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医学部受験コラム

【医学部受験】英検などを利用する外検入試を導入している大学はどこ?受けてみるメリットは?

【医学部受験】英検などを利用する外検入試を導入している大学はどこ?受けてみるメリットは?

英語の試験の中には、英検やTOEFLなど色々なものがあります。

そして、近年の医学部受験では、これらの試験などの成績を入試時に生かせるように変化してきました。

どういった種類の試験が受験における評価対象となるのかは、医学部によって違いがありますが、これらの制度を利用することで合格率がアップする場合もあることから、注目を集めています。

そこで今回の記事では、英検などを利用した、英語外部検定利用入試を検討している人に向けて、メリットやデメリット、そして、同入試方法を導入している大学などを紹介していきましょう。

英語外部検定利用入試とは?

まずは、英語外部検定利用入試(以下、外検入試)に関する基礎知識の説明をしていきます。

外検入試とは、英検やTOEFLなどの色々な検定試験の成績を用いて、受験時の合否判定の材料とする入試方法です。

上記のとおり、国内の医学部でも、この入試方法を導入しているところが増えており、注目を浴びるようになっています。

英語力に自信のある方は、入試の際の大きな武器となりますので、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

外検入試に使用できる主な英語試験

外検入試についてのあらましは、先ほど触れたとおりです。

では、いったいどんな試験が、医学部受験の際に使用できるのでしょうか。

ここでは、医学部受験においても使用できる外検の中でも、3種類を取り上げてまとめました。

英検(実用英語技能検定)

最初に、取り上げるのは「実用英語技能検定」、通称「英検」です。

英検は、数ある英語検定試験の中でも、みなさんにとって最も馴染みのある試験ではないでしょうか。

この英検には5級から1級までの合計7つの級がありますが、医学部受験で使用するのであれば、最低でも準1級は必要とされています。

なぜなら、英検2級以下の成績については評価対象とされないケースが多くみられるからです。

また、今後、外検入試を導入する医学部が新設されても、同様の基準を設ける可能性が高いということも言えます。

そのため、英検を医学部受験に活用する際には、準1級以上を狙うのが望ましいでしょう。

TOEFL iBT

次に取り上げるのは、「TOEFL iBT」と呼ばれる検定試験です。

こちらの試験は、アメリカやカナダ、イギリスなどの英語圏の大学への入学希望者の英語力を判定する際に用いられる試験です。

国内の医学部の外検入試でも評価対象とされることが多い試験ですが、リーディングやリスニング、スピーキングなど総合的な実力を考慮して採点されますので、検定を受ける際は、きちんと実力を身につけておく必要があります。

TEAP

最後に紹介するのは、「TEAP」です。

TEAPは、上智大学などが中心となって開発した試験方法で、大学における研究や勉強に生かすための、英語運用能力を測るテストです。

主に重視される項目としては、英語を用いた資料や文章の読解力や、スピーキングなどがあげられますが、この中でもとくにスピーキングに注目して評価が行われます。

英検等の試験を受けるメリット


続いて、英検等の試験を受けておくメリットについても見ていきましょう。

メリットをきちんと把握しておくことは、外検入試を目指す際のモチベーションアップにもつながるはずです。

そこで、ここでは英検等の試験を受けるにあたって得られるメリットについて、3点ピックアップして紹介していきましょう。

医学部の受験機会が増える

まず、紹介するメリットは、医学部の受験の機会が増えるというものです。

たとえば、医学部の受験資格の欄に「英検○級以上」などの但し書きが合った場合、その基準をクリアしていないとチャレンジそのものができません。

近年では、少子化が続き大学の受験者数そのものは減少傾向にありますが、医学部については未だに人気のある学部です。

少しでもチャンスを拡大して、合格の可能性をアップさせておくことに、こしたことはないでしょう。

共通テストでも役に立つ

英検を始めとする民間の検定試験は、共通テストの際にも役に立ちます。

共通テストでは難解な英語の問題が課されることが珍しくありませんが、英検などを通じて、あらかじめ学習しておけば十分な対応力が身につけられます。

ただ、英語学習のみに傾倒してしまうと、数学や理科がおろそかになってしまう場合も考えられますので、バランス感覚を保ちながら勉強を進める必要があるでしょう。

「4技能」の学習ができる

みなさんは、英語における「4技能」という言葉をご存知でしょうか。

4技能とは、すなわち「リーディング」、「リスニング」、「ライティング」、「スピーキング」の4種類の技能を指す言葉です。

どの技能も、英語を操って誰かとコミュケーションを取るためには欠かせない能力ですが、これらをまとめて予習できることは、受験のみならず医学部進学後にも大きな強みになります。

