前向きな気持ちでは受けていなかったと思います。そんな感じですから、試験を受けた後も成績が返ってきたときも全く問題や答案を見直すことなく過ごしていました。今から考えると、模試の受け方としては最悪です。模試には「今できないこと、分かっていないこと、覚えていないこと」がはっきり表れています。ですから、模試でできなかったところを復習することは、確実に実力アップにつながるのです。模試は終わったその日のうちに復習を済ませてしまいましょう。
また、学習のペースメーカーとして模擬試験を利用するのもいいでしょう。模擬試験はあらかじめ実施日程が決まっていますから、その日をタイムリミットとして、例えば「語彙は〇〇〇語まで9割得点をとれるようにする」とか「文法は〇〇〇の問題集の2周目を終える」などの目標を立てられれば、残りは日割り計算で一日当たりの学習量を設定することができます。各模擬試験当日までに目標を達成していくことができれば、模擬試験での成績も良好なものになる可能性が高まりますし、そうなれば順調に学習を進められているという確信も得られ、モチベーションアップにもつながるはずです。
6月の勉強のポイント
以前のブログにも書いてきたことですが、適切なレベルの学習を継続していくことが英語学習においては何よりも大事です。一般的には夏期講習あたりまでに基礎知識の習得を終えることが目標でしょうし、語彙・文法・構文・長文読解・英作文をバランスよく学習することも継続して下さい。最初は語彙・文法・構文・長文読解・英作文の各項目をバランスよく学習していても、だんだん苦手なものとか時間がかかるものは後回しになっていませんか?音読は続けていますか?そんな風に「うやむや」になりかけていることを修正するのがこの時期に大切なことだと思います。「中だるみ」に警戒して下さい。
学習のアドバイス
上の項目とも関連しますが、ほとんど場合勉強の計画は予定通りには進みません。それなりに経験を積んだ大人でも、無茶な計画を立てて結局続かないことはしょっちゅうありますから、初めて大学入試を受けようとしている高校生・浪人生が「適切な計画」を立てられないことはいたって普通のことだと私は思います。また、クラブ活動の場合だと顧問の先生やチームメイトがいたりして、「やらざるを得ない環境」が存在していることが多いでしょうが、勉強に関しては最終的に「自分でやるもの」ですから、甘えてしまう環境になりやすいのも、計画通り進まない一因です。
学習計画を立てるときに私がアドバイスしたいことは
1.理想よりもちょっとゆるい目標にする
2.計画通りに行かなければ常に修正していく
の2点です。例えば当初はやる気にあふれて「単語を1日100個覚えるぜ!」と勢い込んでみたものの、徐々にやる気が薄れていったり、単語のレベルが上がってくると100個は到底無理といったことが原因で結局続かなくなるというのはありがちな話です。特に真面目な人や完璧主義の人であればあるほど、計画通り進められない自分に嫌悪感を抱き大きく落ち込んで計画を守るどころか勉強自体手に付かなくなったりします。こういったことを防ぐには、そもそも最初からちょっとゆるめの計画にしておくのが一つの手です。「こんな計画じゃちょっと甘いかな」と思うような進度でも、途中でやめてしまうよりは継続できた方が絶対にいいはずです。また、途中で計画を変える勇気を持って下さい。というか、計画なんて途中で変えるのが当たり前なのです(あんまりコロコロ変え過ぎるのもどうかとは思いますが)。
というわけで、今回は6月の学習アドバイスというテーマでお届けしました。皆さんの参考になれば幸いです!
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