私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「久留米大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“久留米大学医学部”の受験を考えている方
・“久留米大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
久留米大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
医療的な内容を含む文章が多い出題となっていますので、日ごろから新聞や雑誌などで医療情報に触れておき、背景知識を強化しておくと解きやすさが増すでしょう。また、全体的に語彙レベルが高めなので、標準的な単語帳を終えた後は、もう一段階レベルが上の単語帳や、資格試験(英検準1級程度)で問われるレベルの語彙習得に挑戦しておけば、ますます解きやすく感じられるはずです。
長文の内容を問う問題(内容一致を含む)は、一定レベルの語彙力さえクリアしておけば、比較的簡単に正答にたどり着けるものが多いので、選択肢と本文の根拠となる該当箇所とを粘り強く照合しましょう。
全体として、英語が得意な受験生は高得点を目指せます。80点以上をとることも十分可能です。一方で、他科目を得点源にしたい受験生も、難しそうな語彙問題や英作文などにはある程度見切りをつけて、そのぶん作り出すことのできた時間を内容一致問題の選択肢の検討などに使えれば、60点ほどは十分得点可能でしょう。そこに届かない場合には、解き方の問題ではなく、語彙力をはじめとした英文読解の基礎力が不足している可能性がありますので、まずは語彙力強化を心がけてください。
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数学
基本的な公式、典型的な問題の解法をしっかりと頭に入れておけば解ける問題がほとんどです。そのため、合格点を取るために重要なことは「時間配分」と「計算速度とその精度」です。ペース配分に注意しながら解き進めましょう。
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化学
一部難しい問題はあるものの、全体的な難易度や問題形式はここ数年の傾向通りでした。基礎知識の穴を作らず、典型問題の立式・計算はすばやく確実に行えるようにしておくことと、また、論述問題が多いので、日頃から反応・操作の理由や、物質の構造と性質の関係について文章で説明する経験を積んでおくことが大切です。また、今回はそれほど目立ちませんでしたが、医薬品関連の出題は続いているので、日頃から医学関連のトピックに興味をもって化学の学習を進めるとよいでしょう。
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生物
大問ごとに難易度の差があり、ミクロ系(第1問・第2問)はマクロ系(第3問・第4問)より難しくなっています。ミクロ系については実験考察・記述問題が多いので類題を演習して実験操作の「意味」を素早く理解できるようにしましょう。また理解した内容を正確な文章で記述する練習も必要です。マクロ系に関しては今年の出題では教科書内容以上の知識は不要です。むしろ細かい語句や各部の構造を問われますから、それらをテキストに当たって整理し確実に暗記しておくことが重要です。
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物理
例年通り、概ね典型的な基本問題が並びました。基礎を取りこぼさないことが、合格には不可欠です。一方で、大問3の後半のような難問は、解けなくても合格に支障はないでしょう。
しかし、大問2や3の序盤で躓いてしまうと大量失点につながるため、合格点を取ることが難しくなります。普段から、解法をなぞるだけの勉強に終始せず、どうしてそれが成り立つのかという物理的な意味や理由付けにこだわって勉強することが、最も効果的な対策となります。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
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