京都医塾、広報の矢野です。
日本の三大祭の1つである「祇園祭」が7月1日から開催されていますね。
今年は、3年振りに山鉾巡行が実施されます♩
未曾有の感染症の影響で見合わせられていましたが、「出来る限り本来の形で」との思いから今年は実施されるそうです!
京都医塾ブログでも、祇園祭を盛り上げるため、短期の集中連載企画を実施します!
世界で一番長く続くお祭り「祇園祭」
祇園祭は、八坂神社の神様スサノオノミコトが家族とともに三基の神輿に乗って、年に1回、氏子の街に渡御されるお祭りです。
祇園祭は、八坂神社が行う神事「神輿渡御(みこしとぎょ)」と町衆が行う「山鉾巡行」の二つの行事から成り立っています。7月1日の各山鉾町での切符入(きっぷいり)に始まり、7月の1か月間、毎日のように行事があります。
三基の神輿
祇園祭の中心となる八坂神社の神様
① 中御座: スサノオノミコト … ヤマタノオロチを退治した日本神話の英雄
② 東御座: クシナダヒメノミコト( スサノオノミコトの妻 )
③ 西御座: ヤハシラノミコガミ( 8人の子どもたち・3男5女 )
「おいで」と「おかえり」
「おいで」:
7月17日、神様が神輿に乗って氏子区域へ赴く神幸祭。
町衆は前祭りの巡行で神様をお迎えします。四条寺町にある神様の宿を御旅所と呼び、神様はここに7日間滞在されます。
「おかえり」:
7月24日、神様が氏子の住む町々を回られて、神泉苑で疫病退散の祈りを捧げ、八坂神社に戻られる還幸祭。町衆は後祭の巡行で神様をお送りします。途中、中御座神輿だけが、祇園祭のルーツである神泉苑まで渡御します。神泉苑の鳥居の前では、神仏両方の儀式が営まれます。
前祭と後祭の前日(3日間)には、それぞれ宵山があり、各山鉾の駒形提灯に灯がともり、祇園囃子が流れます。
夏越祭(なごしさい): 7月31日、八坂神社境内にある疫神社で祭神の蘇民将来に祇園祭が無事終了したことを感謝してお参りする。これをもって祇園祭は終了となります。
山鉾巡行
くじ取り式
「くじ取り式」は、山鉾巡行の順番を決めるための行事。巡行の順番争いを避けるため1500年から始まり、500年以上も続いています。かつてはお奉行さんが立ち会ってきましたが、明治32年からは市役所市会議場で、市長が奉行役を務めます。
くじ取らずの10基(前祭5基・後祭5基)を除く、24基(前祭18基・後祭6基)の山鉾の順番を決めます。(後祭くじ取らずの鷹山含む)
くじ取らずの山鉾
▼ 前祭5基
1番目 : 長刀鉾
神の領域に34基を率いて進むため、しめ縄を断ち切って結界をとく役割を果たしています。
5番目 : 函谷鉾
21番目: 放下鉾
22番目: 岩戸山
23番目: 船鉾
▼ 後祭5基
24番目 : 橋弁慶山
25番目 : 北観音山
29番目 : 南観音山
33番目 : 鷹山 ※なんと2022年の巡行に196年ぶりに復活
34番目 : 大船鉾
山鉾連合会社参:
くじ取り式後に八坂神社を訪れ、くじ取り式の結果を報告し、神事(祇園祭)の無事を祈願します。
おわりに
今回は、「祇園祭」のあれこれについてまとめてみました!いかがでしたか?
祇園祭期間中、InstagramやTwitterなどでも情報を発信していきます!
お楽しみに!