私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「川崎医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“川崎医科大学医学部”の受験を考えている方
・“川崎医科大学医学部の問題の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
川崎医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
英語を得点源にしたい受験生で70点、英語が苦手な人で51点。1次合格の最低点が66%と公表されているので、51点だと数学と理科でかなり高得点を取らないと駄目ですね。
逆に英語で点を稼ぎたい受験生の中には「8割くらい取りたい」と思う人もいるかもしれませんが、この難易度で安定して8割取ることは結構難しいのではないかという感想です(英語がすごく得意な人は別ですが)。2020年度まで存在した並べ替えや空所補充問題が減って、その分しっかり読み込まないと駄目な問題が増えていますので、難易度は上がっています。
全体的には第1問と第2問でできるだけ安定して点を確保することが重要です。特に第1問は市販の問題集をやり込むことで点が取れる仕掛けになっているので、努力した分だけ点は上がるはずです。
長文に関しては、川崎医科大学は必ず医療系以外のテーマを出題していますので、異文化、環境、言語、心理といった大学入試頻出テーマについても慣れておくといいでしょう。
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数学
しっかりと対策をしてきている受験生であれば、解法が全く思いつかない問題はほぼないと思います。そのため、計算力で差がつく問題になっています。数学Ⅲの微積分やベクトルは、普段から訓練をしておかなければ一朝一夕には計算力がつかない単元です。問題集や教科書の問題を普段から手を動かして実際に計算しておきましょう。マークシート形式ですので、途中式は一切見てもらえません。計算の際にミスを防ぐ工夫も身につけておきたいですね。
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化学
1問1問は易しいレベルですが、制限時間内に確実に解答して高得点を取るためには、基礎知識の穴を作らず、典型問題の解法は即座に出てくるようにしておくことと、特に高分子の分野に関しては、ある程度発展的な内容が出題されても臆せずに対処できるように経験を積んでおくことが大切です。
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物理
難易度としては基本的な問題が多く、全5分野から満遍なく出題が見られます。ごく一部に煩雑な計算や思考を求められることもありますが、そのような問題を取捨選択できれば、広く浅い出題であるために、高得点を狙いやすいと言えるでしょう。
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生物
幅広い分野から様々な形式で出題されますが、難しい設問は少ないです。
教科書を丁寧に何巡も読み返すことで基礎知識を固め、標準難度の問題集に多く取り組むことで実験問題の考え方や結果から読み取るべき内容のストックを溜めておけば満点近い得点も狙えます。
知識習得が丸暗記になってしまわないように注意しましょう。他人に説明できる形で覚えるのが正確な知識習得の目安です。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。