私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「川崎医科大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“川崎医科大学医学部”の受験を考えている方
・“川崎医科大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
川崎医科大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
上記の目標点を足すと、英語を得点源にしたい受験生で79点、英語が苦手な人で61点という結果になりました。1次合格の最低点が60%と公表されているので、英語で70点でも確保できれば有利になったと思われます。
全体として言えることは、第1問で可能な限り点を確保することです。標準的な問題が多いので、英語が得意な人なら最低でも8割程度の点は取りたいところですし、逆に英語が苦手でも、ここで多くの生徒が正解できる問題で間違えるようだと厳しくなるでしょう。
長文に関しては、川崎医科大学は基本的に医療系のテーマ1つと、医療系以外のテーマを出題していますので、異文化、環境、言語、心理といった大学入試頻出テーマについても慣れておくといいでしょう。今回のように、「どこかで読んだことがあるテーマ」だとすごく有利に働く可能性がありますよ。
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数学
全体を通して、高い計算力が求められます。使う解法は基礎~標準レベルですので、焦らず確実に解き進めていきましょう。
第1問については、(1)および(2)(ⅱ)だけは解ききりたいところです。数学が得意でない受験生は、残りの問題は後回しにし、第2問に力を入れるのが賢明でしょう。第2問は、最後の問題こそ難易度は高めですが、それ以外は基本的な漸化式の解法で解ける問題ばかりです。解法が分からなかった受験生は、基礎的な問題集で漸化式のセオリーを学び直しましょう。第3問は、(2)を解き進めるために必要になる関数の極限や増減を調べる練習を、普段からどれだけ行っているかで差がつく問題です。そういった意味では演習量が試される問題と言えます。
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化学
難易度・問題形式・出題分野のいずれもここ数年の傾向通りでしたが、今年度は有機化学の発展的なテーマからの出題が無かったぶん、やや易化したと言えます。基礎問題は手際よく対処して、計算問題に時間を残しておきましょう。全体的に基礎~標準レベルのため、余裕をもって解き切って、計算間違いなどの見直しに時間をかけたいところです。
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生物
幅広い分野から様々な形式で出題されますが、難しい設問は少ないです。教科書を丁寧に何巡も読み返すことで基礎知識を固め、標準難度の問題集に多く取り組むことで実験問題の考え方や結果から読み取るべき内容のストックを溜めておけば満点近い得点も狙えます。知識習得が丸暗記になってしまわないように注意しましょう。他人に説明できる形で覚えるのが正確な知識習得の目安です。
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物理
例年、難易度としては基本的な問題が多く、全5分野から満遍なく出題が見られますが、2022年度もこの通りでした。ごく一部に煩雑な計算や思考を求められることもありますが、そのような問題を取捨選択できれば、広く浅い出題であるために、高得点を狙いやすいと言えるでしょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。