私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「近畿大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“近畿大学医学部”の受験を考えている方
・“近畿大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
近畿大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
第1問の異様な難しさを考えると、残りの長文は拍子抜けするほど簡単です。あとは、制限時間に対して多少問題が多いところですが、とにかく第1問に時間をかける価値はありませんので、残りの長文に最大限時間をかければ何とか処理できる量かと思います(もちろん、2022年度も同じような設問レベルであった場合の話です)。
英語が得意な人は長文問題で満点を目指すつもりでいいでしょう。英語が苦手な人でも7-8割は取れないと厳しいと思います。
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数学
標準レベルの問題を中心に出題されており、計算や作図の分量の多い試験になっています。時間をかけて取り組めば、第3問(4)以外は解ける受験生も多いと思われますが、時間制限内に解き切るとなると、かなり厳しくなってきます。
大問1の数え上げ、大問2(1)(2)の方程式の計算や因数分解、大問3(1)の作図とベクトル計算などは、できるだけ時間をかけずに、効率よく答えを出していきたいところです。
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化学
理論化学1.5~2題、有機化学1題、無機化学0.5題という出題割合であるが、各分野での出題範囲の偏りは少なく、満遍なく知識を身に付け対策を練る必要がある。難易度としては標準的な問題が多いため、限られた試験時間の中で、そうした問題を手早く確実に解答できるよう、日々の学習の中で繰り返し典型問題にあたっていく事が、一番の対策となる。
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生物
■教科書の内容を“深く”理解すること
私立医学部入試全般に共通するポイントですが「教科書レベルの知識と考え方」を骨身に染みて理解していることが合格するための第1条件です。「典型問題に対する条件反射のスピードを磨くだけの勉強法」では、初見の問題の本質や意味を見抜けず、正答出来ない可能性が高くなります。■「書く力」を伸ばすこと
「文章を書くこと」は「話すこと」に比べて格段に難しいものです。「入試生物における記述力」を伸ばすためには、入試生物の記述問題を採点できる人に自分の解答を見てもらうことが一番効率的でしょう。
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物理
難易度は標準~やや難であり、例年、近畿圏の4つの私立医大の中では最もオーソドックスな問題が出題されます。しかし、2021年度は非常に煩雑な計算処理を2つの大問で要求されたため、物理としての分析力・理解力を発揮するチャンスなく終わってしまった受験生も多かったものと思われます(ただし、2022年度も同様の煩雑な計算が要求される可能性は低いでしょう)。なお、例年は大問の中で少しずつ現象を展開させ、それを設問で誘導しながら理解を試していく構成を取ることが多いです。また、グラフの描図が頻出であり、2021年度も2つの大問で出題されています。十分に訓練を積んでから、試験に臨みましょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。