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【2027年度版】医学部の定員はどのくらい?定員削減や今後の推移についても解説

【2027年度版】医学部の定員はどのくらい?定員削減や今後の推移についても解説

 

医学部受験において、必ず押さえておきたいのが「大学ごとの定員数」です。

ただでさえ激しい競争が繰り広げられる狭き門だからこそ、わずかな定員変動であっても合否を大きく左右します。

志望校選びで後悔しないためには、最新の動向を正確に把握しておくことが欠かせません。

本記事では、医学部受験を検討している方に向けて、最新の定員数や今後の推移をわかりやすく解説します。

医学部の定員はどのくらい?

まずは、現在の医学部定員数から確認していきましょう。

国公立大学・私立大学の定員数を、2024年度から2026年度までの3年分でまとめました。

志望校選びの参考にしてください。

国公立大学医学部の定員数

大学名2024年度2025年度2026年度
1北海道大学105100105
2旭川医科大学10595105
3札幌医科大学110110110
4弘前大学132132132
5東北大学116117117
6秋田大学129129129
7山形大学105105105
8福島県立医科大学130130130
9筑波大学139139139
10群馬大学123125110
11千葉大学117117117
12東京大学110110110
13東京科学大学106106101
14横浜市立大学939393
15新潟大学140140140
16富山大学110105105
17金沢大学117117112
18福井大学110110110
19山梨大学125125105
20信州大学120120120
21岐阜大学110110110
22浜松医科大学115115109
23名古屋大学107108108
24名古屋市立大学979797
25三重大学125125125
26滋賀医科大学110110110
27京都大学107108108
28京都府立医科大学107106105
29大阪大学10710898
30大阪公立大学959493
31神戸大学112113113
32奈良県立医科大学114113111
33和歌山県立医科大学100100100
34鳥取大学110104104
35島根大学112112102
36岡山大学114112108
37広島大学118120120
38山口大学119119109
39徳島大学112111111
40香川大学11411195
41愛媛大学959595
42高知大学115114114
43九州大学105105105
44佐賀大学103101101
45長崎大学120119119
46熊本大学110109109
47大分大学110110100
48宮崎大学100100100
49鹿児島大学110110110
50琉球大学117116110

国公立大学の定員数は全体としてほぼ横ばいですが、金沢大学、浜松医科大学、京都府立医科大学、大阪公立大学、奈良県立医科大学、琉球大学など、臨時増員の縮小に伴い数名単位で定員を減らしている大学もあります。

私立大学医学部の定員数

大学名2024年度2025年度2026年度
1岩手医科大学130130130
2東北医科薬科大学100100100
3自治医科大学123123123
4獨協医科大学126126126
5埼玉医科大学130130130
6国際医療福祉大学140140140
7杏林大学119118116
8慶應義塾大学110110110
9順天堂大学140138137
10昭和医科大学(旧・昭和大学)131131133
11帝京大学118119120
12東京医科大学123125125
13東京慈恵会医科大学105105105
14東京女子医科大学110110110
15東邦大学123123123
16日本大学135135135
17日本医科大学125125125
18北里大学126126124
19聖マリアンナ医科大学117117117
20東海大学118118118
21金沢医科大学111113113
22愛知医科大学115115115
23藤田医科大学120122122
24大阪医科薬科大学112112112
25関西医科大学127127121
26近畿大学112108107
27兵庫医科大学112112112
28川崎医科大学126124124
29久留米大学115114114
30産業医科大学105105105
31福岡大学110110110

私立大学も全体傾向は横ばいですが、関西医科大学(127名→121名)や近畿大学(112名→107名)のように臨時定員の縮小に伴う減員が見られます。

一方で、昭和医科大学(旧・昭和大学)や帝京大学のように、公募推薦の新設・拡充に合わせて定員を増やす動きもあります。

医学部の定員の推移と背景

最新の定員数に続き、これまでの推移と今後の展望について解説します。背景にある「医師不足」や「地域・診療科の偏在問題」とあわせて見ていきましょう。

医師不足と偏在の問題

高齢化が進む日本において、医師の需要は高まり続けています。

とりわけ「団塊の世代」が65歳以上となった2012年以降、医療体制の拡充が強く求められるようになりました。

内閣府の推計によると、団塊の世代が全員75歳以上となった2025年以降も75歳以上人口は増え続ける見通しです。

国はこうした需要に応えるため、医学部定員を増やして対応してきました。

しかし、単なる人数不足だけでなく「偏在」も深刻な課題です。

大都市圏に医師が集まる一方で、地方では慢性的な医師不足が続いています。

さらに、脳神経外科や外科、産婦人科といった特定診療科の人手不足と長時間労働も問題視されています。

これまでの増員から「削減」へ

こうした課題に対処するため、2008年度からは地域枠や地元枠を中心とした定員拡大策がスタートしました。

その結果、2007年度に約7,625人だった全国の定員は、2010年代半ばには9,000人を超える規模まで拡大します。

しかし近年、少子化の進行と「将来的な医師過剰」への懸念から方針が転換されつつあります。

厚生労働省の推計では、現在の定員を維持すると2029年頃には医師過剰に陥る可能性があると指摘されており、医師の生活基盤や医療費高騰への懸念から定員抑制が促されています。

文部科学省は令和6年度(2024年度)の水準(9,403人)を上限に据えてきましたが、2026年度は臨時定員の縮小に伴い、国公私立あわせて9,376人(81大学)まで減少しました。

2027年度以降も、定員削減の動きがさらに強まると予想されます。

地域枠制度の現状と変更点

医師偏在対策の柱である「地域枠制度」についても押さえておきましょう。

制度の概要と現状

地域枠とは、特定地域の医療を支える人材を育成するため、地元出身者などを優先的に選抜する制度です(2008年度開始)。

定員数は順調に増加し、近年は1,800人超の規模で推移してきました。

ただし、全体的な定員削減の流れを受け、地域枠についても見直しが進んでいます。

卒業後9年間の勤務義務

地域枠で入学した場合、卒業後は指定の医療機関で原則9年間勤務する義務を負います。

途中で放棄する場合は奨学金の返還が必要となります。

病気や介護など不可抗力の事情を除き離脱は認められないため、将来のキャリア計画を十分考慮して選ぶ必要があります。

学費負担の軽減メリット

多くの地域枠では奨学金が給付されるため、学費負担を大幅に抑えられます。

経済的な理由で医学部進学を迷っている受験生にとっては、非常に大きなメリットです。

今後の定員変化と新たな試み

今後は全体として定員が段階的に削減される見通しですが、地方の医師不足現場からは「定員を維持・拡充してほしい」という根強いニーズもあります。

そのため、以下のような新しい運用手法が取り入れられ始めています。

診療科指定の地域枠・枠の再配分

歯学部枠の一部を医学部へ振り分ける動きなどにより、新たに40名以上の医学部定員が確保されました。

また、医師多数県の臨時定員を2割削減し、医師少数県へ再配分する方針も示されています。

恒久定員内への地域枠配置

臨時定員ではなく、大学の正規定員(恒久定員)の中に地域枠や地元出身者枠を組み込む調整が進んでいます。

地域枠を狙う地元受験生には追い風ですが、それ以外の一般枠受験生にとっては一層狭き門となる可能性があります。

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まとめ

総定員は2027年度以降もさらに削減が進むと見込まれています。

医学部入試を制するには、変化する制度や定員動向をいち早く察知し、正しい戦略で学習を進めることが不可欠です。

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