私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「昭和大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“昭和大学医学部”の受験を考えている方
・“昭和大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
昭和大学医学部 2021年度の過去問分析総評
英語
昭和大学医学部の英語は、総じて標準であるといえます。ですので、基本的な事項を確実に身に付けて、不用意なミスをしない受験生は高得点を十分に期待出来る試験であると言えます。
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数学
4年連続で出題されていた複素数平面が無いという変化はありましたが、小問の多用や期待値の出題など、例年通りの出題傾向が維持されている所も目立ちます。
全体の難易度としても、前年度から大きな変化はなく、過去問演習などで対策していた受験生にとっては取り組みやすい試験でしょう。
この大学特有の出題がありますが、全体を通してみれば受験数学における典型問題が大半であり、難問・奇問の類はほぼありません。
どのような事態に遭遇しても落ち着いて対処できるように、時間の使い方や解くべき問題の取捨選択の戦略も立てられるように練習しておきましょう。
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化学
高分子の難易度が高い問題では完璧な解答を目指さず、時間配分を守りながら解き進めましょう。一方で、理論分野の基礎的な頻出問題ではケアレスミスが絶対に無いよう確実に得点しなければなりません。解き始める前には全体を見渡し、どの問題に時間を使うべきかをしっかりと決めておく必要があります。そういった意味では、過去問でしっかりと対策を行ってきたか否かが正答率に大きくかかわってくると言えます。
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生物
記述式で論述問題では、字数制限のあるものと、解答欄の枠内に解答するものとがある。近年は易化の傾向にあり、ひと昔のように「高校レベルでは学ばない先端的な専門用語」を答えさせるような知識問題は出なくなった。実験考察問題については、テキストレベルの実験をしっかり理解し、典型問題に馴染んでおけばそれほど難しいものではない。
物理
記述式で2科目140分。大問4題です。難易度は基本~やや難と幅広い大問で構成されており、難しいものでは思考力・計算力ともに標準以上のレベルが要求される。そのため、他大学に比べて解答時間が1科目あたり70分と長いものの、時間的な余裕はない。また、高校物理の教科書内容を超えた出題もあるため、普段の演習を通してその知識に触れておかなければ、初見で対応することは厳しいであろう。他、グラフの描図や現象の定性的な説明を求められる設問も毎年出題が見られる。高いレベルで、物理としての総合力が試される大学である。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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