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【筑波大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

【筑波大学医学部】難易度はどれくらい?偏差値や倍率などの入試情報や大学の特徴について徹底解説!

医師としての幅広いキャリアに対応したカリキュラムを用意して、学生を指導している筑波大学医学部。

医学部を卒業した後は、臨床医のみならず様々な職種につけるとあって、受験生からは人気の的となっています。

今回の記事では、そんな筑波大学医学部を志望している人に向けて、同医学部の基本情報や難易度、特徴などを解説していきましょう。

筑波大学医学部の基本情報

筑波大学 医学部

まずは、筑波大学医学部の基本情報から見ていきましょう。

こちらの項では、筑波大学医学部のキャンパスの場所や定員数、入試情報などを紹介していきます。

キャンパスの場所

筑波大学医学部のキャンパスは、茨城県つくば市に位置しています。

こちらのキャンパスに向かう場合は、JR常盤線の「荒川沖駅」、または「土浦駅」で下車した後、各駅から発車している「筑波大学中央」行バスに乗車してください。

定員数

2023年度における筑波大学医学部の定員数は、98名となっています。

内訳としては、一般選抜が49名学校推薦型選抜が44名、国際バカロレア特別入試が3名、海外教育プログラム入試が2名、研究型人材入試が若干名でした。

なお、地域枠は一般選抜と学校推薦型選抜にのみ設けられています。

入試情報

続いて、筑波大学医学部の入試情報についても押さえておきましょう。

一般選抜

筑波大学医学部の一般選抜では、共通テストと個別学力検査で合否判定がくだされます。

2023年度における試験は、同年2月25日から26日にかけて実施される予定です。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、共通テストに加えて小論文と適性試験の結果で評価が与えられる入試方法です。

2023年度における、こちらの試験は、2022年11月29日から30日にかけて行われる見込みとなっています。

国際的な交流に取り組み、一定の素養を習得していることが推薦要件にあげられていますので、こちらの募集枠の利用を検討中の人は、国際感覚もきちんと身につけておきましょう。

研究型人材入試

研究型人材入試は、自ら発見した課題に対し主体的に取り組む学生を選抜する入試方法です。

2023年度における試験は、第一次選考が2022年10月3日に行われ、第二次選考が同年11月1日に行われました。

試験内容については、適性試験や面接試験、加えて口述試験、プレゼンテーションなど様々なものが課されています。

国際バカロレア特別入試

国際バカロレア特別入試は、国際バカロレア事務局が授与する国際バカロレア資格を有している人などを対象とした入試方法です。

2023年度における試験は2回実施されており、1度目の7月募集については、2022年8月22日から25日にかけて行われています。

また、2度目の10月募集については、2022年11月29日から30日にかけて実施されました。

試験内容については、両方とも面接と口述試験などが課されています。

なお、こちらの試験は、学部の方針により試験時間が延長されることもありますので、万が一、時間が伸びた場合でも慌てないよう注意してください。

海外教育プログラム入試

海外教育プログラム入試は、外国において学校教育を受けた人などを対象とした入試方法です。

2023年度における試験は、2022年8月23日に行われました。

試験内容は、書類審査や面接試験、口述試験が課されています。

なお、日本語を母国語としていない受験生は、日本語の能力についても評価されますので、言語力もきちんと磨いておきましょう。

筑波大学医学部の入試難易度

筑波大学 医学部

次に、筑波大学医学部の入試難易度についても見ていきます。

ここでは、筑波大学医学部の偏差値と入試倍率を例に出して、難易度の解説をしていきましょう。

偏差値

筑波大学医学部の偏差値は、65.0で国公立大学医学部の中では平均的な数値となっています。

同一の偏差値の医学部としては、群馬大学新潟大学北海道大学名古屋市立大学などがあげられます。

ワンランク上の医学部を目指すのであれば、横浜市立大学千葉大学などが、同じ関東圏に立地しているのでおすすめです。

倍率

偏差値に続いて、倍率についても解説していきましょう。

ここでは、筑波大学医学部の入試倍率について、2020年度から2022年度までのデータをもとにまとめました。

2020年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 2.2 49 119 110 53
前期(地域枠-全国) 3.4 10 17 17 5
前期(地域枠-茨城) 2.9 9 40 38 14

