京都医塾英語科です。
このページでは「日本大学医学部の英語(N方式)」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“日本大学”の受験を考えている方
・“日本大学医学部の英語がどのような問題か知りたい”という方
におススメの記事となりますので、興味のある方はご一読ください。なお、本ブログで扱うのは、N方式(同一問題で、複数の学部(学科)を併願するすることができる方式)の問題ですので、ご注意ください。
目次
概要
【形式・制限時間・配点】2022年度(最新の問題より)
形式: マーク形式
制限時間: 60分
配点: 100点
出題の傾向と特徴
例年多様な問題形式が出題されているため、問題数が多い、というのが特徴です。問題の難易度はそれほど高くないため、短時間で高得点を取る必要があります。
【2022年度の出題形式】
- 長文
- 四択問題(語彙・語法)
- 四択問題(文法)
- 会話文
- 長文
- 長文
- 発音アクセント
【制限時間に対する問題量】
制限時間(60分)に対して、非常に問題数(量)が多いです。
2022年度(最新の過去問)の分析
さらに踏み込んで、最新の入試問題を具体的に分析したいと思います。
※以下、過去問をお手元にご覧になるのが理想的ですが、過去問がなくても問題なくお読み頂けます。
【第1問】(難易度:標準)
四択問題です。今年度は文法と語法に関する知識が主に問われています。具体的には、分詞構文、複合関係詞、explainとobject toの語法などが出題されており、受験生として必須の知識が問われてることが分かります。満点を取ることは不可能ではありませんが、思いのほか難しいはずです。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス
【第2問】(難易度:標準)
四択問題です。語法の知識が主に問われています。そこまで難易度が高いわけではありませんが、しっかり勉強していないと点は取れないでしょう。第1問と同様、標準的なテキスト一冊を使って、英文法と語法習得出来れば、十分に満点を狙うことができる箇所ですので、不用意な失点は避けたいです。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス
【第3問】(難易度:標準)
第2問同様、四択問題です。第2問では、主にイディオムの知識が問われています。こちらについても、受験生として必ず習得しておかなければならない問題がほとんどですので、英語を得点源にしたい受験生は満点を狙ってほしいです。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス
【第4問】(難易度:標準)
長文中の空欄補充です。「寒くすると風邪をひくのは本当か?」というテーマで、第1段落に明確にテーマが書かれていますので、このテーマを意識しながら読み進められれば、内容把握は容易でしょう。設問が空欄補充ですが、文法的に解けるのは1問くらいで、それ以外はほぼ内容的にあるものを選ぶ問題です。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス~全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス
【第5問】(難易度:標準)
長文問題です。SF作品が宇宙開発に果たした役割ということについて書かれた英文になります。早い段階で上記のテーマを捕捉出来れば、非常に読みやすく、設問自体も易しいです。紛らわしい選択肢もありません。したがって、段落を読み終えるごとに、要旨をまとめつつ、順番に設問を解き進めれば、全問正解することは十分可能です。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…1~2問ミス
【第6問】(難易度:標準)
会話文の空所補充問題です。二人のやり取りを丁寧に追いながら、空欄に出会ったら、前後関係を丁寧に把握する。この原則を徹底すれば、高得点が期待できます。基本原則に従えば、正答を選択できる問題が多いですので、この大問に対する準備を特別にする必要はないと思います。
≪2022年度の目標値≫
英語を得点源にしたい受験生…1問ミス~全問正解
他教科を得点源にしたい受験生…2~3問ミス
【総評】
以上より、日本大学医学部(N方式)の問題は、総じて標準(やや平易)であると結論付けられます。したがって、この大学に合格するためには、普段から難解な問題に取り組むのではなく、基本的な問題を素早く解けるようになる訓練をすることが必須になるでしょう。2022年度は出題形式に変化があり、長文中の語句整序と発音アクセントがなくなりました。時間的には少し余裕が出るはずですので、ミスをしないよう慎重に得点する必要があります。
まとめ
というわけで、今回は日本大学医学部(N方式)の英語についてまとめてみました。皆さんの参考になれば幸いです!
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