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大阪医科薬科大学 二次試験対策 元塾生リアルボイス

大阪医科薬科大学 二次試験対策 元塾生リアルボイス

 

 こんにちは、京都医塾国語科の石田です。今回は、大阪医科薬科大学医学部面接試験(2次試験)について、見事合格を勝ち取った元京都医塾生さんにインタビューしてきましたので、その内容をご紹介したいと思います。

 なお、大阪医科薬科大学医学部2次試験については、以下のリンクのページでも紹介していますので、ぜひあわせてご覧になってください。

大阪医科薬科大学2次試験のポイント

 小論文・面接の評価は、繰上合格候補者の選抜に反映されません。また、2021年度入試では、2次試験出席者158名→2次試験合格者158名(大阪医科薬科大学「令和3(2021)年度 医学部入学試験結果」)となっており、他の大学に比べてウエイトがそれほど高くないと考えられます。基本的な言動ができれば問題ないといえます。

 2次試験前に入退室の仕方や基本的な回答内容の確認をしておきましょう。「勝って兜の緒を締めよ」との言葉の通り、しっかり対策をして臨んでください。

2次試験がどのような雰囲気であったか

元塾生レポート

 3人1グループで面接を受けました。やはり他の受験生の前で受け答えをするのは緊張して手が震えました。面接官も3人いて、それぞれの先生から3人の受験生に向けて質問を投げかけられました。他の受験生がどのような回答をするのか参考にすることもできました。

講師コメント

 いわゆる「グループ面接」の形式をとります。しかし討論のような形式ではなく、個人面接をそれぞれに対して行っていくイメージですね。元医塾生さんが述べてくれている通り、まず憂慮すべきは「人前で緊張しないか」ということですね。面接官だけでなく、他の受験生の注目も浴びている(と感じられる)状況は、かなり高いプレッシャーがあると思います。一方で、元医塾生さんのように、他の受験生の回答を冷静に参考にできる心の余裕があれば、安心ですね。京都医塾では、面接・小論文練習の中で、他の生徒さんの前で意見を発表するような機会を持ちます。その効果があったかもしれませんね。

印象に残ったことは何か

元塾生レポート

 自分の面接を担当している人がどのような人たちだったかというのが印象的です。当然面接官の中には怖そうな臨床教授も面接官となって含まれていましたが、大阪医科薬科大の面接はよっぽど変なことをしなければ問題ないので、リラックスして受け答えできればいいというのが実際だと思います。

講師コメント

 常に少し先を見る、元医塾生さんらしい答えだなと思いました。「そのとき(試験時)」印象に残ったことというよりは、試験時と試験後の両方を含めた印象を述べてくれたようですね。「あー、あのときの面接官は、臨床教授だったのだ」と。このくらいの余裕が持てれば、面接はばっちりでしょうね!

まとめ

 いかがだったでしょうか。面接の評価が大きく合否を左右しないとしても、その場では大変な緊張に包まれるものです。面接の経験を積み、頻出の質問に対する答えを練り上げておくことが本番での余裕をもたらします。
 付け焼刃的な対策では、不安感がぬぐえないでしょう。そうならないよう、まずは、早い段階から自分の現在地を知ることをお勧めします。京都医塾が行っている「医学部面接力診断」https://online.kyotoijuku.com/news/2022summerinterview/では、受験生の面接力を客観的な指標のもと分析いたします。ぜひご応募ください。

投稿者:石田 景悟

  • 役職
    国語社会科主任/国語科講師
  • 講師歴・勤務歴
    12年
  • 出身大学
    京都大学文学部
  • 特技・資格
    ボルダリング最高グレード2段
  • 趣味
    登山・クライミング・ロードバイク
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    外道クライマー

受験生への一言
面接試験で、自分の思ってもいないようなことを語っても語るに落ちるのみで、破綻しますし、面接官の胸にも届きません。日頃から自分が何になりたいか、どうしたいか、医師になりたいならそれはどうしてかということを自分に問いかけ、内省する必要があるでしょう。授業ではそのように考える手助けもできれば良いなと考えております。