2021年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 3.0 44 158 105 52
前期(地域枠-全国) 9.0 10 18 17 2
前期(地域枠-茨城) 3.8 8 30 26 8

2022年度

入試日程 倍率 募集人数 志願者数 受験者数 合格者数
前期 3.0 44 133 103 45
前期(地域枠-全国) 6.0 10 6 6 1
前期(地域枠-茨城) 3.8 8 30 29 8

筑波大学医学部の一般選抜(前期日程の)入試倍率は、 2.2倍から3.0倍の間で推移しています。

同一の偏差値の医学部である、群馬大学と新潟大学では約2倍から4倍の間で推移していますので、筑波大学医学部の入試倍率は、平均か、それよりも少し低いものと言えるでしょう。

筑波大学医学部の特徴

筑波大学医学部の基本的な情報を押さえたところで、同医学部の特徴についても確認していきましょう。

こちらの項では、筑波大学医学部の特徴の中でも、主だったものを3点取り上げて紹介していきます。

「筑波方式」と呼ばれる一貫性カリキュラム

2003年、文部科学省は「特色ある大学教育支援プログラム」という支援事業をスタートさせました。

これは、教育改革の一環として行われた取り組みの一つで、大学ごとに特色ある様々なプログラムを実施させるのが目的です。

筑波大学医学部では、この支援事業に呼応する形で「筑波方式」と呼ばれる6年間一貫の臓器別・症候別の総合カリキュラムを全国で初めて導入しました。

当時の筑波大学医学部では講座制の授業がありませんでしたが、その点を生かした取り組みで、これまでに数多くの優れた医師の養成に成功しています。

チーム医療を学ぶクリニカル・クラークシップ

医師の素質で欠かせないのが、コミュニケーション能力です。

医療の現場では、看護師や薬剤師、レントゲン技師など色々なスタッフと連携しながら動かなければ、患者を満足に治療できません。

そのため、筑波大学医学部では、コミュニケーション能力の向上に役立てるべく、チーム医療を学ぶクリニカル・クラークシップをカリキュラムに盛り込んでいます。

クリニカル・クラークシップは従来型の見学実習とは異なり、学生自らが医療チームに参加し、チームのスタッフらと一緒に患者の治療にあたるプログラムです。

このプログラムを実践することにより、学生はコミュニケーション能力の向上を図るとともに、医師としての適切な態度についても学んでいきます。

豊富な進路

医学部卒業後の進路の豊富さも、筑波大学医学部の特徴の一つです。

医師免許を取得後は、臨床医として病院などで勤務するのが一般的かと思われがちですが、筑波大学医学部では、それ以外の道も用意して学生を迎えています。

最先端医療を追求する研究職や、医療・保険・福祉に携わる行政官、教鞭を取って学生を指導する教育者など、様々な進路が用意されています。

筑波大学医学部の入試情報

筑波大学 医学部

筑波大学医学部の特徴に続いて、入試情報についても詳しく見ていきましょう。

ここでは、2023年度における筑波大学医学部の入試科目と配点、合格のボーダーラインなどを解説していきます。

入試科目と配点

まずは、入試科目と配点の説明から入ります。

共通テストと二次試験の両方を取り上げて解説しますので、参考にしてください。

共通テスト

最初に解説するのは、共通テストの配点と科目です。

それぞれを下記表にまとめましたので、ご覧ください。

英語 数学 国語 理科 地公 合計
200 200 200 200 100 900

筑波大学医学部では、地歴・公民は100点満点、その他の科目は200点満点で評価しています。

英語はリーディングが重視されますので、しっかりと対策を練っておいてください。

二次試験

次に、二次試験の解説をしていきましょう。

共通テストのときと同様、科目と配点を下記表にまとめましたので、ご覧ください。

教科 英語 数学 理科 適性試験 合計
配点 300 300 300 500 1400

筑波大学医学部の二次試験では、英語と数学、理科、そして適性試験が課されます。

適性試験は、適応力や学習意欲、感性、社会適応力など人格面について総合的に評価される試験です。

日ごろから人間性を磨き、医師としての資質を身につけておきましょう。

合格のボーダーラインは?

