京都医塾数学科です。
受験生のみなさん、どうもこんにちは。
世の中はワールドカップで盛り上がっていますね。日本代表はベスト16でクロアチアにPK戦で惜しくも負けてしまいましたね。サッカー経験者に聞いた話では、PK戦の勝率は先行の方が圧倒的に高いらしいです。しかし、1人目が失敗するとその勝率がグンッと下がるそうです。PK戦で1人目が成功したときに、そのPK戦に勝つ条件付き確率ってどれくらいなのでしょうね。(ネットを調べてみると、PK戦の勝率の記事がいろいろありますね。)
話は変わって、恒例の(?)今月のおススメのコーナーです。カーディガン、ダウンベストに続く今月のおススメは、腹巻です。パジャマのようにはだけることがほとんどなく、温かいですね。寝ているときに冷えて、お腹をこわしてしまう受験生へのおススメの一品です。私も小さい頃はよく腹巻を巻いて寝ていたものです。
ということで、今月は……
・共通テストについて
・12月の学習のポイント
をお届けします。
共通テストについて
今月は1か月後にせまった共通テストについてのお話をさせていただきます。
出題範囲について
数学ⅠAⅡBの全範囲から出題されます。
ただし、数学ⅠA、数学ⅡBともに選択問題があり、例年、以下のような問題構成になっています。
数学ⅠAは、
第3~5問が「場合の数・確率」「整数の性質」「図形の性質」から2問選択
数学ⅡBは、
第3~5問が「確率分布と統計的な推測」「数列」「ベクトル」から2問選択になっています。しかし、「確率分布と統計的な推測」はほとんどの受験生が学習していない単元のため、「数列」「ベクトル」を選択することが多いでしょう。
時間配分について
試験時間は、数学ⅠAが70分、数学ⅡBが60分です。共通テストになって以降、問題文の文章量が大幅に増え、時間が足りないという受験生が非常に多いのではないでしょうか。そこで、過去問や共通テストの問題集を解くことで、「各大問に何分使うか」や「どの順番で解くか」をある程度決めておくことをおススメします。
特に時間配分に関しては、数学ⅠAでは、文章量の多い第1問、第2問に約20分ずつ、数学ⅡBでは計算量の多い第2問、試行錯誤して解く必要がある選択問題「数列」に約15分ずつ配分することがおススメです。また、数学ⅠA、数学ⅡBそれぞれ5分ずつ程度は、マークミスがないかなどをチェックする時間に残しておきましょう。この時間をとっておくことで、緊張や焦りなども軽減でき、心に余裕ができます。
過去問について
共通テストの本試験と追・再試験の過去問を解くことで問題形式に慣れ、自分の時間配分を決めましょう。また、共通テスト問題集を使って、分野別の対策を行いましょう。分野別の対策にはセンター試験の過去問を使ってもかまいません。ただし、共通テストの対策は、基礎学習が一通り終わってから行うようにしましょう。
また、解答はマークシートを使って行うようにしましょう。
当日のこころがけ
・数学Ⅰと数学ⅠAの選択を間違えないようにしましょう。
・練習通りのことをしましょう。普段していないことをしない。
・解けなくても焦らず、飛ばしましょう。
・問題用紙にも自分の答えを書きましょう。
・飛ばした問題もマークシートは塗りましょう。ズレ防止です。
・数学ⅠAが終わったら、数学ⅡBのことだけ考えましょう。正解は分からないので、友達と答え合わせなどしないように。
12月の学習のポイント(12月にすること)
12月も11月同様、過去問を使った学習になります。過去問の利用方法を簡単に復習しておくと…
◇「解けそうなのに、解けなかった問題」…今まで学習してきた参考書や問題集に戻って、その単元の復習をし、知識や典型問題の解法などの基礎事項を確認しなおしましょう。そして、「こういうときに、ここでこれを使うのか」ということを理解し、覚え、数日後もう一度過去問を解き直しましょう。
◇「解き方が分かっていたのに、ミスして間違えた問題」…どこでどのようなミスをしたのか(計算ミス、符号ミス、転記ミスなど)、なぜこのようなミスをしたのか(焦っていた、式の書き方が悪かった、工夫しなかったなど)を分析し、同じような場面で、同じミスをしないように対策しましょう。
※11月のブログ「【11月 数学編】医学部合格に向けた学習アドバイス【浪人生向け】」も是非お読みください。
また、共通テストを受験する受験生は、上記の「共通テストについて」を参考に、共通テストの対策も始めましょう。
さいごに
共通テスト、私立医学部入試まで約1か月になりました。「あと1か月しかない…」ではなく、「まだ1か月ある!」と思って、みなさんができる最大限のことを行いましょう。サッカー日本代表サムライブルーのように最後まで諦めず戦ってください!
くれぐれも体調には気をつけてくださいね!
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