私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「 東京医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“東京医科大学医学部”の受験を考えている方
・“東京医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
東京医科大学医学 2021年度の過去問分析総評
英語
全体として東京医科大学の英語は「得点が伸びにくい」と言えます。他の大学ではあまり見かけない形式の問題が多く出題されていることは間違いありませんので、過去問を2017年度くらいまでは遡って解き、「東京医科大学的な問題」に十分慣れておく必要があるでしょう。また、本番で「できた」という感触が得にくい問題でもあるので、仮に「うまくいかなかった」と感じても落ち込みすぎないようにしたいものです。
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数学
2021年度の問題は東京医科大学の問題としては簡単なものが多いです。そのため、第1問や第3問といった解きやすい問題から優先的に解き進め、着実に得点を積み重ねる必要があります。また数学を得点源にする場合は、高得点を狙うために「より早く正確に」解くことを日頃から意識する必要があります。そのため普段の学習から、一つの解法だけを知って満足するのではなく、複数の解法から最善の解法を選ぶ姿勢が求められます。また、2021年度は数学Ⅲの出題はほとんどありませんでした。
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化学
理科2科目で120分でマーク式(複数選択あり)です。大問は4~5問で出題範囲の偏りはないが、どの設問も標準以上のレベルの問題となっており、要求される知識や応用力はやや高めとなっている。難易度を考えると設問数もやや多いため、正確に素早く解答する力が要求される。
生物
・マーク式で基本問題が多いが細かな知識についての問いや考察問題も出題される。計算は出題されるが分量は多くないです。問題は「誤りを選べ」という形式が多く、2020年までは「すべて選べ」という出題も見られた。正確性の高い知識が必要になる。また、「2つ選べ」や「3つ選べ」という問題が不意に出題されるので注意力が必要です。実験考察は見慣れない問題が多いです。
物理
マーク式(択一式)で2科目120分の大問8題程度です。難易度は基本~標準であり、1つ1つの設問自体は難しくない。しかし、とにかく計算量が多く、それもすべて文字式ではなく数値での答えが要求されるため、他大学とは随分と印象が異なる。本番で戸惑わないようにするためには、十分に過去問演習を積んで慣れておく必要がある。また、問題冊子の末尾に物理定数と三角関数の表が付録されていることも特徴的である。
京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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