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日本大学医学部の過去問対策・出題傾向まとめ【生物編】

日本大学医学部の過去問対策・出題傾向まとめ【生物編】

 

京都医塾生物科です。
このページでは「日本大学(N方式)の生物」についての過去問を分析します。

・“医学部受験に興味がある”という方
・“日本大学”の受験を考えている方
・“日本大学の生物がどのような問題か知りたい”という方

におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。

概要

【形式・制限時間・配点】2021年度(最新の問題より) 

形式:マーク式
時間:60分
大問数:7
配点:理科2科目200点

出題の傾向と特徴(5年分)

2017年度以降の5年分について、分野別の傾向をまとめます。

【1 細胞と分子】

 大問として出題された年はありません。しかし、小問として出題されていることが時々あります。細胞膜の構造など、基本的な問題ですから、確実に得点としていきましょう。

【2 代謝】

 2018~2021年度で出題されています。基礎~標準レベルのものが多いですが、ほぼ必ず計算問題が出題されています。化学のモル計算が苦手ならば、普段から対策しておくことを勧めます。

【3 遺伝情報の発現】

 全ての年度において出題されています。出題内容も、全範囲にわたって出題されており、対策は必須です。こちらも基礎~標準レベルのものが多いですが、細胞周期など、遺伝分野に関する計算問題が必ず出題されています。問題集など通じて対策していくようにしましょう。

【4 生殖・発生・遺伝】

 2018年度以外、毎年出題されています。
 こちらも、出題内容に関して偏りはありません。対策は必須です。
 こちらも変わらず、基礎~標準レベルの問題、そして伴性遺伝などの計算問題も確実に出題されています。

【5 生物の生活と環境】

 毎年出題されています。
 こちらも変わらず動物、植物の偏りもなく、基礎~標準レベルの問題が出題されており、遺伝子再編成による抗体の種類数などの計算問題も出題されています。

【6 生態と環境】

 2019~2021年度で出題されています。
 こちらも変わらず、標識再捕法、物質収支などの計算問題も出題されています。

【7 生物の進化と系統】

 2018年度以外、毎年出題されています。
 こちらも変わらず、基礎~標準レベルの問題、そしてハーディワインベルグの法則などの計算問題も確実に出題されています。

【制限時間に対する問題量】

 60分で小問28問(2020、2021年度)ですから、テキパキこなすことが求められます。幸い、計算問題含め、出題レベルは基礎~標準ばかりですから、問題集などを用いて、普段から制限時間を決め、解いていく練習を積み重ねておきましょう。

まとめ

大問7つによる構成なので、基本的に出題されない範囲はありません。
満遍なくすべての分野の基本知識を身につけていきましょう。

京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

投稿者:廣瀬 希

  • 役職
    生物科統括/生物科講師
  • 講師歴・勤務歴
    11年
  • 出身大学
    京都大学大学院理学研究科
  • 特技・資格
    中高の理科教員免許所持
  • 趣味
    読書
  • 出身地
    岐阜県
  • お勧めの本
    ざんねんないきもの事典

受験生への一言
興味を持つこと、が理解に近づく第一歩です。いきものに興味を持って、生物の学習に取り組んでほしいです。