私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「藤田医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“藤田医科大学医学部”の受験を考えている方
・“藤田医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
藤田医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
英語を得点源にしたい生徒で70%以上の得点を目指し、他科目を得点源にしたい生徒では、52~53%あたりまでで踏みとどまるのが現実的です。英語を通した論理的な思考力を、文法、語彙、構成力、読解力、表現力など様々な角度から、総合的に問おうとする出題に見えます。こうした志向を踏まえれば、特定の単元に絞って付け焼刃の「傾向と対策」に走るよりも、えり好みせずさまざまな分野の練習を日ごろからこなし、自力を養っておくことが肝心でしょう。そうすれば、仮に、2022年度の受験で出題形式や問題数が多少変化したとしても動じることなく対応できるはずです。特に、比較的基礎~標準レベルの知識を問う前半戦(2021年度の形式では大問1~3)では出来る限り高得点を目指せる力を養っておくことが死活的に重要です。
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数学
例年通り、第1問を素早く、正確に処理し、第2、3問の前半で得点したい。数学を得点源にしたい受験生は第2、3問の後半をどちらかでも得点できれば、他の受験生との差をつけることが可能である。
第1問で基準点をとることが大前提であるため、典型問題を素早く正確に処理できるように、使い慣れた問題集で訓練しておきましょう。また、第1問の配点が120点であることも考慮すると、数学の得意不得意で、時間配分が大きく変わってきます。そのため、過去問を解くことで時間配分をある程度考えておくことをおすすめします。
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化学
理論化学分野でリチウムイオン電池、有機化学分野で必須脂肪酸のオゾン分解、アミロペクチンの枝分かれの分析等々、他大学の出題を研究して流行を積極的に取り入れていこうという姿勢も強く感じます。その意味では、赤本で過去問ばかりを解くよりは、最新の入試問題集で広く他大学の問題を解いた方が効果的かと思います。標準レベルの問題集を利用して数多くの問題にあたり、全ての分野を万遍なく学習して苦手を無くし、どこが出題されても対応できるように準備しておきましょう。
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生物
生物の問題が解きづらい大学のうちの一つです。基本事項はもちろんのこと、発展的な内容まで十分に理解した上で過去問に着手しましょう。難しい問題が多く出題される大学では、解ける問題を適切に選択することが求められますが、知識の精度を上げて「解ける」問題の幅を広げておくことで得点を伸ばしていきましょう。
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物理
難易度は標準~やや難であり、誘導を敢えて付けない構成を取って思考力を試す問題が多い。そのため、問題の状況を正確に分析して把握する必要がある。また、多くの年度で力学が大問2題分出題されていることから、多少の知識の網羅性を犠牲にしてでも、物理としての本質的を理解、およびそれを適切に運用して分析に活かせる能力を重視していることが伺える。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。