英検等の試験を受けるデメリット


英検等の試験を受けるメリットには、上記のように色々なものがありますが、デメリットもあるため注意が必要です。

代表的なものとしては、有効期限が設けられているといったものがあります。

たとえば、英検で準1級を取得したとした場合、資格そのものは一生を通じて有効ですが、受験で使用する場合は「資格取得から2年間までを有効期間とする」といった制限が設けられている場合もあります。

この有効期限については、医学部ごとの体制にもよりますので、気にかかる方は一度志望先の大学に問い合わせてみるとよいでしょう。

英検などの外検入試を利用できる医学部

次に、英検などの外検入試を利用できる大学についても見ていきましょう。

ここでは、2022年度のデータをもとに、外検入試を用いた受験が可能な医学部をまとめました。

【2022年度 英検などの外検入試を利用できる国立大学医学部】

大学名 試験種別 利用できる検定種別 対応等
広島大学 ・一般選抜(前期日程・後期日程)・広島大学光り輝き入試(総合型選抜・Ⅱ型・広島大学光り輝き入試(学校推薦型選抜・ふるさと枠) ・英検:準一級以上・ケンブリッジ英検:160以上・TEAP(4技能):309以上・TEAP CBT(4技能):600以上・GTEC(CBTタイプ):1190以上・IELTS:5.5以上・TOEFL iBT テスト:72以上・TOEIC L&R及びS&W(S&Wのスコアを2.5倍にして合算):1560以上 ・共通テストにおける英語試験の得点を満点とみなす・広島大学光り輝き入試については、共通テストの英語試験における得点が200点満点中180点以上の場合に満点とみなす。また、160点から179点の場合は、10点を加算とする。
佐賀大学 一般選抜(前期日程・後期日程) ・英検(英検 CSE スコア2.0 英検 CBT,英検 S-CBT,英検 S-Interview,英検(従来型)全て含む)・TEAP(4技能)・GTEC(4技能) CBT,Advanced,Basic タイプ(オフィシャルスコアに限る)・ TOEFL iBT ・大学が定める換算表にもとづいて加点計算する。・検定試験の換算点が、共通テスト(英語)の得点より高い場合には、検定試験の換算点を採用するものとする。
鹿児島大学 ・一般選抜(前期日程・後期日程)・学校推薦型選抜Ⅱ ケンブリッジ英検:FCE以上・英検:準一級以上(英検CBT・S−CBT含む)・GTEC:1250点以上(CBTタイプのみ)・IELTS:5.5以上・TEAP:334点以上・TOEFL iBT:72点以上・TOEIC L&R / TOEIC S&W:1095点以上(L&R785点以上かつS&W310点以上) ・左記のスコアを取得している者は、出願の際に、成績証明書を提出すること。・提出した者は下記のとおり、取り扱う。英語リーディングの得点率が80%以上の者は満点とする。80%未満の者は、得点25%を加点する。また、英語リスニングについても同様の措置をもって加点する。

【2022年度 英検などの外検入試を利用できる私立大学医学部】

大学名 試験種別 利用できる検定種別 対応等
順天堂大学 一般選抜B ・ケンブリッジ英検:140以上・英検:1980以上・TOEFL iBT:42 以上・IELTS:4.0 以上・TEAP:225以上・TEAP CBT:420以上・GTEC CBT:960以上 ・左記検定種別のうち1つ以上を取得している者に出願資格を与える。・左記検定の成績により、最大で25点を加算するものとする。
研究医特別選抜 ・ケンブリッジ英検:160以上・英検:2304以上・TOEFL iBT:72 以上・IELTS:5.5 以上・TEAP:309以上・TEAP CBT:600以上・GTEC CBT:1190以上 ・左記検定種別のうち1つ以上を取得している者に出願資格を与える。
兵庫医科大学 一般選抜B(高大接続型) ・英検(英検CBT、英検S-CBT、英検S-Interviewを含む):2級以上・IELTS(Academic Moduleに限る):4.0以上・GTEC(CBTタイプ):960点以上・TEAP(TEAP CBTを除く):225点以上 ・左記検定種別のうち1つ以上を取得している者に出願資格を与える。・成績は、書類審査時に点数化する。
福岡大学 ・前期日程・共通テスト併用型・共通テスト利用型(Ⅰ期)・共通テスト利用型(Ⅱ期) ・ケンブリッジ英検:140以上・英検:2級(1950)以上・GTEC:960以上・IELTS(Academic):4.0以上・TEAP:225以上・TEAP CBT:420以上・TOEFL iBT:42以上 ・大学の定めた基準より加点する。・検定試験等の成績を証明する書類が必要。また、原則として「原本」を提出すること。※原本とは、複製された書類でない書類のこと。コピーは成績証明書等とはみなされないので注意。

