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【11月 数学編】医学部合格に向けた学習アドバイス【浪人生向け】

【11月 数学編】医学部合格に向けた学習アドバイス【浪人生向け】

京都医塾数学科です。
受験生のみなさん、どうもこんにちは。

 本格的に寒くなってきましたね。夜寝るときも掛け布団が絶対必要ですね。でも寝ているとまだ暑いのか、布団を蹴飛ばして、寒くなって目覚める…そして、トイレに行く…。これってあるあるですよね?
 このとき割と気持ちよく目覚めると、そのまま起きて、行動を開始するのですが、そのときの作業のはかどり具合の凄まじさ!やっぱり朝早く起きて色々すると、すごくはかどります。そして、1日が非常に気持ちよく終わりますね。

 先月はカーディガンをおススメしましたが、今月のおススメは、ダウンベストです。自転車通勤している私にとっては、服の隙間からちょうどいい具合に風が入ってきて、汗もかかず、いい感じです。脱ぎ着もしやすいので、体調管理をしないといけない受験生へのおススメの一品です。

ということで、今月は……

・赤本(過去問)はいつから手を付け始めるべきか
・11月の学習のポイント

をお届けします。

赤本(過去問)はいつから手を付け始めるべきか

 10月に引き続き、今月も過去問についてのお話をさせていただきます。

 まずは、10月の記事の復習です。(復習はすごく重要です)
Q.過去問はいつから始めればいいですか? A.11月からが理想です。
Q.受験校の過去問は何年分解けばいいですか? A.私立大学は最低3年分、国公立大学は最低5年分解きましょう。
Q.過去問は新しい年度から?古い年度から? A.新しい年度から解き傾向を知りましょう。
Q.何のために過去問を解くのですか? A.「本番の作戦を立てること」と「弱点発見」のためです。

 では、今月の Q&A にいきましょう。

Q.過去問のおススメの使い方はありますか?
 A.いっぱいあります!
  ①学力向上のためではなく、形式を知るたに使いましょう。
  ②「解ける問題」と「解けない問題」の見極めの練習に使いましょう。
  ③自分の今のレベルと弱点を知るために使いましょう。
  ④制限時間より10分ほど短い時間で解きましょう。その後、じっくり時間をかけて解き直しましょう。
  ⑤1度解いて終わりではなく、必ず復習しましょう。

Q.過去問のダメな使い方はありますか?
 A.いっぱいあります!
  ①受験校の過去問しか解かない。
  ②赤本などの過去問に載っている解法を丸暗記する。
  ③1度解いて復習しない。
  ④基礎を固めず、いきなり過去問を解く。
  ⑤すべての問題を解こうとする。解けるようになろうとする。

Q.受験校以外の過去問は解いた方がいいですか?
 A.是非解きましょう。
   同じような傾向で出題されることが多いですが、同じ問題がでることはほとんどありません。
  むしろ違う大学で出題されることはあるので、あくまでも受験校の過去問は「傾向を知り、作戦を
  立てるために解く」ためのものと思いましょう。

Q.【私立向け】受験校すべての赤本を買うのは経済的にしんどいです。どうしたらいいですか?
 A.予備校や卒業した高校で借りましょう。また、大学などのホームページに載っていたり、資料請求
  でもらえる大学もあります。

Q.【国立向け】受験校の過去問を何十年分も解いた方がいいですか?
 A.もう過去問以外することがない、今まで学習してきたことは完璧!という受験生は過去問をいっぱ
  い解きましょう。そうでない受験生は、今まで学習してきたことを復習し、それを完璧にしましょ
  う。

11月の学習のポイント(11月にすること)

 いよいよ過去問を使った実践的な学習を始めましょう。まずは、みなさんが受験する大学の過去問を1年分解くことで、傾向を知り、作戦を立てましょう。そして何より、みなさんの現状を知ることが重要です。はじめは全く手が出ない大学もあると思います。おそらくほとんどだと思います。でも、それでいいんです!凹まないでください。くじけないでください。諦めないでください。まだ時間はあります。「解けそうなのに、解けなかった問題」「解き方が分かったのに、ミスして間違えた問題」がありますよね?それらを見つけるために過去問を解いているのです。それらを見つけてからが本番です。

 では具体的にどうすればいいのか?

「解けそうなのに、解けなかった問題」…今まで学習してきた参考書や問題集に戻って、その単元の復習をし、知識や典型問題の解法などの基礎事項を確認しなおしましょう。そして、「こういうときに、ここでこれを使うのか」ということを理解し、覚え、数日後もう一度過去問を解き直しましょう。

「解き方が分かっていたのに、ミスして間違えた問題」…どこでどのようなミスをしたのか(計算ミス、符号ミス、転記ミスなど)、なぜこのようなミスをしたのか(焦っていた、式の書き方が悪かった、工夫しなかったなど)を分析し、同じような場面で、同じミスをしないように対策しましょう。

 このように、過去問だけ解くのではなく、過去問を解くことで、みなさんの弱点を発見し、今まで使ってきた参考書や問題集に戻って復習することが非常に大切です。これを行わずに過去問ばかり解いていると、今までの学習内容と、入試問題のような実践的な問題が繋がらず、今までの学習が水の泡になり、点数にも全然つながらなくなってしまいます。

さいごに

 過去問を解き、合格最低点を取れる越したことはありません。もちろん、そのことが自信にもなりますからね。しかし、そのために過去問を解くのではありません。
 繰り返しになりますが、過去問は、傾向を知り、作戦を立て、弱点を知るものです。そこから弱点を少しでも克服していき、本番で合格点を取れるよう、最後まで勉強に励んでほしいと思います。

さいごのさいごに

 みなさん、インフルエンザの予防接種しましょうね。昔、センター試験(今の共通テスト)の日にインフルエンザにかかった知り合いがいました。本当に何が起こるか分からないので、できる対策はすべて行いましょう。

京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。

投稿者:西浦 洋介

  • 役職
    数学科講師
  • 講師歴・勤務歴
    22年
  • 出身大学
    同志社大学工学部
  • 特技・資格
    ガンプラ
  • 趣味
    ガンプラ、漫画、テレビ
  • 出身地
    京都府
  • お勧めの本
    NARUTO、アオアシ、怪獣8号などなどいっぱい

受験生への一言
基礎を疎かにせず