京都医塾英語科です。
少しずつ涼しい日も増えてきて少しは秋を感じられるようになってきましたね。9月中は台風が直撃し被害の出た地域も多数ありました。皆さんがお住まいの地域は大丈夫でしたか?
2023年度の共通テスト試験まであと3ヶ月半ほどになってきて、焦りを感じている人も多いでしょう。皆さんの学習が滞りなく進んでいるとよいのですが。
その一方で、文化祭や体育祭といった学校行事、あるいは体調を崩したり自然災害にみまわれ思うように学習が進まないこともあるでしょう。
そんなときは、「できることをする」しかありません。学校行事で時間を取られると言っても、寝る前に10分だけ参考書を見ることはできるかもしれません。風邪をひいて寝ているときでも、英語のリスニングをすることはできるかもしれません(もちろん治すことを最優先して下さいね)。そういった「ちょっとした努力・継続」が最終的には大きく影響するのが受験です。
焦り過ぎてイライラするのは逆効果です。時間は短時間でもいいので、継続することを重視して下さい。
今月は、
・過去問演習を始める最適な時期はいつか?
というテーマでお届けします!
■赤本(過去問)はいつから手を付け始めるべきか
本屋さんに行くとこの時期には多くの大学の過去問集が並んでいます。過去問集で最も有名なのは教学社が出しているシリーズ、通称「赤本」が有名です(ちなみに教学社さんは京都の会社です)。多くの受験生がこの「赤本」を利用して志望大学の過去問を解くわけですが、では過去問はいつから手を付け始めるべきなのでしょうか?結論を言うと、「今すぐ手を付けなさい」が私のアドバイスです。そもそも4月や5月の段階でも志望校の過去問は一度くらい解いてみて、いったいどんな問題形式で、現状の力でどのくらい戦えるのか、それとも全く歯が立たない状態なのか見ておくべきです。ですから、10月になった今は当然過去問を入手し見ておかなければなりません。そして以下の点をチェックしてみて下さい。
多くの大学で長文問題はあるでしょうが、それ以外に文法・語法問題はあるのか、並べ替えはあるのか、英作文の有無、発音・アクセント問題はあるのか、などを確認しておきましょう。そして、もし自分があまり対策していない形式の設問があるなら、今すぐ対処すべきです。
また、長文問題と一口に言っても、その中で問われる問題は様々です。結局語彙や文法にまつわる問題が出ていることもありますし、内容に関する設問が多く出題される大学もあるでしょう。あるいは私立大学でも和訳が出されるところもありますし、長文問題の中で自由英作が課されるところもあります。そもそも出題される長文の長さが今まで解いたこともないほど長いことに驚くことだってあるかもしれません。
あるいは、現時点で自分が持っている知識では全く解けないレベルと文法・語法問題が出されることもあるでしょう。そういった場合は使用する問題集のレベルを上げる必要があるかもしれません。
そういったことを判断し対応するのは今がギリギリのタイミングです。ですから、もし現時点で志望大学の過去問を見たことがないなら非常にまずいです。今すぐ確認して下さい!
中には、「いや、でもわたしはまだ文法も完璧じゃないし、単語力だって不足しているの分かってるし、志望校の過去問なんて解けないですよ」と感じる人もいるかもしれません。しかし、それを言うといつまでたっても過去問に取り組むことはできませんよ。志望校というは「現在の自分の学力より上のところ」を考えるのが普通です。今の時点で模試の志望校判定がA判定ばかり、という人はあまりいません。ですから、志望校の入試問題は多くの場合難しく、解きにくいと感じられるものばかりです。それも含めて過去問を見て、自分の力とのギャップを冷静に判断して、これから入試までの3-4ヶ月のプランを立てる必要があるわけです。なので、10月になった今、赤本を今すぐ入手し解くことが正義なのです。
■10月の勉強のポイント・学習アドバイス
今回はブログのテーマ的に「過去問を解く」ことに重きを置いて話ましたが、もちろん基本知識の学習・暗記は継続して下さい。赤本を手に入れたら過去問ばかり解くという受験生がたまにいますが、完全に間違っています。基本知識の習得は入試直前まで続けるのです(あるいは入試が始まってからも続けるのです)。英語の場合、覚えるべき知識は膨大です。触れなくなった瞬間に忘れてしまうものばかりです。
語彙・文法系の学習は確実に続けることが重要です。
■まとめ
10月の現役生向けアドバイス記事、いかがだったでしょうか?今回の記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです!
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