このように、現在のところ外検入試に利用できる医学部は、6校のみにとどまっていますが、今後、グローバル化が加速するにつれて増加していく可能性もあります。

志望先の医学部に突如、導入されることも考えられますので、英語学習にはより一層、力を入れて取り組んでおいて損はないでしょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾


国際化が進むにつれて、英語力の重要性がより強く叫ばれるようになっています。

そういった社会情勢にともなって、外検を活用できる受験制度を設けた医学部も登場してきました。

そのため受験生の方の中には、英検の成績などを用いて、外検入試を利用しようと考えている人も多いのではないでしょうか。

そういった方におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、一流大学出身の講師陣と独自のカリキュラムを用いて、英語を含めたすべての科目の学習指導で高い評価を得ている予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の学習方法などについて紹介していきましょう。

あなたの夢を実現へと導く優れた講師陣

京都医塾では、受験生一人につき13名の講師陣がチームを編成して、サポートにあたります。

これは、英語を含めた各教科の担当講師陣が全員で受験生を支えながら、ときには鼓舞し、ときには励ましながら、本人がゴールテープを切る瞬間まで一緒に走り抜くための編成です。

そして、このチーム編成のもとでは、受験生の特性に合わせて指導方針や重点科目の選定など、様々な観点から、本人に適した学習内容で学力の伸長を図ります。

このように、私たちは受験生活の最後の最後まであなたに寄り添い、強力な後ろ盾となりますので安心して入塾してください。

学習進度の最適化を図るレベル別少人数集団授業

個人授業には、受験生それぞれの弱点の克服の促進や、一人ひとりのペースに合わせて授業を、進められるというメリットがあります。

しかし、その環境に慣れ過ぎてしまうと、快適さの影響で緊張感が薄れてしまうケースもあるため、万能とは言えません。

そこで当塾で取り入れているのが、レベル別少人数集団授業です。

当然ですが、集団での授業では自然とライバルたちの様子が視界に入ってきます。

仮に一番前の席に座っていたとしても、背後からはライバルたちの気配が感じられるはずです。

そうなると、本人たちが気づかぬうちに適度な緊張感を受けることになります。

そして、この適度な緊張感に浸っている状態では、ドーパミンが脳内から分泌されることがわかっています。

ドーパミンは人間の「やる気」を引き出す化学物質の一つですから、ほどよく分泌させることで、より授業の質を高めるというわけです。

住み込みの寮母が常駐する専用の学寮

遠方から入塾される受験生の方の中には、住まいについて不安を抱えている人も多いはずです。

見知らぬ土地に出向くのですから、住環境について少なからず心配してしまうのも、無理からぬことでしょう。

そこで、京都医塾では遠方からの入塾希望の方でも安心して暮らせるように、専用の学寮を設置して出迎えております。

こちらの学寮には、家具家電もひと通り揃っているほか、寮母が24時間常駐していますので、病気などのトラブルの際にもすぐに対応ができます。

このように、安全・安心サポート体制を整えていますので、遠方からでも案ずることなくお気軽に入塾してください。

まとめ


医学部の受験では、英検などの成績を用いた外検入試という方法で挑むこともできます。

こういった制度を導入している医学部は、まだ少数ですが、グローバル化が急速に進む現代社会の流れを受けて、今後増えることは十分に考えられます。

そのため、受験生の方の中には英検やTOEFL iBTなどの成績を利用して、入試に生かそうとしている人も多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、一流の講師陣や独自のカリキュラムなどを駆使して、医学部に特化した学習指導をしている予備校です。

外検入試を狙う場合、どうしても英語学習に偏りがちになってしまい、ほかの学習がおろそかになるケースも想定されますが、京都医塾で学んでいただければ、バランスのとれた学習指導を行いますから、総合的な実力の向上が期待できます。

もちろん、二次試験のための面接・小論文試験についても、専属の講師がサポートしますので心配いりません。

本気で医学部合格を目指している人には、トータルサポートであなたを応援する、京都医塾がうってつけです。

当塾が行っている「一泊二日医学部合格診断」では、学力分析や、マンツーマンの体験授業などが受けられます。

校舎や講師陣の雰囲気を味わってみるよい機会にもなりますので、ご参加してみてはいかがでしょうか。

宿泊費や交通費は、当塾がすべて負担しますので、お気軽にお問い合わせください。