私立大学医学部は、学校ごと教科ごとに出題傾向が独特な大学も多く、過去の入試問題の傾向分析は必須です。このページでは「近畿大学医学部」についての過去問分析コメントを紹介します。
・“医学部受験に興味がある”という方
・“近畿大学医学部”の受験を考えている方
・“近畿大学医学部の出題傾向を知りたい”という方
にオススメの記事です。是非ご覧ください。
近畿大学医学部 2022年度の過去問分析総評
英語
大幅な形式の変更から2年目ですが、昨年度よりは全体のバランスが整った印象です。どの設問も「解けそうな問題」と「難しい問題」が程よく入っていますので、制限時間を意識しながら、とにかく「解けそうな問題を確実に解く」、「全く分からない設問を見ても焦らない」ということが鍵になりそうです。よっぽど英語が得意な人でもトータル7割くらいが限界なのかなという感じがします。そういう意味では英語が苦手でも5割近く取れれば他科目での逆転も可能そうです。
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数学
第1問、第3問が基本~標準レベルの問題であるのに対して、第2問はかなり難易度が高くなっています。ちょっとした条件の捉え違いで0点になることもあり得る問題ですから、ここに時間を使いすぎずに、他の2問をミスなく確実に解くことが重要です。受験の基本ではありますが「解ける問題を確実に解く」意識を強く持って、1点でも多く取っていく姿勢で問題に取り組んでください。
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化学
第1問、第2問は必要とされる知識は基本的な事柄がほとんどですが、計算に煩雑なものが多いため、手早く立式・計算できないと制限時間が足りなくなります。また、第3問の有機化合物分野ではやや細かい知識が要求されており、こちらについては教科書だけでは太刀打ちが難しいものもありました。近年の傾向通り、計算力・知識ともに高水準のものが要求されているので、受験に向けてしっかりと準備する必要がありました。
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生物
今年度は近畿大学らしい「空欄が多く読みにくい」、「免疫の細かい知識が要求される」といった難しい設問は見られませんでした。教科書を丁寧に何巡も読み返すことで基礎知識を固め、標準難度の問題集に多く取り組むことで満点近い得点も狙えます。論述問題は必ず出題されますので対策は必須です。
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物理
非常に煩雑な計算を求められた昨年度に比べ、計算量は大きく減少し、典型的かつ標準的な問題が並びました。発想力や深い思考力が必要な設問はなく、物理の得手不得手に関わらず、設問の多くを取りこぼさず解き進める意識が必要となってきます。
例年、大問の中で少しずつ現象を展開させ、それを設問で誘導しながら理解を試していく構成を取ることが多い大学です。また、グラフの描図が頻出であり、2022年度も2つの大問で出題されています。十分に訓練を積んでから、試験に臨みましょう。
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京都医塾の入試問題分析と相性評価
京都医塾では、毎年すべての入試問題を全教科の講師陣が実際に解いて、その大学の問題傾向を分析し、年ごとの傾向変化もしっかり把握しています。
その上で、入試直前期、受験校を決定する一助とすべく、すべての生徒に対して、『生徒ひとりひとりの学力分析(学習の習熟度やクセ、分野ごとの得意不得意など)』と『各大学の入試問題傾向分析』とを照らし合わせて、相性評価を作成いたします。
京都医塾ではご相談・体験授業を随時募集しています。下記リンクからお気軽にお問い合わせください。