筑波大学医学部の一般選抜(前期日程)のボーダー得点率は、2020年度が87%、2021年度が86%、2022年度が81%でした。

2022年度の国公立大学医学部のボーダー得点率は、80%を割り込むところが散見される中、筑波大学医学部では81%という非常に高い水準を維持しています。

ほかの医学部よりも相対的な難易度が向上しているとも取れる結果となりましたので、受験に際しては、これまで以上の地道な努力が要されるでしょう。

筑波大学医学部を目指すなら京都医塾

「筑波方式」と呼ばれるオリジナルプログラムや、豊富な進路が魅力的な筑波大学医学部。

医学を深く学べる他にも、研究職や行政職など様々な道が用意されているため、受験生からは大人気の医学部です。

そんな筑波大学医学部ですが、合格を決めづけるためには、ほぼ全ての問題を正解する必要があります。

そのため、受験生の方の中にもしっかりとした学習施設に通い、より高い学力を習得したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は優れた講師陣独自のカリキュラム、加えて学習に適した環境を備えた医学部受験に特化した予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の魅力を紹介していきましょう。

常に更新されるカリキュラム

京都医塾では、オーダーメイドカリキュラムを用いて指導しています。

このカリキュラムは塾独自のメソッドで作成されるもので、受験生一人ひとりの学力と潜在的な能力を推し量ったうえで作られる、いわば唯一無二のカリキュラムです。

京都医塾の講師陣は、こちらのカリキュラムにもとづいて学習を進めていくわけですが、肝心なのは学習プランを本人の実力をもとに常時更新していく臨機応変な対応です。

受験生の実力がメキメキ上達しているのを察知したときや、反対に伸び悩んでいるのを察知したときは素早く更新し、本人の学力に合わせたプランを練り直して最適化をはかります。

いつでも講師に質問ができる環境

受験勉強を進めていくうえで心がけたいことが、わからないことをそのまま放置しないことです。

なぜなら、わからない箇所を放置して学習を進めた場合、その箇所から派生する内容も理解が追いつかなくなってしまうからです。

そんな状態が続いてしまえば、成績の慎重さに大きな影を落としてしまいます。

そして、成績の伸び悩みが続けば、モチベーションにも悪い影響が出てくるでしょう。

そういった事態を回避するために京都医塾では、わからないことを放置せず済むよう、担当の講師を配置して常に質問ができる体制を整えています。

理解が追いつかない箇所があったとしても、次の日に持ち越してしまうということがないよう、万全のサポート体制を構築していますので安心してお任せください。

配慮の行き届いたサポート体制

受験勉強を勝ち抜いていくためには、心身の健康の維持が欠かせません。

京都医塾では、受験生のみなさんの健康をサポートするために、基本的な生活面を支える教務スタッフを配置しています。

さらに専属の社員整体師や上級心理カウンセラー、管理栄養士なども配置し、肉体疲労や心理状態の確認、バランスのとれた食事などトータルで配慮しています。

受験勉強以外の分野でも充実した対応ができるのは、京都医塾ならではのサポートです。

まとめ

筑波大学 医学部

筑波大学医学部は、医師としての幅広いキャリアに対応したカリキュラムを用いて、学生を指導しています。

医学部を卒業した後は、臨床医として病院で活躍する他にも、研究職や行政職、教育者など様々な進路が用意されています。

ただ、それだけに人気が高く、入試においてもほぼすべての問題を正解していく必要があります。

受験生の方の中には、予備校などに通い、より高い学力を身につけたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部受験に特化した予備校の京都医塾です。

京都医塾は、優秀な講師陣とオリジナルのカリキュラムを武器にこれまでに数多くの受験生を医学部へ送り届けてきた予備校です。

現状よりも、さらに高い学力を身につけたい人には、まさにピッタリな予備校と言えるでしょう。

筑波大学医学部に本気で合格したい人には、京都医塾が打ってつけです。

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