京都医塾化学科です。
秋も深まり、朝晩は冷え込む日も出てきました。今年も残すところ2か月を切りましたが、受験に向けての準備は整いつつあるでしょうか。勉強も本番に向けて追い込みをかけていくとともに、体調にも十分注意して、継続的な学習ができるようにしていきましょう。
さて今月は
・赤本(過去問)は何年度分解けばいい?
・赤本(過去問)は どういう使い方がオススメ?
・11月の勉強のポイント・学習アドバイス
をお届けします!
■赤本(過去問)は何年度分解けばいい?
赤本をそろそろ購入する人も多くなってきたと思います。そんな赤本ですが、大学によって掲載されている年度もまちまちで、何年度分過去問をやっておくべきか、ということを考える人もいるでしょう。化学に関していえば、過去2、3年度分というのがおすすめです。問題の構成や傾向、時間配分を把握するのはこれくらいの年度分やっておけば十分であることが理由です。
■赤本(過去問)は どういう使い方がオススメ?
さて、上記の2、3年度分というのを見て「少なくない?」と思った方もいるかもしれません。赤本(過去問)を使っての学習は実は最も効率の良いやり方があります。それは「苦手単元=解けなかった問題」の抽出です。なかには赤本をひたすら解いて本番に備えようとしている人もいるかもしれませんが、それはかえって非効率です。赤本(過去問)の最も効率的な使い方は、できなかった問題の分野・単元に戻って基本をもう一度頭に入れ直すこと、です。どんな問題であっても基本的な知識が出発点になっています。難しい問題をやる必要は、実はないのです。本番までに基本を確実に身に付けておくこと。これさえできれば、本番で合格点には十分届きます。
■11月の勉強のポイント・学習アドバイス
11月は今回のブログでも触れた赤本や過去問を使って、演習を始めていきましょう。いきなり本命の大学の過去問を使っても良いですが、偏差値帯の近い大学の問題を使っての演習もこの時期は有効です。ただし、いずれの過去問を使う場合であっても、解き直しに時間を使い過ぎるのはお勧めできません。ここまでで書いてきたように、演習の一番の目的は苦手単元の抽出です。苦手を一つずつ潰していき、本番までに苦手な単元がなくなっていることが理想です。そういった意味で、分野に偏りなく演習をするために、本命の大学だけでなく、それ以外の大学の問題に触れてみるのもいいでしょう。
■まとめ
今月は「赤本(過去問)は何年度分解けばいい?」、「赤本(過去問) はどういう使い方がオススメ?」、「11月の勉強のポイント・学習アドバイス」をお送りしました。いずれの項目でも強調した通り、この時期であっても「基本が大事」です。演習ばかりした結果基本を蔑ろにしてしまうと、むしろ得点は下がっていきます。焦りも強くなってくる時期ですが、基本を大事にした学習を続けていきましょう。
京都医塾では、こうした学習のポイントを踏まえて、基本的な内容を一つずつ学習するための授業を展開しています。興味がある人は是非、体験授業に来てみて下さい。
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