私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「聖マリアンナ医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“聖マリアンナ医科大学医学部”の受験を考えている方
・“聖マリアンナ医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
聖マリアンナ医科大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
記述式問題の解答作成が難しいでしょう。ですので、書けない場合は後回しにする必要があると思いますが、後回しにしたからと言って書ける程、易しい問題ではありません。一方で、確実に取らなければならない問題も多くありますので、それらを間違えるのは絶対に避けたいところです。
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数学
証明問題である第4問を最後まで解き切るのは難しいため、第1問から第3問までを確実に得点することが重要。また空欄補充形式の問題では途中式への部分点が一切望めません。特に第2問を最後まで合わせる計算力を養うためにも、日頃から実際にペンを動かして計算していきましょう。
他大学と比べてあまり見かけない形式や範囲の問題が出題されることもありますが、丁寧な誘導がついていることが少なくありません。問題の流れを見極め、まずは1つ1つの作業を確実に行っていきましょう。
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化学
聖マリアンナ医科大学は過去に何度も予告なく出題内容を変更(基本的に易化;~2011の入試では論述式の解答ばかりで非常に難しい印象でしたが、2012年以降は論述が激減して、かなり解きやすくなりました。で、再び昨年の改変です。)してきた大学ですので、再び、突然難化するという事があるかもしれません。何が起こっても動じず、余裕で対処できるくらいの胆力は養っておくべきかもしれません。
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生物
記述式で知識問題は標準~やや難。箇条書きで列挙せよという珍しい出題形式も見られ、考察問題にも難問が混じる。他大学と比べると、描図や計算がやや多い。分野的には、私立医学部としては進化分野の出題頻度が比較的高く論述も多い。行数指定なので字数を細かく気にする必要はないが、問われている理由や原因について的確に把握した上で答える必要がある。2科目150分にしては分量が多いので、一定以上の処理速度が必要。1つの大問の中でも、問われる分野が多岐にわたることが多く、「生物の異なる分野をつなげて考えることが出来るか」が問われている。
物理
記述式で2科目150分の大問5題である。(小問集合1題)難易度は標準的だが、物理現象の本質を捉えた定性考察をさせる問題が多い。また、小問集合で現象名などを書かせる知識問題が出題されるのも特徴的である。さらに、大問においては、よく読まないと題意をつかみ損ねる問題が多いので、表面的に解法をなぞるだけの理解度では満足に解き進められないこともある。そのため、普段の演習からじっくり考える習慣をつけておきたい。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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