私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「金沢医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“金沢医科大学医学部”の受験を考えている方
・“金沢医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
金沢医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
図表を絡めた問題が増えたことを除けば、これまでと変わらない「いかにも金沢医科大学っぽい」問題が今年も出題されました。ですので、金沢医科大学に関しては過去問を数多く解くことが有効にはたらくタイプの入試だと言えるでしょう(もちろん基本的な知識がしっかり入っていなければ解けないことは言うまでもありませんが)。
あとは、この分量にどう対応するかが英を苦手とする受験生を中心に問題となるでしょうね。単純に考えて①全部読む②全部は読まない、という方針のどちらかしかないわけですが、①で押し通すためには速読力が必要ですし、②で行くなら「どこは読むのか、どこは読まないのか」という判断が必要です。
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数学
難解な問題は皆無なセットなので、計算力や解法選択の素早さで得点が変わるでしょう。
特に、第2問で「1/6式の利用」がサッと選択できた人は大きく時間が稼げたはずです。
このように、1つの解法選択で全体の得点は大きく変わるので、普段から“素早く解ける方法”を意識することが大切になります。
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化学
理論化学からの出題がやや多いですが、無機化学や有機化学からも幅広い単元から出題されているため、全分野に渡って満遍なく知識を身に付けておく必要があります。難易度としては基本的なものが多いため、基本知識や解法が素早く思い出せるように、典型問題や問題集などでアウトプットの練習をして、練度を高めておくと良いでしょう。
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生物
1つ1つの問題はさほど難しくないものの、出題分野が多岐に渡ることから、全ての範囲について満遍なく学習を進めておく必要がある大学です。少なくとも教科書レベルの用語や現象については、正しく理解して説明できる状態になるまで学習を繰り返して試験に挑みましょう。
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物理
難易度としては基本的な問題が多く、全5分野から満遍なく出題が見られます。実は、2020年度には大問数が2題となり、一度は大きく難化しました。しかし、2021年度には大問数が5題と増えた一方で、難易度は大幅に易化したため、2019年度以前の出題に近づいています。大きな特徴としては、真空中の光速やクォークの電荷など、知識をそのまま問う問題が多く出題されています(他大学ではあまり見られない特徴です)。そのため、教科書を隅々まで読み、太字で書かれている重要な物理定数は必ず覚えてから、試験に臨みましょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。